BNIナショナルカンファレンス2022  特別セッション「中小企業がより良い社会を創る」開催レポート

2022/04/26

2022年4月11日にオンライン開催された『BNIナショナルカンファレンス 特別セッション』では、激動の時代においてどのように中小企業が生き抜き、社会貢献していくのか、をテーマに3名のパネリストによるディスカッションが行われた。
パネリスト1人目は、青木仁志氏。アチーブメント株式会社代表取締役会長兼社長、アチーブメントグループCEO。
2人目は、野並晃氏。株式会社崎陽軒専務取締役、公益社団法人日本青年会議所2021年会頭。
3人目は、大野真徳。BNIジャパン代表。
示唆に富んだ1時間のディスカッションをダイジェスト版としてレポート。

日本の中小企業の課題

コロナ禍となった2年間で、中小企業の二極化が起きていると話す野並氏は、中小企業の課題について次のように語った。
「観光などの業界と結びつきの強い企業が大きなダメージを受けたことは事実です。しかし、経営が悪化した企業ばかりではなく、多くのメリットを受けた企業もあります。違いは、社会の流れに合わせられたかどうかだと感じています。どのような社会環境の中にあっても、自分たちの企業が社会環境の変化に合わせてチャレンジしていく、これを恐れずにしていくことが必要と思います」

次に、44万名以上の⼈材育成と5,000名を超える経営者教育に従事してきた青木氏は、このように説いた。
「ひと言でいうのであれば、経営者次第だと思います。弊社で多くの方々が継続学習をされていますが、継続学習をしている方たちはブレません。自分の経営の目的を明確にして、自分の理想の経営をどう目指していくのか。そこにしっかりとした意図があるので、環境に適応しながら最大最善の努力をしています。コロナ禍においてもネガティヴにならず、“逆境は幸せの前奏曲”くらいの心構えをもって取り組んでいる企業は、しっかりと舵取りをしながら業績を伸ばしています」

大野は、「多くの経営者のみなさんは、限られた時間の中でどのように企業を革新させていくかを経験できた、ある意味ポジティブに捉えることが可能だった期間といえるのではないでしょうか。今後、ますます先行きの見通しが難しい中で成長を持続させていくには、常に革新のサイクルを回し続けることが経営の大切な戦略になっていくと思います」と話した。

経営者の資質や心構えとは

経営者に求められる5つの実務能力「判断力」「人材採用・育成力」「営業・マーケティング力」「財務管理能力」「商品力・技術力」の中で、最も重要な資質を「判断力」と青木氏は断言。そして、「経営者の真価が問われるのは逆境のときであり、不退転の決意を持って取り組まねばならない」と前置きした上で、経営者に必要な姿勢について熱を込めながら次のように続けた。
「一番大事なことは理念です。すなわち、この企業は誰のために、なんのために、なぜ存在するのか。5年後、10年後、いや、50年後、100年後、どのようにこの企業は成長し、発展していくのか。これをしっかりとデザインをすること。そして、強いリーダーシップで社員をまとめ上げて、対顧客、対社員、対社会に貢献していく。こういうことが経営者に求められる基本だと思います」

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