BNI財団を通じた貢献

2023/09/05

2023年7月20日に開催されたビジネスブースタープログラムでは、BNI財団から代表理事の大野佳子さん、理事の高須英治さん、小野寺麻理子さんによる活動発表が行われた。

今回はそのなかから、とくに注目すべき内容について紹介していく。ぜひBNIメンバーとして活動している方は、「BNIが世の中にどのように貢献しているのか?」BNI財団の活動への理解を深めてほしい。

BNI財団ジャパンのあゆみと活動

まずは、BNI財団ジャパンのこれまでについて紹介していこう。
主なBNI財団ジャパンの歴史は、以下の表のとおりである。

1998年 アメリカBNI財団設立
2015年 BNI財団ジャパン設立
2016年 ・イタリア中部地震/熊本地災害義援金支援

・2件助成

2017年 ・九州北部豪雨災害義援金支援

・2件助成

2018年 ・大阪北部地震/西日本豪雨災害義援金支援

・3件助成

2019年 ・東日本大震災で被災した宮城県、福島県の子どもたちのために寄付

・6件助成

2020年 ・CatchYourDreamキャリア教育プログラム開始

・熊本豪雨災害義援金支援

・7件助成

2021年 ・千葉県暴風災害義援金支援

・10件助成

2022年 ・映画イベント主催

・フィリピン台風義援金支援

・10件助成

表にあるように、2015年から始まったBNI財団ジャパンは、年々着実に支援の幅を広げている。

そんなBNI財団ジャパンの主な活動は、以下の3つだ。

  • Business Voices™…地域の子ども達への貢献
  • GIVERS GAIN® GRANTS…子ども教育団体へ助成
  • 国内以外災害義援金支援

子どもへの支援をメインに、その他に国内外に向けた災害地域への支援もおこなっている。

2023年上半期活動発表

2023年上半期、BNI財団ジャパンの活動や貢献者について紹介していこう。

2023年上半期キャリア教育プログラム「CatchYourDream」を実施した学校は以下のとおりである。

  • 清泉女学院高等学校
  • 都立南多摩中等教育学校
  • 清泉女学院中学校
  • 世田谷区立桜木中学校
  • 杉並区富士見丘中学校
  • 東京都小台橋高等学校
  • 茨城県水戸市常磐大学高等学校
  • 東京都立足立高校(定時制)

上記の学校で、多くのBNIメンバーがボランティア講師として参加し、自分の学生時代の経験や仕事の説明を学生に行っている。

次に、実際に定期寄附をしている方々や会社を紹介していこう。

定期寄付の種類は「サイドキックス」「ヒーロー」「スーパーヒーロー」の3つに分かれる。

  • サイドキックス…毎月2,500円の寄付
  • ヒーロー…毎月5,000円の寄付
  • スーパーヒーロー…毎月10,000円の寄付

実際に寄付をされている方または会社は、以下のとおりである。

また、イベントなどで都度寄付をされているリージョンの上半期の寄付金額も発表された。

これらの寄付金額は助成金として、各施設に備品や器具として子ども達の支援に使われている。

2023年の助成先は、以下のとおりだ。

  • 特定非営利活動法人たけのこproject…耕運機・雨水タンク・タブレット
  • 特定非営利活動法人光量子医学推進機構…PC・3Dプリンター
  • 浦和マイクラ部CoderDojo浦和…PC・プロジェクター
  • 一般社団法人NEOのむら…PC・タブレット・スピーカーマイク
  • ナタデココ…翻訳機・タブレット
  • ジュニアドローンプログラミング協会…ドローン機材・PC

BNI財団ジャパン今後のイベント

BNI財団ジャパンでは、今後も積極的な貢献の実施を予定している。

とくに注目すべきイベントについて紹介していこう。

まずは2023年10月15日に実施される「Future Leaders Week2023」だ。

本イベントは、BNIの定例会を子どもたちと一緒に行うというものだ。

普段大人がどんなことをしているのかを知ってもらい、子どもに対して仕事や起業について理解を深めてもらうために行われる。

子どもから大人へ、大人から子どもへ「今日はどんな1日だったか?」という会話を生むためにも、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。

また、本イベントにおいては、このプログラム「Catch Your Dream」を導入してくださる学校も募集しているので、学校の先生などがいれば、ぜひBNI財団ジャパンへ紹介してほしい。

BNIを通じた世界への貢献

BNIの活動は、チャプターメンバー内に留まらない。

BNI財団ジャパンを通して寄付やボランティアを行えば、国内の子ども達へ、世界へ貢献できる。

そのためには、多くの寄付者やボランティア参加者も必要である。

ぜひBNIメンバーには、メンバーに貢献する心だけではなく、その気持ちを世界にも向けてみてほしい。

文=名城政也