2023/04/25

【BNIを通して物心両面の豊かさを実現する】

座間味洋次さん
エグゼクティブディレクター
BNI沖縄

BNI沖縄のエグゼクティブディレクター(以下、ED)である座間味洋次(ざまみ ようじ)さんは、連日で2つのチャプターが立ち上がり、リージョン発足を果たしたという実績をお持ちです。チャレンジ中や発足式の際には、各県から何名ものEDが応援に駆けつけてくださったそうです。「BNIはビジネスのリファーラルだけでなく、愛情のリファーラルも与えてくれるんだと感銘を受けた」と語る座間味洋次さんにお話を伺いました!

座間味さんはBNIのフランチャイズに誘われたとき、断ろうと思われたとか…。

これを話すと1日かかりますが(笑)。BNI熊本の古藤EDから誘われました。自分の性に合わないと思いましたし、「Givers Gain®︎」と謳っていますがホンモノではないだろうと勘違いをしていたので、断りたかった。ですが、自分の好き嫌いでは断れなかった。

なぜかというと、私は20代から素晴らしい先輩たちに恵まれて、その中で禅の老師という方と出会い、その方から「死ぬ時にどういう人間で死にたいか」と問われ、「これからの人生、自分の役割であれば全て受けて生きていく」と決めていたからです。だから、好き嫌い、得手不得手では判断しません。ましてやBNIが掲げている「Givers Gain®︎」の理念と自社の理念が一致しているので断れないわけです。

では、どこで気持ちがひっくり返ったのですか?

そこで、クライアントが反対しているという理由で断る作戦を取り、BNI反対派のクライアント10社を連れて定例ミーティングに参加しました。

ところが、10社全員が「座間味さん、これはあなたがやるべきだ!」と口を揃えて言ったのです。「ミイラ取りがミイラになる」という言葉がありますが、その光景を初めて見ました(笑)。

「座間味さんが本気でやるなら、私たちも全力で応援する」とまで全員が言ってくれました。
それからの30日間、睡眠も取れないくらい悩み苦しみましたが、こんなに周囲から求められているのに、苦手だからという理由でやらないのは自分のエゴだと気づきました。

もう一つの大きな理由は沖縄の経済でした。沖縄は大きな企業がないため、起業率No.1、倒産率No. 1です。BNIなら所得ワーストワンの沖縄の経済を変えられると思いました。そこで「やってみよう!」と決めました。

座間味さんはBNIをどのように捉えていらっしゃるのですか?

私は、仏教用語で言う「自利利他の精神」が本当の幸せにつながると思っています。しかし一方で、「正直者は馬鹿を見る」という言葉もあります。どうしてそうなるかといえば、ビジネスにおいていえば、相手のために行動する人や正直者が幸せになる仕組みがないからだと常々、感じていました。

この「自利利他の精神」つまり「Givers Gain®︎」の理念と、正直者が幸せになる仕組みがBNIにはあります。そういう仕組みの中で、沖縄のメンバーが物心両面で豊かになる可能性を秘めているのがBNIだと思っています。

BNIを通じて沖縄をどう変えていきたいのでしょうか。

最初からメンバーに、「沖縄の経済を変えていこう」「沖縄の経済の中心にBNIがあるようにしていこう」と言っています。30年、50年かかるかもしれません。もしかしたら、私は見届けられないかもしれませんが、「沖縄の子どもたちが安心してマイホームが造れるようにしよう」とメンバーと共有しています。そう言うと、メンバーたちが「いいね!」と笑顔で応えてくれます。

EDを務める上で、大事にされていることを教えてください。

全メンバーとBNI沖縄の使命の共有を最も大事にしています。なぜなら、企業でもそうですが、その企業の使命を知らないより、価値観を共有している組織の方が強いからです。

BNI沖縄の使命、つまりビジョンは2つあります。
1つ目が、「沖縄のメンバーが全国、世界へのビジネスの架け橋となり、沖縄経済に貢献していきながら、全メンバーの成功も実現していこう」です。

BNIのメンバーだけで成功するのではなく、自分たちの大事な人たちもBNIのネットワークを通じて、全国、世界への架け橋となろう、ということです。なぜか? メンバーが信頼している人なら、みんな信頼できると思うからです。
BNI沖縄では新メンバーに向けたオリエンテーションを実施していますが、沖縄にBNIを立ち上げた経緯も含め使命を詳しく伝えています。

2つ目が、「BNIのGivers Gain®︎の実践を通し、すなわち利他の精神を学び、物心両面で幸せになろう」です。

ビジネスにおいて自社の成功は当たり前に考えることですが、これからはBNIの仕組みを通して、関わる人たちのお手伝いをして感謝される幸せを享受しようということです。私は、それが人生において最高の幸せだと思うからです。

これらを要約すると、アイヴァン・マイズナー博士の言葉「Changing the Way the World Does Business™」になると思います。

これからフランチャイズチャレンジを始める方・検討されている方へメッセージをお願いします!

BNIのフランチャイズを検討されている方は、志のある方だと信じていますが敢えて言うならば、「フランチャイズは儲かるから」と考える方は向かないと思います。BNIのフランチャイズに取り組む理由は、私は使命感しかないと思っています。地域のため、関わる人を成功に導きたいという使命感のある方は成功すると思います。

文=国場みの
2023/04/11

ビジネス交流会に参加することに不安を感じる人がいます。おそらく、初対面の人と会うのが苦手だったり、会場に足を踏み入れても、何から始めたらいいのかわからないという方々なのでしょう。あるいは、頑張ってネットワーキングをしても何も得られないと感じる人もいます。私の長年の経験から、あなたが次に参加する交流会でネットワーキングを成功させるために役立つ10のヒントをまとめました。

1.ネットワーキングに必要なものは、常に持ち歩く

プロフェッショナルな印象を与える名札、名刺、あなたのビジネスに関するパンフレット、新しいビジネスについて紹介したいときに、あなたのリファーラルパートナーにすぐ連絡がつく連絡先リストなどが含まれます。

私からのアドバイス私は、自分の名刺を財布、スーツのポケット、ブリーフケース、車、スーツケースなど、さまざまな場所に用意しておき、いつでも取り出せるようにしています。

2.イベントの前に、何人と話をするのか目標を立てる

交流会に到着する前に目標を立てる人がよくいますが、その目標が「会場を何時には出る」というものだったりします(ネットワーキングとは関係ありませんね)。単に挨拶をして、多くのプロフェッショナルな人たちから名刺を集めようという目標ではなく、少なくとも5人の人とは有意義な会話をするまでは、会場を出ないという目標を立てることをおすすめします。ビジネスネットワーキングは、マラソン(長距離走)であり、短距離走ではないことを覚えておきましょう。

3.ゲストではなく、ホストのようにふるまう

3番目のこのヒントは誰でもうまくいく方法ですが、特に少し内気な方にとっては、初対面の人に自己紹介をする際、いつもより気が楽になる方法です。ホストは、当然ながらゲストのために気を配って動き周りますが、ゲストは、座ってリラックスしているものです。もし、イベント中に1人で椅子に座っているゲストを見かけたら、自己紹介をし、他の誰かと話をしたいと思っているかどうか訊いてみましょう。

私からのアドバイス:あなたのネットワーキンググループの中で、ゲストをお出迎えする役目に自ら手を挙げてください。毎回のミーティングで、そのような立場で自ら組織運営を支えることは、たくさんの新しい人たちとの出会いにつながるでしょう。

4.傾聴し、質問をする

これまで何度もお伝えしてきていますが、優秀なネットワーカーは、2つの耳と1つの口を持ち、その3つをバランスよく使っています。誰かと知り合ったら、相手はどんな仕事をしているのか質問しましょう。質問をしたら、あとは自分は話さずに黙って相手の話を聴いてください。相手の話をもとに、適切な追加の質問をします。人は、誰かが純粋に自分に対して興味を持ってくれるととても嬉しいものです。相手の仕事内容を理解した後、そこで初めてあなたの仕事について話します。相手があなたの職業について知っているのではないかなどと思い込まずに、具体的に簡潔に伝えましょう。

5.その場で、商談をまとめようとしない

ネットワーキングイベントは、あなたの商品やサービスを他のビジネスパーソンに売り込む場ではありません。ネットワーキングとは、狩猟型ではなく農耕型の活動です。他のプロフェッショナルたちとの関係を発展させ、育むことです。ネットワークのイベントにおける人との出会いは、お互いに利益を与え合う関係の始まりであるべきで、対面で相手を問わず営業をする場ではありません。

6.可能であれば、リファーラルを提供する

最も成功しているネット―ワーカーたちは、ソーシャルキャピタル理論の「返報性の法則」に基づいたギーバーズゲイン®という理念を信じています。あなたが相手に何か質問をしたり、それに対する返答に耳を傾けているとき、もしかしたらその人が必要としていることや、課題を抱えていることを聴けるかもしれません。可能であれば、相手の抱えるその状況を改善できそうな仲間の1人を紹介しましょう。

7.名刺交換をする

出会った人からは、名刺を2枚もらいましょう。1枚は、自分用として、もう1枚は、他の人に渡すためです。後日、その人たちに連絡を取るときのために、名刺を交換しておくのはとても重要なことです。あなたが相手に「名刺をいただけますか」とお願いすれば、自然に相手もあなたにお願いすることになりますから、簡単に名刺を共有することができます。

8.効率よく時間管理する

1人につき、費やす時間は10分以内にしましょう。ある程度の人数と会うことを目標にしているのであれば、1人の人との会話に多くの時間をかけすぎないように注意します。もしもっと長く話したいと思うような興味をひく人に出会ったら、後日会う約束をしましょう。

私からのヒント:友人や同僚とぐずぐずと長居しないこと。私は、これまで参加してきたネットワーキングの交流会で、イベント中ずっと知り合いとだけ話している人を目にしてきました。

9.集めた名刺の裏にメモをする

出会った人をよりよく覚えておくために役立つ情報をメモしましょう。ただし、事前に必ず名刺にメモをしても良いか確認してください。相手の国の文化によっては、名刺に何かを書くことは失礼にあたることがありますから、注意しましょう。スマホや小さなメモ帳に書くのも一案です。ただし、スマホにメモを入力する場合は、相手の人の許可をとってからにしましょう。スマホをいじって人の話を聞いていないと思われてしまうのはもったいないですから。

10.フォローアップする

これまで紹介してきた9つのことを実行したとしても、フォローを一切しなければ、何もしてこなかったのと同じになってしまいます。テキストメッセージ、Eメール、電話をかける、手書きの手紙を出すなどしてフォローしましょう。さらに、あなたが参加しているネットワーキングミーティングの開催予定を知らせる、会いたいかもしれないと思う人を紹介するなど、約束したことがあれば、きちんと守りましょう。タイミングよく、そして誠意をもってフォローしなければ、ネットワーキングのイベントに参加した時間は、完全に無駄になってしまいます。

私のアドバイス:「フォローアップするのに一番良い方法は何ですか?」とよく訊かれます。答えは、方法は何であれ、「あなたが継続的にできることをする」ということです。

お伝えしてきたこれらのヒントは、交流会に参加したときに、より心地よくネットワーキングができ、より良い成果につなげるのに役立つはずです。ビジネスネットワーキングは、難しいものであったり、時間の無駄になるものとは限りません。正しいアプロ―チで交流会を活用することで、価値のある人脈を構築し、あなた自身とあなたのビジネスにさらなる成功をもたらすことができるでしょう。

訳=川崎あゆみ

2023/04/05

2023年2月16日に開催されたビジネスブースタープログラムでは、BNIジャパン大野真徳ナショナルディレクター(以下:大野)と、斎藤日登美さん(クオリティタイム・コーポレーション代表)、根本ディーコン雅子さん(株式会社L.C.Lトランスフォーム・コーチング代表取締役)3名による対談が行われた。

今回は大野の経験も交えながら、コーチングの重要性について共有していく。

コーチングによる“新しい選択肢”の経験

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文=名城政也