もっと大きな船が必要だ

2022/05/10

BNIは2022年5月現在、世界で1万以上のチャプターが活動している。日本だけでも約300のチャプターがある。
しかし、アイヴァン・マイズナー博士がBNIを始めた当初は、20チャプターほどしかなかったという。では「どのようにBNIをここまで成長させたのか」について、アイヴァン・マイズナー博士のブログから紹介していこう。

今回の内容は「アイヴァン・マイズナー博士の軌跡」を知るためのものではない。アイヴァン・マイズナー博士のストーリーから「BNIをどのように活用できるのか」ひいては「どのようにビジネスを拡大していけるのか」を考えるきっかけやヒントにすることが目的である。

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1975年の大ヒット映画「ジョーズ」で、アメリカ北東部の小さな避暑地で警察署長を務めるマーティン・ブロディが初めて間近でそのホホジロザメを見たときに、映画史に残る名セリフのひとつを口にしました。サメを見るやいなや、彼はゆっくりと操舵室に後ずさりし、クイント船長に向かって言うのです。「もっと大きな船が必要だ」と。

これは、典型的な「ブロディ・モーメント」です。つまり現在持っているリソースは、求めている結果を得るために、もはや通用しないものであることを、ショックではあるがはっきりとわかる瞬間のこと。

私のブロディ・モーメントが、どのように起きたかをお話したいと思いますが、もっとも重要なことは私の話を読みながら、「あなた自身」のブロディ・モーメントについて考えてみることです。自分のブロディ・モーメントを理解することは、自らのモチベーションについて考え、起業を成功させるために役立ちますから。

私のブロディ・モーメントは、1985年の終わりに、計画していたわけでもなく、特に頑張ろうとしたわけでもなく、はからずもBNI🄬で20のチャプターを立ち上げたときに訪れました。“ビジネスコミュニティ”というものにピンときたのです。

「なぜ」BNIなのか

私は、南カリフォルニアで経営コンサルタントをしており、自分のコンサルティング業のためにリファーラルを必要としていました。私自身のビジネスのためでもありましたが、友人にも紹介できればと思っていました。そこで、お互いに仕事を紹介し合えるようなグループを作ったのです。

私は以前、メンバーみんながびっくりするほど打算的で、私にいろいろ売り込んでくるようなネットワークグループに参加したことがあります。また、ハッピーアワーやオードブルを楽しむような社交的なグループにも行きましたが、それは全くビジネスの話にならないような集まりでした。

私が望んでいたのは、ビジネスにフォーカスしながらも打算的ではなく、関係性を重視しながらも実務的ではないものです。私は、ビジネスにつながる関係構築ができるという側面を望んでいて、求めていたのは社交的なグループではありませんでした。というわけで、その2つを満たすようなネットワークを作ったのでした。

ビジネスを重視していることと人間関係の両方の側面を融合させ、その2つを結び付けるものがGivers Gain🄬(ギバーズ・ゲイン)のコアバリューである「私があなたの役に立ち、あなたが私の役に立つことで、私たち全員が共に利益が得られる」という考え方です。

その1つのネットワーキンググループを皮切りに、12ヵ月で次々と20チャプターができたのです!最初の1年は、自分なりに成功したやり方を再現する方法を取りました。私が起業したのは28歳と若かったこともあり、ほとんどの企業がこのネットワーキングについてすでに理解しているものと思っていました。でも、ビジネスネットワーキングについて教える大学は世界のどこにもなく、誰も理解していなかったのです。でも、誰もがこの課題を抱えていたことを知り、それが私のブロディ・モーメントになりました。

BNIは、「必要は発明の母」であることの代表例であり、多くのビジネスを手助けしてきました。1985年の終わり、私は「もっと大きな船が必要だ」という考えに至りました。このビジネスネットワーキングの手法は、私が予想していたよりもはるかに大きな規模になることが見込まれたので、ここで腰を据えて会社を拡大するためのビジネスプランを立てたのです。

大きな目標

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