妻鹿 琢生さん
BNI bonheur(東京N.E.)
カテゴリー:弁護士(離婚・相続)
東京生まれ、横浜育ち。弁護士として離婚、相続を中心としたトラブルの解決に尽力する傍ら、士師業交流会などの複数の交流会の主催を務める。また、関わる法人のサポートにも尽力すべく起業準備中である。
人助けをライフワークに
弁護士であり、BNIのメンバーでもある妻鹿琢生(めが たくお)さんは、人助けを人生のテーマにしている。弁護士という職業柄、法律相談に訪れる方はもちろん、知人、友人やクライアントから法律的なことだけでなく、住居やお金の問題などご自身の専門を超えた相談を受けることが多いそうだ。
そんなとき妻鹿さんはBNIの人脈を活かして、相談者とその相談内容を解決できる専門家とのご縁を橋渡ししている。
そして、2023年2月から2024年4月までの1年以上の間、ご縁をつないだ専門家の人たちから毎週、「ご紹介いただいた方のお役に立つことができ、その結果、売上になりました」という喜びの声が入って来ているという。1年以上もの間、毎週、である。
また、ご縁を繋いだ専門家から報告をいただいた売上金額の累計はこの1年余りの間で3.5億円を優に超え、妻鹿さんが所属するおよそ1,000名規模のリージョンの中で最高額として表彰されたのだ。
専門分野以外でも周囲に貢献したくてBNIに所属
妻鹿さんのもとにBNIの存在が伝わったのは、弁護士になって数年経った2015年。信頼している同期の弁護士の声かけだったことから、「まずは話を聞いてみよう」と思い、チャプター立ち上げ説明会に参加した。
妻鹿さんは、「悩んでいる人のために生きる」という志のもと弁護士になったが、相談を受けるたびに法律問題で悩む方はそれ以外のことでもサポートを必要としていることを実感していた。相談者を質高くサポートできる何かがあればと考えていたので、BNIに所属する信頼できる専門家をお繋ぎすれば周囲により貢献できるかもしれないと思った。
なおかつ、以前から利他の精神を持ち合わせていたことから、BNIの「Givers Gain®︎」、直訳すると「与えるものは与えられる」という理念にも共感し、参画を決意したという。
辛い経験を経て、他者貢献すると誓い、立ち上がる
「人のために生きる」という価値観がつくられたのは、20代までの経験が大きく影響している。司法試験に挑戦し始めた頃、知人の自死と、凄惨な事件に巻き込まれた知人の慟哭を目の当たりにしたことで、法律家の中でも弁護士を志す。
しかし、ロースクール制度ができる前の当時は合格率3%と最難関であった司法試験。あと少しのところで手が届かず、気が付けば合格を勝ち取ることのないまま20代最後の年を迎えてしまう。モチベーションもぎりぎりで、目標はもう達成できないかもしれないと嘆くことも多かったそうだ。
そんな時、学費確保のために続けていた塾講師業の現場で、法律の専門学校の臨時教員就任の打診を受け、困っているのであれば、とこれを引き受けることにした。この判断が後で思えば大きな転機となる。宅建や行政書士の資格を取るべく、初めて学ぶ法律の世界に目をキラキラさせている学生たちとの交流により、妻鹿さんは初心を思い出し、再度、一から勉強しなおすことを決意したのだ。
そして、32歳にして司法試験に合格。掲示板に自分の名前を見た時、身体の奥から、魂が震えるような、言葉にならない強烈な想いが湧き上がった。
頼ってくださる人たちの人生が、よりよくなるために
20代に孤立を味わい尽くした妻鹿さんにとって、トラブルの渦中に入って行き、弁護士として法的サポートができることは喜びでしかないそうだ。そして、どんな時でも怠けずに有言実行することは、「失われた10年を取り戻す行為」だと話し、言葉を続けた。「20代での苦悩は決して忘れてはいません。現状維持では停滞します。そのため現状に満足せず、今後も邁進していきます」。
現在、弁護士としての他者貢献と、BNIで継続的に活動することによって、信頼する人が増えることで可能になる他者貢献、この2つの貢献ができる環境に身を置いている。妻鹿さんを頼る人が年々増えるために、提供できる貢献も増えていく。そして、今では、自分の過去と同じように苦悩する若いメンバーには手を差し伸べたいとも思っているそうだ。
最後に、「弁護士は天職」と公言する妻鹿さんに、その理由を尋ねた。
「『人のために生きる』と決めた私にとって、弁護士は天職です。なぜなら、自分の能力を駆使してクライアントの盾となりながら紛争に入り、解決に導いていく弁護士は、真正面から人を救うことができる仕事だからです。
大変な仕事ではありますが、誰からも頼られない時代と比べたら乗り越えられます。クライアントや仲間に信頼していただき、頼っていただけることが、何よりの原動力です。
法律以外の困りごとも信頼できる仲間をお繋ぎすることでサポートをしていくことができる。これからも『人のために生きる』を実践していきたいと思っています」
文=国場みの