BNIは2022年2月現在、日本国内では290以上ものチャプターが存在し、近接する複数のチャプターが集まってリージョンと呼ばれるグループになる。そうした大きなグループを運営するエグゼクティブディレクターが存在し、彼らはBNIナショナルオフィスとリージョンを運営する“フランチャイズ契約を交わしている”のである。つまり、BNIとはコンビニや大手チェーン店舗の運営のように、フランチャイズ事業なのだ。
ただ、BNIにおけるフランチャイズは他のフランチャイズとは少々毛色が違う。フランチャイズオーナーとして最大の“顧客”とはチャプターメンバーに他ならない。彼らのビジネスが最大限に生かされる“チーム”を作ること、つまりメンバーのビジネスをサポートすることが、BNI事業の中心になる。ビジネスが上手く回っているチャプターは外から見れば魅力的に映り、結果的にメンバー数の増大につながり、フランチャイズ事業としての成功につながっていくのだ。そうなるまでは時間がかかるが、そうなったとき、フランチャイズオーナーとして地域から見られる目は計り知れないものがある。何故なら数百人もの地域の事業者をまとめ上げている存在であるからだ。
そして、そういう存在であればあるほど、オーナーとしての振る舞い方はより清廉さを求められ、オーナーとして清廉な姿勢が成長を遂げれば「How can I help you?(あなたのお役に立てることはありませんか?)」という言葉が自然に口をついて出てくるようになる。BNIは世界中に1,200以上のリージョンがあり、それだけフランチャイズオーナーが存在し、76ヵ国 28万人以上のビジネスパーソンが昨年1年間だけで2兆円を超えるビジネスを展開している。数字が示しているように、BNIは既に世界中でブランディングされ、成功しているビジネスモデルなのだ。そして成功を収めるには“高潔な人間力”が必要になっていく。
BNIは決して一人でできる事業ではない。多くの人の手助けと共感があってこそ成立するビジネスだ。目先の投資で完遂されるビジネスではない。地域のことを考える視点が必要になってくる。理想的なオーナーとして考えられるのは、
≫起業家マインドを持っている
≫継続的な成長の意欲が高い
≫新しい学びへの意欲が高い
≫BNIのブランドを受け入れる心がある
≫チャプターやリージョンのリーダーをまとめる統率力
≫BNIを上手く伝えるプレゼン力
≫地域に幅広い人脈を持つ
≫地域貢献の気持ちが強い
≫既にその地域で一目置かれる人望を持っている
≫BNIの収入に頼らずに別の収入で生活基盤がある
もし皆さんの周りに思い当たる人がいるならば、是非BNIのフランチャイズを勧めてほしい。学歴も男女差も年齢も関係ない。地元の人たちを支えたいという純粋な心を持つ人こそがフランチャイズ事業=エグゼクティブディレクターへの道となる。