世界を見渡す最適なレンズを選ぼう

2021/07/13

私は天文学が好きです。望遠鏡で空を覗いたとき、レンズやフィルターを変えれば見えなかったものが見えたり、その逆もあったりする、ということを知りました。このフィルターでは明るすぎて見づらくなる、このレンズを付ければ美しく見える、いろいろとあります。それは私たちの人生にも同じことが言えるのではないでしょうか。 あなたが世界を見るために選ぶレンズは、これから見たり経験したりすることに大きな影響を与えていくのです。

数年前、私はある人と縁を切りました。その人の選んだレンズは否定的で閉鎖的で辛辣な見え方をしていたのです。私とは真逆のレンズだったわけです。この経験は「言葉は重要である」ということを気付かせてくれました。自分の経験から何を語るかによって、自分の進むべき道、集まってくる人が変わってくる、ということです。

一番いい例が「忙しい」ですね。多くの人と話をしていると「そんなに忙しいんですか?」とよく言われます。でも、「はい、忙しいです」とはもう答えません。「はい、とても充実しています」と答えるようにしています。皆さんの周りにも「忙しい」と言っている人はいませんか?忙しくすることが人生の目標ではないはずです。もしそうだったら、ほとんどの人が幸せになっていることになります。でもそうじゃない。「忙しい人生」は今の状態であり、進むべき目標は「充実している人生」のはずです。私は今忙しいけれど充実した人生を送っています。そうです、言葉の選択はとても大事なのです。

私と真逆のレンズの最たるものが、最近のニュース番組です。どうしてネガティブなニュースが人気になっているのかわかりません。最近はネガティブなコメントを流すだけの番組で、ニュースとは到底言い難いものばかりです。だから最低限、携帯のアプリで流れる「ニュース」だけを見ています。それだけで十分、世界で何が起こっているかを知ることができますから。

少し前ですが、2012年にガンと診断されました。 でも周りには「私はガンです」とは言わず「ガンと診断された」と言っていました。私=ガンではないですよね。ガンという病気の診断を受けただけです。だから「ガンと診断された」になるわけです。時間はかかりましたがおおよそ回復はしてきています。こういうときは「寛解(かんかい)している」と言うのでしょうが、「健康です」と言うようにしています。そうです、言葉の選択はとても大事なのです。

言葉の選択が大事であることを、これまで以上に感じさせてくれたのが2020年でした。誰もが「ロックダウン」、「外出自粛」という言葉を使っている中で、私はあえて「大休止」という言葉を使いました。世界中の人々が1年以上「大いなる一時停止ボタン」を押されたようなものです。この「大休止」にどう対応するかで、その先の経験や人生に大きな差が出たのではないでしょうか。見えない恐怖に怯えるだけか、この「大休止」を受け入れるか。後者が勿論幸せだったのは言うまでもありません。

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