2,200名超が参加!
“ピンチがチャンスになる”
BNIナショナルカンファレンス2021
全国のビジネスパーソンが2,211名! 2021年4月12日にオンラインで開催された「BNIナショナルカンファレンス2021」は、今回のテーマでもある“Rebuild the World”(世界を再構築)に違わない、とても充実した内容が目白押しのイベントとなりました。
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全国のビジネスパーソンが2,211名! 2021年4月12日にオンラインで開催された「BNIナショナルカンファレンス2021」は、今回のテーマでもある“Rebuild the World”(世界を再構築)に違わない、とても充実した内容が目白押しのイベントとなりました。
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【BNIマスターコネクターのご紹介】
“人脈の達人”とも言うべく、マスターコネクター。
「多くの人々をつないでビジネスを紹介し、仲間を助けながら強固な信頼関係を築いていく」池田浩二さんに、マスターコネクターになる秘訣を伺いました。
池田浩二さん(名古屋北リージョン 金シャチBNIチャプター)はBNIに加入して12年。毎月15〜20件のリファーラルをコンスタントに提供されています。
池田さんは一級建築士であり、商業施設などの設計・デザイン・施工・監理のみならず、店舗の新規出店における事業企画書、資金繰り、テナント探しをはじめトータルにお客様をフォローされています。
そんな池田さんですが、はじめの3年間は、ビジター招待は年に3〜5名。そのうちBNIに加入されたのは3名だったそうです。
「当初は、一級建築士だったのもあり、“待っていれば仕事はお客様から依頼があるもの”という、BNIとは真逆の考え方をしていましたし、ビジターをご招待するのもあまり得意では無かったんです」
ところが、3年後、転機が訪れます。
「チャプターの中で重要な役割に就き、トレーニングに行ったり、いろんなディレクターの指導を受けたり、他のチャプターと交流する中で気がつきました。大事なのは、加入してくれる人を探すのではなく、僕がやっている大好きなBNIを正しく知ってもらうことだったんです。加入するかしないかは相手が決めること。そう思えるようになって肩の力が抜けたのと同時に、自分のチャプターのことだけ考えていてもダメだ、名古屋全体でビジネスを盛り上げないと。そんな気持ちが芽生えていきました」
5期目にプレジデントを務め、金シャチBNIチャプターは、BNIジャパンで初めて50名以上のメンバーを擁するプラチナチャプターへと成長します。知名度も信頼度も上がり、「一級建築士の池田に相談すれば何でも解決する。信頼できる人を紹介してもらえる」と思ってもらえるようになりました。
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【BNIマスターコネクターのご紹介】
“人脈の達人”とも言うべく、マスターコネクター。
「多くの人々をつないでビジネスを紹介し、仲間を助けながら強固な信頼関係を築いていく」西川岳志さんに、マスターコネクターになる秘訣を伺いました。
西川岳志さん(東京N.E.リージョン GLOWINGオンライン(上野)チャプター)は、2020年を通じて多くのビジターを招待しました。
大手建設会社に長年勤務され、アメリカンフットボールの日本代表に選ばれた経験もある西川さんは、2020年から生命保険の退職金プランを中心にお客様の人生が豊かになるようなトータルコンサルティングを提供されています。
西川さんは、昨年一年間で50名以上の方をチャプターミーティングに招待し、そのうち20名の方が共にビジネスを成長させるBNIの仲間となりました。
なぜビジター招待をするのかと問うと、「仲間のためでもあり、自分のためでもあります」と西川さんは言います。
「1年や2年の成功ではなく、20年、30年と成功を継続させたい」
「BNIで2割の売り上げをあげるのではなく、8割あげる活動が出来れば自然とビジネスの質が良くなっていき、メンバー自身も成長していきます」
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BNIは、BNI創立者のアイヴァン・マイズナー博士とベス・マイズナーによって設立された『BNI Foundation』の活動に支援および協力を行なっています。日本でも2015年に『一般財団法人BNI財団ジャパン』として、アイヴァン・マイズナー博士とBNIジャパンにより共同設立されました。
現在、こちらの財団で取り組んでいるのが「Catch Your Dream」と呼ばれる『公益社団法人ジュニアアチーブメント日本』が提供するプログラムです。BNIジャパンが協賛し、BNI財団がその活動を支援しています。社会人ボランティアの協力のもと、中学生や高校生に向けて将来の夢や仕事を描いてもらうことを支援するキャリア教育プログラムの一環です。
子どもたちは「大人になるって何だろう」と、漠然としたイメージを描いています。働くこと、目標を見つけること、大人になったときに直面する人生の問いに大人が自分の経験を元に答え、子どもたちには10年後20年後の未来をイメージしてアウトプットしてもらいます。
現在はオンラインでのプログラムになっており、生徒5人に対して大人が3人ほどで接しています。『一般財団法人BNI財団ジャパン』の代表理事 大野佳子さんは「このプログラムは子供たちが自分の価値観を知る機会にもなり、かつ他人の価値観を理解し、共感するきっかけにもなっていきます。子供たちの中には漠然と将来を描けていない子もいますし、中には、専業主婦(夫)を目指す子もいます。その子にとっては立派な社会人であり、それを求める価値観を持っている、ということでもあります。関わる大人たちも多様な価値観を理解するいい機会になると思いますよ」。
仕事を続けていると目の前のことに忙殺されて、自分が目標としていたことや、仕事を通じて成し遂げたいことなど、10年後の未来を忘れてしまっている人もいるのではないでしょうか。「Catch Your Dream」のプログラムは、生徒たちに自分の人生を伝えることで、再び自分の目標やビジョンを思い出させてくれる機会となるはずです。
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菅 在根さん
BNI サンシャイン
(東京新宿)
カテゴリー:飲食サービス(肉料理)
1979年東京都生まれ。高校を卒業後アルバイト先の人材派遣会社で派遣社員として働いたのち、その会社で正社員となって人材派遣業を学ぶ。26歳で独立して「株式会社ファクト」を設立。人材派遣業も営む傍ら、焼き肉店『李苑』をオープン。2013年にBNIサンシャインチャプターに入会。
昨年から続く新型コロナウイルスの影響で、飲食店によるテイクアウト事業は今や当たり前のビジネススタイルへと変化した。その流れをいち早くくみ取り取り組んだのが、BNIサンシャインチャプターの菅在根さん。2020年の自粛期間中に通販とテイクアウト事業をすぐに始めたところ、過去最高の売り上げとなったという。その背景にあったのは紛れもなくBNIメンバーの助けがあった。
菅さんは高校時代からバンド活動を始め、卒業後もメジャーデビューを目指してたが、ハードコア系というメジャーになりにくいジャンルだったため、22歳で脱退することを決意。実は、菅さんには秘かな夢があった。それは、高校生の頃まで実家が営んでいた焼き肉店を再興すること。その夢のためにはお金を貯めることが必須だった。バンド活動時代にバイトをしていた人材派遣会社で、24歳のときに正社員として雇用されたが、26歳のときにその会社が本社とたもとを分かち、分社化という状況に。このタイミングを見計らい、これまでの営業先を受け持ちつつ、分社化した会社を外部からサポートする形で独立を果たすこととなった。独立をしたのも、焼き肉店の再興という夢を持ち続けていたから。「サラリーマンではやりたいことができませんから」。そして5年後、とうとう再興への道筋が見えてきたのだ。
しかし、その年に起きたのは東日本大震災。世界が沈痛な面持ちになり、一旦休止せざるを得ない状況に。それでもいつでも始められるよう準備は進め、その1年後、32歳のときに実家の味を受け継いだ焼き肉店『李苑』を開店。母からノウハウを聞き、昔の味が復活したのだ。
ただ、味は復活しても集客のノウハウはほぼなく、さまざまな広告を打っても響かない。考えあぐねること1年、菅さんはそこでBNIに出会うことになる。「経営者仲間も入会していましたし、一度ビジターで参加もして面白そうだとは思いましたが、朝が早いのが……」。飲食店は夜が遅い分、早朝の活動に二の足を踏んでしまう。それでも2回目に参加した際、入会を決めた。「最初に見学したチャプターの印象を持ってサンシャインチャプターに参加したら、まったくイメージが違っていたんです。明るいし躍動感があるし、パワーがみなぎっていました。それに同じ日にビジターで焼き肉店の方が別にいらっしゃって、ここで入らなければ損をする、と入会を決めました」。
実際、この決断が良い方向に転がっていった。メンバーも焼き肉店というカテゴリーは紹介しやすく、メンバーからの紹介はかなりの集客になったのだ。「マスメディア広告よりもコストパフォーマンスがいいですし、メンバーからの紹介ですから優良なお客様にいらっしゃっていただけました」。翌年には2店舗目、翌々年に3店舗目と、次々に店舗を拡大し、最大9店舗を構え約60人のスタッフを抱えるまでに成長を遂げていった。
しかし、急激な拡大にほころびも見え始めてきた。そこで不採算店舗はすべて売却、3店舗だけを残して「やり直そう」と再スタートを決める。それが、2020年1月の話。「今思えば運が良かった、と言えるかもしれません」。
その直後、新型コロナウイルスで自粛の嵐。予約もイートインもない店舗を一旦閉め、1カ月間ビジネスを考えつくした。ここでひらめいたのがテイクアウトと通販だったのだ。実は拡大時に弁当屋も始めており、テイクアウトのノウハウを持っていたこと、通販事業も残したままでいたことが結果的にピンチの時のチャンスとなったのだ。「おうちで李苑」と銘打ち、通販事業をスタートさせたところ、BNIメンバーが率先して購入をしてくれた。そこから派生した売上もあり、最高売り上げを記録、今もなお売れ続けているという。テイクアウト事業も、店舗が単身者の多い新宿にあることと、焼肉と弁当の相性の良さから好評を博していった。
「この状況で一番助けてくれたのはBNIメンバーでした。これだけ支援してくれたのだから、今度は支援する側として、今テイクアウト事業で悩んでいらっしゃる方々に、成功の秘訣を惜しみなく伝えていこうと思っています。困っているときに本気で助けてくれる仲間がそばにいることの大事さを強く感じました」。危機的状況の中、どうビジネスを変化させるか。菅さんもイートインにこだわっていたらここまでの成果を得ることはできなかった。そのヒントをくれたのも、違う視点を持つ異業種の集まりであるBNIメンバーの声があったからに他ならないのである。