藤本侑也さん
BNI 東京N.E.
エリアディレクター
1973年6月13日生まれ。株式会社ゲンキの平和堂 代表取締役。リサイクルショップの経営。アメリカに6年間留学の後、父親の電気会社でリユース業を立ち上げる。その後、リユース業界で成功事例を次々と打ち出し、同業他社が視察ツアーに来るほどの実績を持つ。趣味はレーシングカート、ドライブ、フットサル、料理、海外旅行、サウナ、メキシカンフード、パクチー。
「トップパフォーマー賞」受賞で日本一に輝く
2021年10~12月にBNI国際本部主催のキャンペーン『Race to Your Success』が開催され、BNIジャパン・ディレクター部門において藤本侑也さんが「トップパフォーマー賞」に輝いた。
「トップパフォーマー賞」とは、キャンペーン期間中に発足日を迎えたチャプターの中で、最もメンバー数の多いチャプターの担当ディレクターに授与され、ダイキャスト製のBNIフェラーリが贈呈される。
藤本さんは3年間で6つ、昨年では4つのチャプターを立ち上げ、12月21日に発足したDragonFlyオンライン(BNI東京N.E.)がメンバー数53名で見事1位になった。
精力的にディレクター活動を続けている藤本さんだが、BNI入会当初は「アメリカ発のリファーラルマーケティングが日本で、しかも異業種で成り立つのか?」と半信半疑だったそうだ。
それがなぜ、メンバーからディレクターコンサルタント、エリアディレクターへと変化したのか。そこには、“藤本流人生哲学”が大きくかかわっている。
リファーラルマーケティングでビジネスのやり方を変える
藤本さんはアメリカ在住時に大学でビジネスを学んでいたので、リファーラルマーケティングの知識があった。だが、BNIの仕組みと効果に疑問を抱き、それを自らの目で確かめるために入会したという。「ダメだと思ったらすぐに辞めるつもりでした」と愉快そうに笑った。
入会して2か月ほどは何も起きなかった。それもそのはず、1to1をほとんどしなかったのだ。しかし、あるきっかけで1to1を多くするようになり、3ヵ月を経過した頃から状況が一変。紹介先で仕事が決まっていく。手応えを感じた藤本さんは、それまでの営業よりもリファーラルマーケティングを優先する仕事のスタイルへと方向転換をした。
周囲から求められてプレジデント、ディレクターへ
同時期、プレジデントに声がかかり、2017年10月、入会半年未満でプレジデントに就任。この期は、在籍していたBNI TRES STELLASにとって、いくつかあるターニングポイントのひとつにもなった。そして2019年1月、ディレクターに就任。このときも周囲からの推薦、BNI東京N.E.の木下馨エグゼクティブディレクターからの声かけがあってのことだった。
藤本さんの基本的な姿勢として、依頼されたら何事も引き受ける。理由をこう語る。
「なんでもやってみないと前に進まない」
その後に「もし、嫌だったらすぐ辞めよう、って考えています」と茶目っ気たっぷりに言いながらもやり通してしまうところに、藤本さんの心意気が垣間見えるようだ。
“藤本流人生哲学”が散りばめられているBNI
藤本さんにとってのBNIの魅力を尋ねてみた。
「ひと言でいうなら、『楽しい』ですね(笑)。私は、『生産性』『効率』『仕事』『学び』『楽しさ』という要素が掛け算になっていると魅力を感じます。5つの要素が揃っていればいるほど、『こんなことしたら面白そう』『これをやったらすごいことになる』とアイディアが膨らみ、ワクワクします。この5つすべて揃っているのが、BNIです」
しかしそれなら、ディレクターにならずにそのままメンバーでいる選択もあったのではないだろうか。
「私は人のために生きたい、人のお役に立ちたい。私はそういうコンセプトを持って生きています。だから、人のために命を使おうと思っています。極論を言うならば、自分が死んでも人が幸せになってくれるといい、と覚悟を決めています」
極論を聞くと驚きを隠せないが、この言葉は藤本さん自身の体験から出てきた心の奥底からの想いで、建前ではない。真実の言葉なのだ。だからこそ、より人の役に立てるディレクターを心から楽しんでいるのだろう。
BNIのディレクターとして目指すところ
「ディレクターはチャプターに対する責任があります。担当チャプターのディレクションをして、ディベロップメントさせていくことが使命です。そして、DNA(ディレクターやアンバサダー)の人たちが成長できる場を作りたいと思っています。それがリージョンの魅力にもつながるので、ディレクター陣によくこう言っています。
『私たちがブランディングであり、私たちの在り方が重要なんだ。だから、大変だとか、忙しそうだとか、しんどいという態度は絶対に示してはいけない。忙しいはずなのに軽やかだよね、と思われなければDNAを魅力には感じてもらえない』と。
それから今後を見据えて、ディレクターの人材育成に力を入れたいですね。
私がディレクターとして関わることで『BNIに入ってよかった』という人たちが増え、『DNAの人たちと出会えてよかった』と思っていただけることが、私の喜びです」
文=国場みの