自身の起業家レベルを知り、理想のライフスタイルを実現する方法とは

2021/07/26

一般社団法人 日本適性力学協会 代表理事の宇敷珠美様(以下敬称略)と、BNIジャパンの大野真徳ナショナルディレクターとのオンライン対談が実現し、「ウェルスダイナミクス」や「ウェルススペクトル」についてお話ししました。

ライフスタイルに合わせてレベルを知る

大野:事業されている方がどういったステージで事業を発展させていくのか、今のステージで安定成長させていくのか、事業のやり方はいろいろありますが、自分の道筋を考えるときに役に立ちそうなウェルススペクトルについてお話を伺っていこうと思います。そこでまずは、ウェルスダイナミクス、ウェルススペクトルについて教えていただけますか?

 

宇敷:ウェルスダイナミクスと聞くと、起業家のタイプ分けのようなプロファイリングをイメージされる方が多いかもしれませんが、今回は“起業家レベル”というものを紹介したくて、そこにいることでの特典と代償、言い換えれば得られるもの、得られないものを正しく理解することで、どこのレベルがいいのかを選べるようにしてほしいと思っています。

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大野:起業したらスケールアップすることが勝ちであり、偉いと考える風潮はありますよね。

 

宇敷:でも、本来は自分で選んだライフスタイルを実現することが起業したからこそ得られる特典だと思うので、どのレベルを選択するかを見極めると、世間の物差しに合わせることなく、達成したらその時点で幸せを満喫することができます。その指標としてウェルスダイナミクスを活用していただければ、と思っています。

それぞれのレベルによって役割は違う

宇敷:赤外線「被害者」、赤「生存者」、オレンジ「労働者」までのラインは会社員、その次に黄「プレーヤー」、緑「パフォーマー」、青「指揮者」とあって、藍「主催者」から紫「作曲家」、紫外線「レジェンド」のこの3つは、開発したロジャー・ハミルトン氏曰く、世界の1%の人が入るくらいのレベルで、視野が広すぎて普通の人には必要ないかもしれません(笑)。紫外線のレベルは、条件は(自分が)死んでいなければいけないという(笑)。もちろんここまでを目指すのはありですし、ここまであるのがウェルススペクトルのユニークさでもあります。大野さんも上位3つのレベルに近づいているんじゃないですか?

 

大野:いえいえ(笑)

 

宇敷:それで、起業した人のレベルが黄、緑、青の部分になります。黄が独立した個人事業者、という感じです。緑が企業の社長です。青がそういった会社が複数あるグループのオーナー、という感じです。多くのメンバーが黄か緑ではないかな、と思うのですが。

 

大野:そうですね。BNIコミュニティには結構幅広くいらっしゃると思うんです。会社員の方もいらっしゃいますし、オレンジから、場合によっては藍までの5段階をカバーできるかもしれません。

 

宇敷:会社員としてのオレンジや起業したことでの黄の特典や代償はご存知かと思いますが、社長になってからの代償というのもあります。個人事業主ならば好きなプロジェクトを好きなタイミングで行うことはできましたが、緑のレベルでの社長になると難しくなります。ここでいう言葉にはイメージしやすいことがあるのですが、黄の「プレーヤー」はバンドでいうソロのギターで、自分で営業もするし、一番前で目立つ立場ですね。緑の「パフォーマー」はドラムの役割のようなもので、奥に入って会社のリズムを刻む感じです。青の「指揮者」になると顔を観客の方に向けていなくて演奏者を見ています。それくらい顧客との距離が離れている、という感じです。そういった立ち位置を知ることが大事なんです。個人事業主とCEO、どちらが稼ぐかといったときに、必ずしもCEOが稼ぐ、というわけではありません。つまりどんなライフスタイルを求めているか、ということなのです。そして向かいたいレベルがあるとするならば、そこにフォーカスして向かっていくことを考えなければなりません。だから、例えばオレンジから黄に向かうときに、青レベルのセミナーに参加しても意味はなく、逆にステップアップが遅くなると思います。

レベルを変えるときは成功体験をすべて捨てること

大野:例えば会社をいくつか持っていて青のような仕事をしながら、時には緑のような仕事もするし、黄までやっているときがあると思うんです。異なったステージを行ったり来たりするんじゃないか、と思うことがあります。ナショナルディレクターという立場もありますが、かつてチャプターを立ち上げたときのように人との関わりを楽しめたりしていましたが、しなくてもよくなったり、会議でも「出なくても大丈夫です」と言われたりします。

 

宇敷:ちなみに黄の一つの条件は市場に対してマーケティングをしているかということです。例えば親会社からの仕事しかしていない場合は、マーケティングをしていないから、スペクトルとしてはいくら会社であったとしてもオレンジとして見ています。もしどれか一つと言った場合は一番高いレベルを言ってもいいですが、それもライフスタイルの一つで、自分のやりたいことを自分でできるなら、やった方がいいと思いますよ。私もCEOでありながら一講師を務めるときもあります。

 

大野:帽子を被り分ける、ということですね。

 

宇敷:それを楽しめば、きっと社員さんにも楽しさが伝わりますよ。

 

大野:代償があって得られるものもあって、そのバランスは自分のステージで設定していけばいいんですね。

 

宇敷:黄から緑になるときチームを育てなければいけませんが、チームはやっぱり面倒です。やり方がわからなくてあきらめてしまう人もいますが、考えるべきは一旦全部捨てないといけないんです。これまでのレベルでの成功パターンを捨てて、違う成功パターンを作っていかなければいけないんです。どうやったら組織を作れるか、チームの作り方をテンプレート化する仕組みを持つことと、人々が集まってくる会社にするにはチームのカルチャーやトップのビジョンを伝え続けることです。

 

大野:大きく変えないとビジネスを変えられないですね。ありがとうございました。

 

※出典:BNIビジネスブースタープログラム シーズン6エピソード2