一人ひとり、一つひとつの「恩」がBNIに生かされている

2022/11/15

川井 久さん
BNI東京港中央
S1チャプター

川井久さんは、BNI東京港中央リージョン、S1チャプターで「補助金専門中小企業診断士」として活躍している。2015年1月にBNIへ入会し、ディレクターとしての活動経験もある。そして、2022年にはBNIビデオコンテスト優秀賞に輝いた。そんな川井さんの、これまでのBNI活動は「人との繋がり」「恩」が欠かせない。BNIのメンバーとして活躍するなかで、どのようにメンバーと関わってきたのか、川井さんのストーリーを紹介していこう。

※なお、コンテストの動画はS1チャプターメンバー「企業向け動画制作:金子雄一郎さん」による撮影です。

「自分の場所を自分で作りたい」その想いを軸に走ってきた

川井さんは大学卒業後、システムエンジニアとして働き、ITコンサルタント、経営企画などの経験を経て、独立開業した。経歴だけ見れば順調にステップを踏んで独立したように見えるが、元々は会社に就職するのが嫌だったと言う。

なぜなら「人の作った会社という場所は、自分の場所ではない」と感じていたからだ。両親が自営業であったこともあり「自分の場所は自分で作らなければいけない」という気持ちが、川井さんの中にはあった。

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そのために川井さんは、将来の独立のためにシステムエンジニアの仕事をしながら、中小企業診断士の資格を取得し、会社の経営を学ぶために経営企画という道も経験している。つまり、これまでの道のりは、すべて「独立」というゴールのための道のりだったのだ。

そして2014年にはれて独立開業。

しかし、独立した当初は、良いスタートをきれたとは言えなかった。

一人の緑がBNIの緑に

独立開業当時、あてにしていた仕事が外れ、一気に仕事がなくなってしまった。どうにか前職から仕事を請け負っていたものの、軌道に乗せるのは難しい状況だった。「何かきっかけを作らないといけない」という気持ちから交流会に参加し、そこで出会ったのがBNIだ。

S1チャプターに招待してくれたのが、当時お世話になっていたBNIのメンバーである。

当時川井さん自身はBNIに興味もなければ可能性も感じていなかった。しかし、その方と毎週顔を合わせられるということが、川井さんがBNIへ入会する価値となったのだ。

BNIでより強くなった「Givers Gain®」「Pay Forward」

川井さんの会社の経営理念は「Pay Forward」、恩送りである。この概念は、BNIの「Givers Gain®」とよく似ている。この言葉のように、川井さんはこれまでにBNIで多くの貢献を行ってきた。

代表的なものとしては、BNI千葉セントラルでの新チャプターの立ち上げだ。2015年10月にプレジデントという役職を果たした川井さんは、さらに何かできないかと考え、ディレクターとしてチャプター立ち上げを考えた。

当時のS1チャプターの担当ディレクターである『大竹通孝』さんよりBNI千葉セントラル エグゼクティブディレクターの『宮嵜勝己』さんを紹介してもらい、BNI東京港中央のメンバーでありながらもBNI千葉セントラルのアンバサダー・ディレクターとして4年ほど活動した。

『高山英明』さんがBNI千葉京葉のリージョン立ち上げを行った際には、川井さんはそのパートナーとして伴走し、結果としては日本最速、9カ月でリージョン立ち上げという功績を残すことができた。

リージョンを立ち上げるなかで、仕事の時間を割きながら苦労した経験もある。しかし、それでも川井さんが諦めなかったのは、『大竹通孝』さん、『宮嵜勝己』さん、『高山英明』さん、さらにはチャプターのメンバーに、多くの機会をもらったり支えられたりしてきた「恩」があるからだ。

「もらった恩をもらいっぱなしにしたくなかった」

この、恩を強く感じ、返したいという気持ちが、川井さんの原動力と言っても過言ではないだろう。

これからの「恩送り」

川井さんがBNIで得られたものは多い。代表的なものとして「専門分野を得られた」と川井さんは語っていた。BNI入会当時は「中小企業診断士」として活動していたが、多くのメンバーと1to1をすることで、今の「補助金専門中小企業診断士」となった。

さらに、ディレクターやリージョン立ち上げの経験からも、川井さんが得られた学びは多いだろう。

今では、BNIが生活の一部となっており、BNIを通して人生の楽しみも仲間もでき、就活時に考えていた「自分の居場所」をBNIで作り上げている。

そんな川井さんの今後のBNIでの目標は「チャプターメンバーに成功してもらう」ことだ。自分が成功するのではなく、メンバーへの恩送りを軸にしている。

また、個人においては、いずれ社長職を引退して、奥さんへ恩を返したり、経営者を育てて地域に恩を返したりしていきたいと語った。

プライベート、事業、BNI、いずれにおいても川合さんは常に「恩」を大事にしている。すべてに対して恩を感じ、返していく姿勢は、BNIメンバーが学ぶべき姿勢と言えるだろう。

文=名城政也