遠く離れていても、心は通じ、ビジネスは加速する ~BNI仙臺四郎オンライン(仙台)~

2021/10/05

2021年8月24日、あの震災から10年が経った今年、東北初のBNIがスタートした。商売繁盛をもたらすとされている、実在した“福の神”にあやかって誕生したオンラインチャプターBNI仙臺四郎オンライン(仙台)。この立ち上げに携わったのは、金シャチBNIのメンバーでもある池田浩二さん。BNI名古屋北のディレクターであり、この立ち上げに際して仙台を訪れたことは一度もない。

チャプターの立ち上げ(ローンチ)ほど難しいものはない。そう言われているが、池田さん自身が2009年に東京以外での初めてとなる「金シャチBNI」立ち上げメンバーの一人であり、これまで数多くのチャプター立ち上げを間近で見てきた。

30歳で設計事務所を立ち上げてから、これまでさまざまな団体に一度も所属したことがなかった。48歳になって初めて所属したのがBNIだった。「既存の団体でもなく、名古屋初というのも、東京から来たというのも、惹かれた理由でした」。新規顧客獲得も念頭にあったことから、タイミングが重なったことも大きい。

それ以降、金シャチBNIの多くのメンバーがディレクターとなり、次々に各地域でローンチを行なっていく。愛知県はもちろん、岐阜、三重、京都のローンチもすべて金シャチBNIのメンバーだった人たち。その苦悩も喜びもずっと間近で見てきた。だから大野真徳ナショナルディレクターから仙台を手伝ってほしいと直接電話があったときは、「名古屋と仙台は似たような人口構成だからできるんじゃないか、とは思いました。何よりも大野代表からの電話ですから『はい』か『Yes』か『喜んで』しかなかったですが(笑)」。

しかし、仙台に乗り込んだ(といってもzoomだが)ときには、仙台での立ち上げが2度白紙になっており、雲行きが怪しい状況だった。「信用もしていない人が突然名古屋から、という状況ですから。まずは関係構築からスタートしたんです」。3月に乗り込み、仙台のメンバーは5月からならスタートできるとのことで、この2ヵ月間は毎週ミーティングを重ねた。「実際、この2ヵ月がなかったら発足を実現できなかったと思います」。BNIのコアバリューにもあるように、ビジネスにおいて関係構築ほど大事なものはないことを肌で感じた。

「そう、人は“人”でしか心は動かないんです。いくらBNIのメリットやベネフィットを伝えたところで動きません。その点、中心にいた3名がとても大きい存在だったと思います」。毎週説明会を開催し、ビジターとして見学に来た人の50%が入会した。その地域で、とてつもない人脈と人望を兼ね備えた人が中心にいることがローンチの確率を大幅に上げることができる。「彼らは情に厚く、秘めたるものを持っています。叱咤激励もしました。口論になったりもしました。でもそれが3人との信頼につながったと思います」。

そこまで池田さんを突き動かすものは何なのか。「13年もいた実績といいましょうか。こちらもお付き合いでやってきたわけじゃなく、いろんな方からの紹介もあってビジネスが拡大した経験をしてきましたから。BNIは間違いなく成功への道筋である、という自信がある以上、自分も辞める理由もないし、勧めない理由もありません。これまでの恩返しのつもりで仙台の方に、と思っているだけです」。

仙台でローンチをしたからといって何かが返ってくるわけじゃない、と思っていた。だが、SNSで発信すれば名古屋や東京のメンバーから仙台の案件について問い合わせがあったり、仙台と名古屋に支社がある会社を紹介してくれたりと、「何かと仙台の情報をいただくことがあるんです」。まさに名古屋における仙台の“ゲートキーパー”になっている。諦めない、情熱を持ち続ける。ローンチは究極この2つしかない、のである。