失ったところから、また勝ち方を探した。 BNIで人生を変え、今度は人の人生を変えていく。

2026/09/22

瀬口 広樹(せぐち ひろき)
チャプター:ホワイト(名古屋セントラル)
名古屋セントラルディレクターコンサルタント
カテゴリ:メンズ眉毛FC本部

 瀬口 広樹(以下:瀬口さん)は、オンラインサロン事業、美容サロン事業、フランチャイズ展開など、複数の事業を手がける経営者である。BNIではメンバーとして活動するだけでなく、ディレクターとして1年で2チャプターの立ち上げに関わるなど、BNIの拡大にも力を注いできた。

 ビデオコンテストでは、自身がBNIを通じてどのようにビジネスを伸ばしてきたのか、そしてBNIを活用することで人生がどう変わるのかを語り、見事1位に選ばれた。(受賞動画はこちら

 一度はすべてを失った瀬口さんのストーリーは、ただの成功談ではない。勝ち方を学び直し、人の人生を変える側へ進んでいく挑戦と言える。

どんなことにも勝ち筋がある。ヒントを探せば、必ず誰かが知っている。

 瀬口さんの考え方には「攻略」という軸がある。パチンコで生計を立てていたときも、プロに弟子入りし“攻略”をした。資産運用の事業をおこなっていたときも、たくさんの経営者と出会いながらビジネスの“攻略”をした。“モテ”をメインにしたオンラインサロンや結婚相談所も、恋愛の“攻略”が軸にあった。

 瀬口さんにとって、仕事は一つの正解を守るものではない。うまくいく方法を探し、試し、形にしていくものなのだ。

離婚、倒産ですべてを失った中から、BNIでなぜ復活できたのか?

 BNIに入会する前、瀬口さんは大きな転機を迎えていた。事業は伸びず、関わっていた会社は倒産、さらには離婚も経験。当時の経験について瀬口さんは次のように語った。

「家も、車も、犬も、お金も失った。人脈もゼロになった」

生活環境も人間関係も、大きく変わったという。

 そんな時、知人がBNIで楽しそうに活動している様子を目にする。朝から元気に活動し、経営者たちと関わっている姿が目に留まったのだ。実際にBNIを見てみると、そこには立派な経営者が多く在籍していた。「自分にできるのか」という不安がありながらも、自身の復活のためにBNIへの入会を決意する。

 しかし、入会後、すぐに大きな成果が出たわけではない。思うように紹介を受けられない時期もあった。転機となったのが、不動産系のメンバーとの関係だ。互いにリファーラルを交わす関係が生まれ「BNIで信頼関係が構築されれば仕事が増える」と実感を得たのだ。BNIは名刺交換の場ではない。相手を知り、信頼関係をつくり、紹介し合える関係を築く場である。この仕組みを体感したことが、後の瀬口さんのBNI活用にも大きく影響していく。

 その後、コロナ禍が広がる中で「女性を幸せにする」をテーマとしたオンラインサロンを立ち上げ、パーソナルトレーナーやエステサロンなど、BNIの他チャプターのメンバーとも協業の形をつくっていった。この取り組みは成果につながっていく。BNI内でも「瀬口さんといえば、オンラインサロンの人」という認知が広がった。その結果、オンラインサロン事業の売上は拡大していった。

BNIはやればやるほどに、次が見えてくる場所。

 BNIの仕組みを学び、実践するほど、次の役割が見えてきた。メンバーとしてリファーラルを提供し、売上も上がり、メンバーとしての役割をやりきった。瀬口さんの次の道が、ディレクターだ。元々、人が集まるコミュニティをつくることが得意だった瀬口さんにとって、BNIのディレクター活動は、得意分野に重なるところだった。

 さらに、BNIを活用してビジネスを大きく伸ばしている人たちの存在も刺激になった。フランチャイズで200以上の店舗規模まで広げている経営者や、BNIだけで仕事の多くを生み出しているメンバーの話を聞き、「自分もBNIを使ってビジネスを伸ばしたい」と強く感じるようになる。

「チャプター立ち上げは人生を変える」

リージョンディレクターからのこの言葉も、瀬口さんの中に火をつけた。

 そして、2024年、瀬口さんはチャプターの立ち上げに本格的に取り組む。ひとつのチャプターを立ち上げるまでには半年以上かかり、決して楽な道ではなかった。それでも、自らを追い込む形で結果として、1年で2チャプターの立ち上げに関わることになる。

 その歩みは、瀬口さん一人の力だけで進んできたものではない。ディレクターとしての成長を支えてくれたナショナルディレクターの大野さん、そして瀬口さんをディレクターとして育ててくれた東海Coreの藤本さんへの感謝も大きい。BNIの中で挑戦する機会をもらい、人とのつながりの中で自分自身も育てられてきた。その実感があるからこそ、瀬口さんはこれから、チャプターをつくるディレクターを輩出していく側へ進もうとしている。

 BNIの価値について、瀬口さんはメンバー同士のつながりだけでなく、エグゼクティブディレクターやリージョンディレクターとのつながりにもあると考えている。BNIの中で大きく動くことで、経営者としての視座も広がっていった。

「瀬口さんのおかげで人生が変わった」この言葉をもっと生み出すためにも、進み続ける。

 瀬口さんの事業は、時代や経験によって形を変えてきた。婚活支援から始まり、資産運用、オンラインサロン、美容サロン事業へとカテゴリーも変化している。

 瀬口さんの根底にあるのは、人の人生を変えることへの関心である。恋愛や婚活の支援を通じて、結婚式に何度も呼ばれ、親から感謝されることもあった。BNIのディレクターとしても、立ち上げたチャプターのメンバーから「BNIをやってよかった」と言われることが、何よりの喜びになっている。

 瀬口さん本人は「自分は承認欲求が高い」と率直に語るが、それは単に目立ちたいというだけではない。自分が関わったことで、誰かの仕事や人生が変わる。その実感が、瀬口さんの行動を前に進めている。

40年磨かれてきた仕組みが、成長の土台になる。

 BNIには40年以上にわたって積み上げられた仕組みがある。1to1、リファーラル、トレーニング、コアバリュー。これらを正しく学べば、ビジネスを広げるための土台をつくることができる。瀬口さんが特に惹かれているのは、7つのコアバリュー※である。

※Givers Gain、関係構築、生涯学習、伝統+革新、前向きな姿勢・態度、責任ある行動、承認

 瀬口さんはコアバリューについて次のように語る。

「7つのコアバリューを持っている男になりたい。コアバリューには経営者に必要な考え方がすべて揃っている」

 また、BNIは環境によって学びの深さが変わる場でもある。現在、BNIには多くのメンバーがいるが、瀬口さんは「10万人まで増えたらもっと面白くなる」と語った。BNIの規模が広がれば、そこから生まれるビジネスや雇用、人生の変化もさらに大きくなる。ビデオコンテストの動画内でも「みんなやればいい」と語っている。

 仕事が忙しくなったからBNIをやめる人もいる。しかし瀬口さんは、そういう人こそBNIを学びの場にしてほしいと考えている。時代が変われば、仕事も変わる。数年後に同じ仕事をしているとは限らない。長くBNIで信頼関係を築いていれば、新しいことを始める時にも「協力してください」と言える関係が残る。それが、BNIの大きな価値なのだ。

BNIでトップを目指す。常に挑戦できるステージで、より多くの人を巻き込んでいきたい。

 瀬口さんがBNIを続ける理由は、シンプルである。「BNIで一番ビジネスがうまくいっているのは誰か」と聞かれたときに、「瀬口さん」と言われたい。その言葉には、瀬口さんらしい率直さがある。成果が出る仕組みを学び、実践し、実際に形にしていく。その延長に、BNIでの挑戦があるのだ。

 そんな瀬口さんのさらなる挑戦は、日本中にBNIのメンバーを増やしていくことだ。そこには、BNIを通じて自分自身のビジネスも、周囲のビジネスも伸ばしていく未来がある。

 失ったところから始まった瀬口さんの再挑戦は、BNIとの出会いによって大きく形を変えた。今は、自分の人生を変えるだけでなく、チャプターを立ち上げ、メンバーの人生にも変化を生み出す側へと進んでいる。

文=名城政也