2026/09/22

瀬口 広樹(せぐち ひろき)
チャプター:ホワイト(名古屋セントラル)
名古屋セントラルディレクターコンサルタント
カテゴリ:メンズ眉毛FC本部

 瀬口 広樹(以下:瀬口さん)は、オンラインサロン事業、美容サロン事業、フランチャイズ展開など、複数の事業を手がける経営者である。BNIではメンバーとして活動するだけでなく、ディレクターとして1年で2チャプターの立ち上げに関わるなど、BNIの拡大にも力を注いできた。

 ビデオコンテストでは、自身がBNIを通じてどのようにビジネスを伸ばしてきたのか、そしてBNIを活用することで人生がどう変わるのかを語り、見事1位に選ばれた。(受賞動画はこちら

 一度はすべてを失った瀬口さんのストーリーは、ただの成功談ではない。勝ち方を学び直し、人の人生を変える側へ進んでいく挑戦と言える。

どんなことにも勝ち筋がある。ヒントを探せば、必ず誰かが知っている。

 瀬口さんの考え方には「攻略」という軸がある。パチンコで生計を立てていたときも、プロに弟子入りし“攻略”をした。資産運用の事業をおこなっていたときも、たくさんの経営者と出会いながらビジネスの“攻略”をした。“モテ”をメインにしたオンラインサロンや結婚相談所も、恋愛の“攻略”が軸にあった。

 瀬口さんにとって、仕事は一つの正解を守るものではない。うまくいく方法を探し、試し、形にしていくものなのだ。

離婚、倒産ですべてを失った中から、BNIでなぜ復活できたのか?

 BNIに入会する前、瀬口さんは大きな転機を迎えていた。事業は伸びず、関わっていた会社は倒産、さらには離婚も経験。当時の経験について瀬口さんは次のように語った。

「家も、車も、犬も、お金も失った。人脈もゼロになった」

生活環境も人間関係も、大きく変わったという。

 そんな時、知人がBNIで楽しそうに活動している様子を目にする。朝から元気に活動し、経営者たちと関わっている姿が目に留まったのだ。実際にBNIを見てみると、そこには立派な経営者が多く在籍していた。「自分にできるのか」という不安がありながらも、自身の復活のためにBNIへの入会を決意する。

 しかし、入会後、すぐに大きな成果が出たわけではない。思うように紹介を受けられない時期もあった。転機となったのが、不動産系のメンバーとの関係だ。互いにリファーラルを交わす関係が生まれ「BNIで信頼関係が構築されれば仕事が増える」と実感を得たのだ。BNIは名刺交換の場ではない。相手を知り、信頼関係をつくり、紹介し合える関係を築く場である。この仕組みを体感したことが、後の瀬口さんのBNI活用にも大きく影響していく。

 その後、コロナ禍が広がる中で「女性を幸せにする」をテーマとしたオンラインサロンを立ち上げ、パーソナルトレーナーやエステサロンなど、BNIの他チャプターのメンバーとも協業の形をつくっていった。この取り組みは成果につながっていく。BNI内でも「瀬口さんといえば、オンラインサロンの人」という認知が広がった。その結果、オンラインサロン事業の売上は拡大していった。

BNIはやればやるほどに、次が見えてくる場所。

 BNIの仕組みを学び、実践するほど、次の役割が見えてきた。メンバーとしてリファーラルを提供し、売上も上がり、メンバーとしての役割をやりきった。瀬口さんの次の道が、ディレクターだ。元々、人が集まるコミュニティをつくることが得意だった瀬口さんにとって、BNIのディレクター活動は、得意分野に重なるところだった。

 さらに、BNIを活用してビジネスを大きく伸ばしている人たちの存在も刺激になった。フランチャイズで200以上の店舗規模まで広げている経営者や、BNIだけで仕事の多くを生み出しているメンバーの話を聞き、「自分もBNIを使ってビジネスを伸ばしたい」と強く感じるようになる。

「チャプター立ち上げは人生を変える」

リージョンディレクターからのこの言葉も、瀬口さんの中に火をつけた。

 そして、2024年、瀬口さんはチャプターの立ち上げに本格的に取り組む。ひとつのチャプターを立ち上げるまでには半年以上かかり、決して楽な道ではなかった。それでも、自らを追い込む形で結果として、1年で2チャプターの立ち上げに関わることになる。

 その歩みは、瀬口さん一人の力だけで進んできたものではない。ディレクターとしての成長を支えてくれたナショナルディレクターの大野さん、そして瀬口さんをディレクターとして育ててくれた東海Coreの藤本さんへの感謝も大きい。BNIの中で挑戦する機会をもらい、人とのつながりの中で自分自身も育てられてきた。その実感があるからこそ、瀬口さんはこれから、チャプターをつくるディレクターを輩出していく側へ進もうとしている。

 BNIの価値について、瀬口さんはメンバー同士のつながりだけでなく、エグゼクティブディレクターやリージョンディレクターとのつながりにもあると考えている。BNIの中で大きく動くことで、経営者としての視座も広がっていった。

「瀬口さんのおかげで人生が変わった」この言葉をもっと生み出すためにも、進み続ける。

 瀬口さんの事業は、時代や経験によって形を変えてきた。婚活支援から始まり、資産運用、オンラインサロン、美容サロン事業へとカテゴリーも変化している。

 瀬口さんの根底にあるのは、人の人生を変えることへの関心である。恋愛や婚活の支援を通じて、結婚式に何度も呼ばれ、親から感謝されることもあった。BNIのディレクターとしても、立ち上げたチャプターのメンバーから「BNIをやってよかった」と言われることが、何よりの喜びになっている。

 瀬口さん本人は「自分は承認欲求が高い」と率直に語るが、それは単に目立ちたいというだけではない。自分が関わったことで、誰かの仕事や人生が変わる。その実感が、瀬口さんの行動を前に進めている。

40年磨かれてきた仕組みが、成長の土台になる。

 BNIには40年以上にわたって積み上げられた仕組みがある。1to1、リファーラル、トレーニング、コアバリュー。これらを正しく学べば、ビジネスを広げるための土台をつくることができる。瀬口さんが特に惹かれているのは、7つのコアバリュー※である。

※Givers Gain、関係構築、生涯学習、伝統+革新、前向きな姿勢・態度、責任ある行動、承認

 瀬口さんはコアバリューについて次のように語る。

「7つのコアバリューを持っている男になりたい。コアバリューには経営者に必要な考え方がすべて揃っている」

 また、BNIは環境によって学びの深さが変わる場でもある。現在、BNIには多くのメンバーがいるが、瀬口さんは「10万人まで増えたらもっと面白くなる」と語った。BNIの規模が広がれば、そこから生まれるビジネスや雇用、人生の変化もさらに大きくなる。ビデオコンテストの動画内でも「みんなやればいい」と語っている。

 仕事が忙しくなったからBNIをやめる人もいる。しかし瀬口さんは、そういう人こそBNIを学びの場にしてほしいと考えている。時代が変われば、仕事も変わる。数年後に同じ仕事をしているとは限らない。長くBNIで信頼関係を築いていれば、新しいことを始める時にも「協力してください」と言える関係が残る。それが、BNIの大きな価値なのだ。

BNIでトップを目指す。常に挑戦できるステージで、より多くの人を巻き込んでいきたい。

 瀬口さんがBNIを続ける理由は、シンプルである。「BNIで一番ビジネスがうまくいっているのは誰か」と聞かれたときに、「瀬口さん」と言われたい。その言葉には、瀬口さんらしい率直さがある。成果が出る仕組みを学び、実践し、実際に形にしていく。その延長に、BNIでの挑戦があるのだ。

 そんな瀬口さんのさらなる挑戦は、日本中にBNIのメンバーを増やしていくことだ。そこには、BNIを通じて自分自身のビジネスも、周囲のビジネスも伸ばしていく未来がある。

 失ったところから始まった瀬口さんの再挑戦は、BNIとの出会いによって大きく形を変えた。今は、自分の人生を変えるだけでなく、チャプターを立ち上げ、メンバーの人生にも変化を生み出す側へと進んでいる。

文=名城政也

2026/09/15

全国・海外から2,680名が集まった「BNIジャパン ナショナルカンファレンス2026」。

Day2も、経営、人生、テクノロジー、組織づくりなど、経営者やビジネスリーダーが未来を考える多彩なプログラムが続きました。

2,680名のエネルギーが、ひとつに

Day2は、BNI SUNファン所属・谷川和馬さんが参加する創作芸能集団「古今樂明座」による、会場いっぱいに響き渡る力強い和太鼓のパフォーマンスからスタート。

創作芸能集団「古今樂明座」による和太鼓パフォーマンスが、Day2の幕開けを飾りました

Day1とはまた違ったエネルギーに会場が包まれました。

オープニング後には、全国、そして海外から集まった参加者による記念撮影も実施。

20周年という節目に、国や地域を越えて多くの経営者・事業者がひとつの会場に集うスケールを実感する瞬間となりました。

全国・海外から集まったNC2026参加者の集合写真

続いて、BNI創立者兼チーフ・ビジョナリー・オフィサーのアイヴァン・マイズナー博士から、20周年を迎えたBNIジャパンへビデオメッセージが届けられました。

博士が語ったのは、BNIは単なるネットワーキングではなく、一つの「ムーブメント」であるということ。

BNIを「一つのムーブメント」と表現し、BNIジャパンへメッセージを届けたBNI創立者兼チーフ・ビジョナリー・オフィサーのDr. アイヴァン・マイズナー

世界70以上の国と地域へ広がるBNI。そのグローバルなコミュニティの一員として、日本の20年間の歩みに賛辞と感謝が届けられました。

ビジネスの先にある「豊かさ」を考える──本田健氏

Day2のゲストスピーカーとして登壇したのは、作家の本田健氏。

経営者やビジネスパーソンが多く集まる会場で、本田氏が問いかけたのは、お金と感情、人間関係、そして「本当の幸せ」についてでした。

お金と感情、人間関係、幸せについて語る作家・本田健氏

事業を成長させ、成果を上げることは経営者にとって重要です。

しかし、その先にどのような人生をつくりたいのか。

お金とどのように向き合い、人との関係をどう築き、自分にとっての豊かさや幸せをどう捉えるのか。

ビジネスの手法だけではなく、経営者自身の人生や価値観へと視野を広げる内容に、参加者が自分自身を見つめ直す時間となりました。

参加者との対話を交えながら、お金や人生について問いかける本田健氏

「10倍の未来」をどうつくるか──名郷根修氏

株式会社ハイパフォーマンス代表取締役の名郷根修氏による「10Xリーダーズフォーラム ナショナルカンファレンス特別版」では、ビジネスを飛躍的に成長させる「10x思考」をテーマにしたセッションが行われました。

「10倍の目標」を起点に未来を描く考え方を伝える、株式会社ハイパフォーマンス代表取締役・名郷根修氏

現在の延長線上から未来を考えるのではなく、大きな未来を先に描き、そこから今を考えること。

そして、「どうやるか」だけではなく、「誰とやるか」という視点から、自身の強み、チーム、ビジネスのあり方を見つめ直します。

さらに、このセッションは一方向の講演だけではありません。

参加者同士によるディスカッションや、大野真徳ナショナルディレクターも加わったライブコーチングを実施。参加者自身がその場で考え、言葉にし、次の行動につなげていく参加型のプログラムとなりました。

経営者が新しい視点を得るだけでなく、その場で自分の事業に引き寄せて考えられる。

ナショナルカンファレンスが大切にしている学びのスタイルの一つです。

「10倍の未来」をテーマに、参加者同士で意見を交わしながら考えを深めるセッション

AI時代、選択、そして起業家としてのあり方

Day2の「エデュケーションモーメント」では、小木曽貴弘エグゼクティブディレクター(以下、ED)、河野将侑ED、田渕祐輝EDが、それぞれの経験や実践をもとに、経営者として未来を切り拓くための視点を共有しました。

小木曽EDのテーマは「人生を豊かにする選択の力」。

「人生を豊かにする選択の力」を語るBNI京都シティセントラル・小木曽貴弘エグゼクティブディレクター

選択とは、あらかじめ用意された正解を当てることではなく、自ら選んだ道をその後の行動によって正解にしていく「物語の創造」であるとし、ビジョンを持つこと、時には選ばない勇気を持つこと、そして他者をその物語の登場人物として迎えることの大切さを伝えました。

河野EDは、現代の社会を動かす存在として、起業家を「令和のサムライ」と表現。中小企業や起業家が社会に与える影響の大きさに触れながら、事業を成長させるためには、自らのビジネススキルを磨き続ける必要があると語りました。

「令和のサムライ」である起業家が、世の中を変える力について語るBNI福岡博多・河野将侑エグゼクティブディレクター

また、単に仕事や紹介を得るのではなく、仲間や地域、社会のために何を与えられるかを問い続けることの大切さも伝えました。

田渕EDは、AIなどによって将来の予測が難しくなる時代を見据え、起業家の意思決定理論「エフェクチュエーション」を紹介しました。

自分が持つ特性・知識・経験・人脈を生かす「手中の鳥の原則」を紹介するBNI大阪シティセントラル・田渕祐輝エグゼクティブディレクター

未来を予測して必要なものを揃えるのではなく、自分の特性や強み、知識・経験、人脈など、今すでに持っている資源から可能性を考える。そして、それらを仲間の持つ資源と掛け合わせることで、新しい価値を生み出していく。変化の大きな時代だからこそ、一人で未来を予測するのではなく、仲間とともに未来をつくるという視点が示されました。

人生の選択、起業家としてのあり方、そして変化する時代への向き合い方。

異なるテーマでありながら、その中心にあるのは、「これからの時代に、自分はどう選択し、誰と、どんな未来をつくるのか」という問いでした。

Day2の「エデュケーションモーメント」に登壇したエグゼクティブディレクター(以下、ED)、BNI京都シティセントラル・小木曽貴弘ED、BNI大阪シティセントラル・田渕祐輝ED、BNI福岡博多・河野将侑ED

強い組織は、どのように文化をつくるのか

Day2の「チャプターベストプラクティスシェア」には、BNI リヴァイ、BNI コンセンサス、BNI J-ONEが登壇しました。

BNI リヴァイは、渡り鳥が先頭を交代しながら遠くまで飛んでいく姿に、リーダーシップの継承を重ねました。

渡り鳥の姿になぞらえ、リーダーシップの継承とチームづくりの実践を共有するBNI リヴァイ

BNI コンセンサスは、一時の厳しい状況から「寄り添い」という文化や次世代リーダーの育成を通じて成長してきた歩みを紹介。

「ヒーローズムーブメント」を通じて、一人ひとりの意識と行動を積み重ねる取り組みを共有するBNI コンセンサス

日本で最初に発足したBNI J-ONEからは、新しいメンバーへのサポートや、歴代リーダーが次の世代を支える文化など、長く続く組織づくりの実践が共有されました。

長く続く組織づくりとリーダーシップ継承の実践を、更新率の推移とともに紹介するBNI J-ONE

一人の優れたリーダーだけで組織をつくるのではなく、文化をつくり、人を育て、それを次へ渡していく。

経営者にとっても、自社の組織づくりを考えるヒントになるセッションとなりました。

 

一人ひとりにある、人生とビジネスのストーリー

「ビデオコンテスト2026」では、「BNIはあなたやあなたのビジネスにどのような影響をもたらしましたか」をテーマに、全国のメンバーが自身の体験を映像で表現しました。

入賞したのは、次の5名です。

第1位 BNIホワイト 瀬口広樹さん
第2位 BNI AMAMIKU 與那城寿恵子さん
第3位 BNI TRINITY 福永ともみさん
同率第4位 BNI APOLLO 田路和也さん
同率第4位 BNI Bridge 山本悠太さん

BNIで得た成果や変化を自身のストーリーで伝えた「Video Contest 2026」入賞者の皆さん

事業の成長、仲間との出会い、自分自身の変化、困難を乗り越えた経験。

5人のストーリーから見えてきたのは、「成果」の形は一人ひとり異なるということでした。

数字だけでは表すことのできない、ビジネスと人生の変化。

それを本人の言葉で共有することも、数千人が集う大きなカンファレンスでありながら、一人ひとりの物語を大切にするBNIらしいプログラムの一つです。

20年をつないだ人たち、そして次の20年へ

20周年を記念して募集された記念ロゴには、全国から230点を超える応募がありました。

選ばれたデザインに込められたのは、これまでの歩みへの「感謝と信頼」と、未来へ向かう「挑戦と成長」。

BNIジャパン20周年記念ロゴ。バラには「感謝」と「信頼」、炎には未来への「挑戦」と「成長」の想いが込められています

また、長年活動を続けてきたチャプターへの承認も行われました。

新しいチャプターが誕生し、新しいリーダーが育つ一方で、長い年月をかけて人と人との信頼をつないできたコミュニティがある。

その積み重ねが、BNIジャパンの20年をつくっています。

BNIジャパンの歩みとともに、15年以上活動を続けてきたチャプターを承認

本編終了後も続く、仲間を称える時間

Day2本編終了後には、グランドニッコー東京 台場でアワードディナーが開催されました。

Day2本編終了後、グランドニッコー東京 台場で開催されたアワードディナー。大野真徳ナショナルディレクターが登壇

メンバー数の成長や更新率、チャプターの発足、リージョン運営など、2025年に各地で積み重ねられたさまざまな成果と貢献を承認。

華やかなレッドカーペットで、受賞者や関係者を称えたアワードディナー

今年は「Team of the Year」としてBNI横浜セントラルが選ばれました。

最後には、一つのリージョンを越えて「Team Japan」として力を合わせ、日本の中小企業や社会にさらに大きな価値を生み出していこうというメッセージも届けられました。20周年を祝うと同時に、次の20年へ向けた新たなスタートを感じさせる時間となりました。

アワードディナーで表彰された受賞者の皆さんと、BNIジャパン 大野真徳ナショナルディレクター

次の舞台は、大阪へ

そして、ナショナルカンファレンス2026の終盤。

次回、2027年の開催地が発表されました。

次の舞台は、大阪。

2027年は、イベント名称を新たに「BNI JAPAN International Conference 2027」とし、略称「IC2027」として開催されます。

ステージには、次回の開催を担う大阪のリーダーたちが登壇。

次回IC2027の開催地・大阪を担うリーダーたちと、BNIジャパン 大野真徳ナショナルディレクター

「来年は大阪で会いましょう」

その呼びかけとともに、IC2027への申し込みもスタートしました。

東京ビッグサイトに2,680名が集まり、14カ国の参加者とともに過ごした2日間。

そこで交わされたテーマは、経営戦略だけではありません。

事業成長、リーダーシップ、組織、人との関係、お金、人生、AI、社会貢献、そして未来。

異なる専門性や経験を持つ登壇者の言葉が、経営者やビジネスリーダーに新しい視点を届け、それをきっかけに参加者同士の新たな会話やつながりが生まれていきます。

この2日間は、完成した答えを受け取る場所ではなく、新しい視点や人との出会いから、それぞれが次の一歩を見つける時間でもありました。

2027年、大阪。

そこではまた、新しい登壇者、新しい参加者、新しい出会いから、まだ誰も知らないビジネスや未来が動き始めます。

次は、大阪でお会いしましょう。
https://nc2027.bninc.jp/event/osaka

文・編集:BNIジャパン

2026/09/08

2026年4月28日、29日の2日間、東京ビッグサイトで「BNIジャパン ナショナルカンファレンス2026」が開催されました。

全国・海外から2,680名が集結した、BNIジャパン ナショナルカンファレンス2026

BNIジャパンにとって、日本上陸20周年という節目の年。会場には全国から経営者・事業者が集まり、参加者は過去最大となる2,680名。台湾、香港、韓国をはじめ、アジア、欧米など海外14カ国からも258名が参加しました。

海外からの参加者も迎え、国際色豊かな交流が広がったナショナルカンファレンス2026

BNIは現在、世界70以上の国と地域で展開する世界最大級のビジネス・リファーラル組織です。日本でも12,000名を超えるメンバーが活動しています。

20周年のナショナルカンファレンスには、株式会社オンデーズ取締役会長の田中修治氏、作家の本田健氏、株式会社ハイパフォーマンス代表取締役の名郷根修氏らが登壇。

BNI Globalからのメッセージや国内外のメンバーとの交流、全国の実践事例、承認・表彰など、多彩なプログラムが2日間にわたり展開されました。

学び、出会い、承認、そして次の挑戦へ。

2026年のグローバルテーマ「Accelerate」のもと、ビジネスや人とのつながりをさらに加速させる2日間が始まりました。

BNIジャパン20周年を記念するナショナルカンファレンス2026が開幕

「20周年」と「感謝」を描いた、華やかな幕開け

Day1の幕開けを飾ったのは、BNI PASSIONE所属・安井ちあきさんによる書道パフォーマンス。

Day1の幕開けを飾った、BNI PASSIONE・安井ちあきさんによる書道パフォーマンス

華やかな和装姿で舞台に立ち、大きなキャンバスに力強く筆を走らせると、「BNI JAPAN」「Givers Gain®」「20周年」「感謝」の文字が次々と描き出されていきました。

作品が完成すると、会場からは大きな拍手が送られました。

「BNI JAPAN」「Givers Gain®」「20周年」「感謝」の文字を力強く描き上げた安井ちあきさん

続いて、BNI Global CEOのメアリー・ケネディ・トンプソン氏から、20周年を迎えたBNIジャパンへビデオメッセージが届けられました。

BNI Global CEO メアリー・ケネディ・トンプソン氏から、BNIジャパン20周年を祝うビデオメッセージ

世界へ広がるBNIのネットワークの中で、日本が20年という節目を迎えたことを実感する幕開けとなりました。

人とのつながりが、未来を変える

BNIジャパン ナショナルディレクターの大野真徳は、BNIを日本へ紹介するまでの歩みを振り返りました。

その道のりは、決して最初から約束されていたものではありませんでした。

一度はBNIを日本へ展開する話そのものがなくなりかけた中で、大野を支えた一人が、イギリスで大野がBNIに参加した際、新しいチャプターの立ち上げを担当していたディレクター、ローレンスさんです。

日本展開の話が途絶えたことを知ったローレンスさんは、「何とかしよう」と周囲へ働きかけました。そこからエリアディレクター、当時のBNI UK & Irelandのナショナルディレクター夫妻へと人のつながりが広がり、再びBNI創立者アイヴァン・マイズナー博士へと話がつながったことで、日本でのBNI展開が実現しました。

BNIジャパン ナショナルディレクター・大野真徳と、BNI日本上陸への歩みを支えたローレンスさん

20周年を迎えた今回、ローレンスさんもイギリスから来日。

大野は会場に向けて、「皆さんにとってのローレンスさんは誰ですか」と問いかけました。

自分一人ではたどり着けなかった場所へ、誰かとの出会いが連れていってくれることがある。

BNIジャパンの20年そのものが、人とのつながりが生み出す可能性を象徴するストーリーでもあります。

経営の常識を問い直す──田中修治氏

Day1のゲストスピーカーとして登壇したのは、株式会社オンデーズ取締役会長の田中修治氏。

経営における挑戦と成長について語る、株式会社オンデーズ取締役会長・田中修治氏

29歳で多額の負債を抱えていたOWNDAYSを買収し、その再建と成長を率いてきた田中氏が、会場に集まった経営者・起業家に向けて語ったのは、経営における挑戦と成長についてでした。

自身の経営経験をもとに、データから事業の現状を捉えること、大きな目標を設定すること、そして経営者として意思決定を重ねていくことの重要性を紹介。

単なる成功談ではなく、実際の経営の現場で何を見て、どのように判断してきたのか。

事業のさらなる成長を目指す経営者にとって、自社の経営を別の視点から見つめ直す時間となりました。

全国のリーダーから学ぶ、ビジネスと成長

ナショナルカンファレンスでは、ゲストスピーカーだけでなく、全国でBNIを率いるリーダーやメンバーも登壇します。

Day1の「エデュケーションモーメント」では、木下エグゼクティブディレクター(以下、ED)、大竹通孝ED、吉田まり子EDが、自身の経験をもとに「継続」「人との関係性」「あり方」といったテーマから、ビジネスと自身の成長について語りました。

「近道はない」。当たり前のことを継続する大切さを語るBNI東京N.E.・木下馨エグゼクティブディレクター

木下EDからは、近道や特別な方法に頼るのではなく、当たり前のことを積み重ね、継続すること。人との関係を育み、信頼をつないでいくこと。そして、自らがどのような視点で行動するか。

大竹EDからは、「今の私はこれまで出会ったすべて。そして未来の私はこれから出会うすべて」というメッセージも届けられました。

人と人をつなぐリーダーシップと、人生を変える「出会い」の力を語るBNI東京港中央・大竹通孝エグゼクティブディレクター

吉田EDは、「成功するメンバーの方程式」として、やり方だけではなく自らの「あり方」、人との関係性、そして継続することの大切さを伝えました。

「成功するメンバーの方程式」を語るBNI東京千代田・吉田まり子エグゼクティブディレクター

経営、リーダーシップ、人間関係、自己成長。

ナショナルカンファレンスでは、さまざまな角度から、経営者やビジネスパーソンが自分自身と事業の未来を考える機会が提供されています。

全国のリアルな実践を共有

「チャプターベストプラクティスシェア」では、BNI 宗麟、BNI おもいやり、BNI VOYAGEが登壇。それぞれのチャプターが成長の過程で大切にしてきた考え方や実践を共有しました。

高い目標を掲げること。
信頼関係を意図的に育てていくこと。
学びや挑戦を、一部の人だけではなくチーム全体の文化にすること。

地域も規模も歴史も異なるからこそ、そのアプローチはさまざまです。

全国各地で実際に成果を生み出している経営者たちの経験から、「自分たちならどうするか」を考えられるのも、ナショナルカンファレンスならではの学びです。

BNI 宗麟、BNI おもいやり、BNI VOYAGEが、チャプターの成長につながった実践や組織づくりの工夫を共有

仲間の成果を称え、「次は自分たちも」と思える場所

会場では、2025年度に新たに発足したチャプターや、継続的な成長を遂げたチャプターへの承認も行われました。

大勢のリーダーやメンバーがステージに並び、その成果を全国の仲間が大きな拍手で称えます。

2025年度に新たに発足したチャプターを、全国の仲間とともに承認

誰かの成功を称えるだけではありません。

「あのステージに、次は自分たちも立ちたい」

目の前で仲間の成果を見ることが、次の目標へとつながっていきます。

50名以上のメンバーが所属する「プラチナ」以上のチャプターを、全国の仲間とともに承認

また、長年BNIで活動を続けてきたメンバーへの永年表彰も行われました。

10年、15年という節目を迎えたメンバーに加え、BNIジャパンの歩みとともに19年、20年目を迎えたメンバーもステージへ。長年にわたり活動を続けてきたその歩みに、会場から大きな拍手が送られました。

20周年という節目に、BNIジャパンの歴史を支えてきたメンバーへの感謝をあらためて伝える時間となりました。

10年、15年、そして19年・20年目を迎えたメンバーの歩みを称える「メンバー永年表彰」

1to1、ビジター招待、リファーラルなど、日々の活動を通じて大きな成果を上げたメンバーへの個人表彰も行われました。

さまざまな形の行動や成果がステージ上で紹介され、会場全体でその功績を称えました。

1to1、ビジター招待、リファーラルVALUEの3部門で、2025年に高い成果を上げたメンバーを表彰

ビジネスの力を、社会と次世代へ

BNI財団ジャパンからは、助成金やキャリア教育、Future Leaders Programなど、子どもたちの未来を支える活動が紹介されました。

設立から10年間で51件の助成を実施してきたBNI財団ジャパンの活動を紹介

設立から10年間で51件、13,221,057円の助成を実施しています。

メンバーがビジネスを通じて培ってきた知識、経験、人とのつながりを、次の世代や社会へ還元する。

ビジネスコミュニティとしての活動が社会へ広がっていることを感じる時間となりました。

助成やキャリア教育、災害支援など、BNI財団ジャパンの活動を紹介する大野佳子代表理事

セッションの外にも、新たなビジネスの可能性が

会場には80社以上の企業・団体が出展。ブースエリアやランチタイムなどでは、参加者同士の活発な交流が行われました。

80社以上が出展したブースエリア。会場各所で新たな交流が生まれました

さらに、カンファレンス前夜には海外参加者を迎える「International Welcome Evening」、Day1終了後には「Networking Reception」も開催。ステージ上の学びだけではなく、さまざまな場面で新しい出会いが生まれます。

全国、そして世界から集まった経営者や事業者が、立場や地域を越えて直接言葉を交わす。

そこで始まった会話が、新しいビジネスや協業につながっていくかもしれません。

海外参加者を迎えて開催されたInternational Welcome Evening

20周年の歩みを振り返りながら、新たな学びと出会いが次々に生まれたDay1。

Day2では、さらに「人生」「未来」「10倍の成長」へと視点を広げるセッションが展開されました。

【後編へ続く】

文・編集:BNIジャパン

2026/09/01

BNIが自宅の一室から始まり、世界的な組織へと変貌を遂げた1990年から1994年にかけての歩みには、あらゆるビジネスオーナーが活用できる成長のヒントが隠されています。この時期、BNIは物理的な拠点を拡大するだけでなく、フランチャイズモデルの確立や、現在も重要視されている「1to1」の仕組みを誕生させました。

組織を支えるフランチャイズモデルの理念

BNIはフランチャイズ形態を採用していますが、その根底には「地域に根ざした運営」という強い信念があります。各地域や各国の拠点は、その土地を熟知したオーナーによって管理・運営されています。

特筆すべきは、各フランチャイズの収益の95%はその国内に留まり、プログラムの運営や地域への還元に充てられる点です。また、フランチャイズの権利は単に資金があれば購入できるものではありません。実際にメンバーとして活動し、ディレクターコンサルタントエグゼクティブディレクターへとステップアップし、実績と信頼を築いた人物にのみ道が開かれます。これは「リファーラル・マーケティング」を提唱する組織として、自らもリファーラルを通じて成長するという一貫した姿勢の表れです。

「1to1」の誕生と進化

現在、チャプターミーティング以外でメンバー同士が親睦を深め、リファーラルを創出するために不可欠な「1to1」は、もともとカンファレンス(会議)の場で生まれました。

当初、カンファレンスの参加者同士がより深く繋がるための仕組みとして「ダンスカード」という形式で導入されました。数年後、この仕組みを「チャプターミーティングでも活用できるのではないか」という「BFO(Blinding Flash of the Obvious:誰の目にも明らかなひらめき)」が起こり、現在の形へと定着しました。

なお、当初は「One-on-One」と呼ばれていましたが、国によっては異なるニュアンスに受け取られる懸念があったため、国際的な広がりを見せる中で、現在の「1to1(One-to-One)」という名称に統一されました。

「ビジネスの中で働く」から「ビジネスを構築する」へ

BNIが数名のスタッフによる小規模な運営から、世界中に何千人ものディレクターを抱える組織へと成長できた最大の要因は、マネジメントの視点の切り替えにあります。

多くの個人事業主や小規模ビジネスオーナーは、日々の実務(ビジネスの中で働くこと)に忙殺されがちです。しかし、組織を拡大し、ビジョンを世界へ届けるためには、「ビジネスそのものを構築する(ビジネスの外側で、仕組み作りに注力する)」という視点が不可欠です。

BNIは当初、創設者と2人のパートタイムスタッフで運営されていました。しかし、明確なビジョンを描き、日々のオペレーションから一歩引いて、世界中どこでも機能する「仕組み」の構築に注力したことで、今日のようなグローバルなネットワークを築くことが可能となりました。

1990年代前半のBNIの歴史は、単なる組織拡大の記録ではなく、信頼を基盤としたフランチャイズ体制や、メンバーの利便性を高める仕組み、そして経営者のマインドセットの重要性を証明しています。これらの原則を日々の活動や自身のビジネスに取り入れることで、持続可能な成長を実現するヒントとなるはずです。

※本記事は、英語版「The Official BNI Podcast」Episode 35: Givers Gain, Chapter 6 の内容をもとに、日本向けに再構成・編集しています。