ネットワーキングは、チャプターミーティングや交流会といった特定の場だけで行われるものではありません。実は、冠婚葬祭などの一見不適切に思える場を含め、「いつでも、どこでも」行うことが可能です。ただし、そこには重要な2つの条件と、ネットワーキングの本質的な理解が必要です。
ネットワーキングの本質は「社会関係資本」の構築
ネットワーキングを「自分のビジネスを宣伝する場」と捉えていると、葬儀や教会などの公的な場で行うことは非常に不謹慎に感じられます。しかし、ネットワーキングの真の定義は「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)を築くこと」、つまり「他者を助ける方法を見つけること」にあります。
この「Givers Gain®(ギバーズゲイン)」の精神に立てば、助けを必要としている人がいる場所は、すべてがネットワーキングの機会となります。
成功させるための2つの鉄則
あらゆる場面でネットワーキングを成立させるには、以下の2点を厳守しなければなりません。
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その場に敬意を払う(Honor the event)
葬儀などのデリケートな場で、自分の名刺を配り歩いたりビジネスの売り込みをしたりすることは、絶対に避けるべき不適切な行為です。その場にふさわしい振る舞いを保つことが大前提です。 -
相手を助けることに集中する
自分に何ができるかではなく、相手がどのような課題を抱えており、自分がどう役立てるかに焦点を当てます。
実例:教会の集まりで見つけた支援の機会
ある教会での食事会の際、地元の成功したビジネスマンと話す機会がありました。優れたネットワークワーカーは、自分の話をするのではなく、相手の話を聴くことに時間を割きます。
対話の中で、彼が「慈善活動のための財団を作りたいが、多額の費用がかかるため足踏みしている」という悩みを漏らしました。そこで、多額の設立費用をかけずに自分名義の基金を運用できる「コミュニティ・財団」の存在を教え、後日専門家を紹介することを約束しました。
この行為には、自分のビジネスへの売り込みは一切含まれていません。しかし、相手を純粋に助けることで絶大な信頼が生まれ、後日こちらから連絡をした際に、相手が喜んで電話を受けてくれる関係性が構築されるのです。
「返報性の原理」がビジネスを加速させる
ネットワーキングは、互いに助け合うことで全体が個人を上回る成果を上げる仕組みです。これは「返報性の原理」に基づいており、他者のために価値を提供し続けることで、結果として自分自身にもリファーラルが返ってくるようになります。
ネットワーキングを単なる「営業活動」ではなく「他者貢献」と再定義することで、あらゆる日常の場面が、あなたの信頼と人脈を広げる貴重な機会へと変わります。
※本記事は、英語版「The Official BNI Podcast」Episode 30: You Can Network Anytime, Anyplace の内容をもとに、日本向けに再構成・編集しています。