2023年5月18日に開催されたビジネスブースタープログラムでは、BNIジャパン大野真徳ナショナルディレクターとBNI Symphony(東京南)の松澤功さん(弁護士:国際法務)の対談が行われた。
今回は2022年に実施された「BNIコネクトプロフィールコンテスト2022」で最優秀賞を受賞した松澤さんにBNIコネクトの活用方法などについて伺った。
プロフィールを“誰”に向けて書くのか?見られる意識と選ばれる意識
大野真徳(以下:大野):「プロフィールコンテスト2022」の最優秀に選ばれましたが、プロフィールを記載する上での秘訣などはありますか?
松澤功(以下:松澤):一番意識したのは、読み手にどう読んでもらえるかという部分です。私の場合は国際法務を専門にしているので、海外のお客様も多くいらっしゃいます。そのため、日本語だけではなく、日本語の下に英語表記で記載しておくことを意識しました。
大野:他に工夫された部分や意識された部分はありますか?
松澤:英語で話している動画をBNIコネクトのプロフィールに掲載しています。
大野:やはりBNIコネクトを通じて問い合わせがくるのは海外のメンバーが多いですか?また、海外のメンバーと日本のメンバーだと、問い合わせの比率はどの位ですか?
松澤:BNIコネクトを通じては、海外のメンバーからのお問い合わせの方が多いです。比率でいうと海外7:日本3ほどの比率になると思います。
大野:私自身、商品やサービスを探す際にBNIコネクトを活用してメンバーを検索するのですが、松澤さんはこれまでメンバーを検索した経験はありますか?また、メンバーを探す際には、どの部分を見て決めましたか?
松澤:過去に廃品回収業者さんを探すのに利用した経験があります。そのときに、2名ヒットしたのですが、一人はプロフィールに何も書かれていない状態、もう一人はプロフィールが充実している状態でした。やはりプロフィールが充実されている方が信頼できますし、人柄も感じられるので、その方にお電話をかけさせていただきました。
大野:私もサービスを検索するとき、人数を絞りこむ一つの方法としてプロフィールの充実度は確認しています。
松澤さんは、写真などにも気を遣われていますか?
松澤:当チャプターにプロの写真家の方がいらっしゃるので、定期的に撮影していただいて、しっかりした写真を掲載することも意識しています。
大野:お名前も漢字とローマ字で書かれていたり動画を掲載されていたり、連絡手段も電話だけではなく、メール・FAX・携帯番号、SNSのリンクもあるので、やはりこれだけの情報があると依頼する側としては安心です。
これまでのお問い合わせ事例
大野:BNIコネクトからお問い合わせもあったということですが、実際にどのようなお問い合わせがありましたか?
松澤:海外のメンバーさんからのお問い合わせでは、日本の企業と取引をする際の契約書チェックがありました。反対に英語の契約書を日本語に翻訳してほしいという日本のメンバーからのお問い合わせもありました。
そのほかには、海外のメンバーさんが日本の企業と提携したいということで、私の方から日本の企業を数社提案させていただいたこともありました。
BNIを最大限活用する方法は「実践する勇気」を持つ
今回の対談から、BNIをより有効的に活用する方法やヒントが得られたのではないだろうか。
最後に、BNIの活用方法について伺ったところ、松澤さんは次のように話した。
「入会したばかりの頃は、BNIの活動で上手くいくのか半信半疑になるかと思います。私自身も入会して半年~1年ほどは不安を感じながら活動していました。ただ、今長く活動していて思うのは、最初から信じてアクセルをしっかり踏んでおけばもっと早く今の状況になれたのではないかということです。入会して1年ではまだわからない部分も多いと思うのですが、勇気をもって進んでいただくのが良いと思います。」
コメントのように、半信半疑で行動が半端になってしまっては思うように前には進まない。
松澤さんは「やると決めたらやりきる」と決めて徹底してやり切っただけではないだろうか。
特別なことをしたわけではなく、BNIの仕組みや機能を徹底的に使い込んだことが、松澤さんのBNIでの成功の秘訣と言えるだろう。
文=名城政也