2022年12月15日のビジネスブースタープログラムでは、BNIジャパン大野真徳ナショナルディレクターと、コーポレートコネクションズ・ジャパンナショナルディレクター伊藤太一さん(LICグローバル株式会社・LICパートナーズ株式会社 代表取締役)の対談が行われた。BNIとコーポレートコネクションズはシスターブランドであり、いずれもリファーラルマーケティングを活用しているコミュニティだ。今回は、両名の対談から内容を抜粋して紹介していこう。
コーポレートコネクションズとは何か?
大野真徳(以下:大野):コーポレートコネクションズの仕組みについてお伺いできますか?
伊藤太一(以下:伊藤):コーポレートコレクションズもBNIと同じで、リファーラルマーケティングを提供している組織です。コーポレートコネクションズでは、事業規模の大きな、年商が5億円以上の事業規模をお持ちの会社のCEOに参画していただいています。
年商5億円からのスタートになりますので、最も多い事業規模で言うと、年商10億から30億位の規模感の社長様が多いです。年商100億位の社長さんも参画しています。
大野:BNIのメンバーとコーポレートコネクションズでは、どのような違いがありますか?
伊藤:リファーラルの規模感の違いがあります。コーポレートコネクションズでは、マーケットシェアをとっていきたい、フランチャイズのオーナーを探しているといったような、比較的大きな規模のリファーラルが交わされています。
また、一つのリファーラルを達成させるために、中長期的な視点で取り組むといった傾向があります。
大野:単純な違いとして、ミーティングの開催頻度がBNIよりも少ないんですよね?
伊藤:コーポレートコネクションズでは、月に約2回、年間22回の定例会を開催することとなっています。
大野:全体的なメンバーの人数で言うと、BNIよりは小さい規模になるのでしょうか?
伊藤:人数は、現在15名が発足のための必要条件になっております。平均して大体17~18名位のサイズなので、BNIに比べると小さい規模に感じるかもしれません。
人と人との繋がりを親密に、関係性を深めていくことに重きを置いて活動しています。
コーポレートコネクションズのメンバー同士の関係性
大野:チャプターミーティング以外にも定期的に集まるようなことをされていると思うのですが、そのあたりについてもお聞かせいただけますか?
伊藤:1to1の他、メンバー同士の関係を深めるためのイベントも開催しています。
たとえば、ゴルフコンペにビジターさんを交えて開催したり、家族連れでクルーザーで出かけたりといったイベントを過去に行いました。年末年始ですと、忘年会や新年会を開催しているチャプターもあります。
大野:私も先日、ナショナルカンファレンスに参加させていただきましたが、奥様を連れてこられたり、お子様を連れて来られたりする方もいらっしゃいましたね。
伊藤:アットホームという言葉とは違うかもしれませんが、凄く温かい関係性を築ける場所だと思います。
大野:フォーラムがあるとお聞きしたのですが、フォーラムについてもお聞かせいただけますか?
伊藤:コーポレートコネクションズの重要なプログラムのなかで、フォーラムがあります。BNIのフォーラムとは意味合いが異なるもので、コーポレートコネクションズのフォーラムでは、5~6人で1つのグループを作ります。
そのなかで、一人ひとりの悩みだったりチャレンジしていることだったりを共有して、その人の悩みを解決してあげるのが、フォーラムの目的です。
このグループのなかでは、秘密保持契約も結び、ノートさえとれない厳格な情報管理を行っています。
大野:私もコーポレートコネクションズのグローバルコンベンションで体験させてもらいました。親密度が増すアクティビティですよね。
伊藤:経営者の方々は、やはり上に行けば行くほど孤独に感じるのだと思います。例えば、家族にも相談できない、自社の社員にも相談できない、だからといって飲み仲間に簡単に話すこともできない悩みなどがあるかと思います。ご自身のなかで抱えている課題がそれぞれにあるので、その悩みをきちんとしたプログラムにのっとり、守られた環境のなかで、信頼できる仲間だけに相談するというのが、フォーラムの趣旨です。
どちらかを選ぶのではなく、どちらも続ける選択肢
大野:BNIを卒業してコーポレートコネクションズに入会する方も出てくるかもしれませんが、その時の手続きのようなものはありますか?
伊藤:シスターブランドという形ですが、BNIと同時にメンバーになることはできません。BNIは一旦退会していただいて、コーポレートコネクションズに入会していただくというのが原則になります。
会社の中で重要なポストの方にBNIに入会していただき、ご自身はコーポレートコネクションズのメンバーになっていただくことも可能です。
たとえば、こんな事例があります。BNIで長く活動されていた広告会社の社長様で、BNIでは、「名刺の印刷をお願いします」「チラシの印刷をお願いします」というリファーラルをいただいていたそうです。その社長様が、コーポレートコネクションズに入会して、BNIには、営業担当の方が入会されました。
BNIでは引き続き名刺やチラシの印刷を頼まれる一方で、コーポレートコネクションズに入会した社長様は、山手線の広告をジャックするなどの大きな案件が舞い込んできました。
このように、BNIかコーポレートコネクションズのどちらかを選ぶのではなくて、コーポレートコネクションズとBNIどちらも継続して、様々な案件をいただくということも可能です。
リファーラルマーケティングの可能性
今回の対談でわかったのは、BNIとコーポレートコネクションズの規模や違いではなく、リファーラルマーケティングの可能性ではないだろうか。
いずれもリファーラルマーケティングを活用して、一つひとつの企業の成長を促している。伊藤さんが語ったように、将来的には、会社としてBNIとコーポレートコネクションズ、どちらも活用するという選択肢を選ぶのも良いだろう。
文=名城政也