2025/12/30

長谷川 大祐(はせがわ だいすけ)
チャプター:BNI New Style(名古屋南)
カテゴリー:個性と美意識を形にするオーダーキッチン

長谷川大祐さん(以下:長谷川さん)は、祖父の代から続く板金会社を3代目として引き継ぐ予定の後継者だ。23歳でオーダーキッチン事業を立ち上げ、8年かけて事業転換を進めてきた。その過程で、プレイヤーから経営者へ視点を切り替えていく中、BNIとの出会いが大きな転機となった。

裕福な家庭に育ち、やや傲慢だった子ども時代。そこから幾度もの挫折を経験し、「人間味のある人に、人はついてくる」という気づきに辿り着いた。
現在は「15年で50億」という目標を掲げ、「この仕事は天職」と語る長谷川さんの歩みには、次期経営者としての成長と、人としての深化が静かに刻まれている。

早すぎた挫折が、経営者マインドを育てた。

長谷川さんの原点には、経営者として走り続けた祖父の姿がある。経営が好調だった時代に生まれ、大きな家で育った長谷川さんは、幼い頃から「経営者ってかっこいい」と憧れを抱いていた。学校では学級委員長やリーダー役を任されることが多く、自然と人の前に立つ役割を担っていった。

しかし、順調に見えた幼少期にも壁があった。
それが「人がついてこない」という悩みだった。

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文=名城政也

2025/12/16

加藤 はと子さん
BNI 東京BC
カテゴリー:地方創生マーケティング

商店街の一角から始まった取り組みが、数万人規模のイベントへと成長し、やがて10万人の街に10万人を集客する一大イベントへ。その実績は国の目に留まり、現在は国土交通省や総務省と連携して全国の地方創生の現場を支える専門家として活躍する加藤はと子さん。数々の実績を重ねてきた彼女にとっても、BNIとの出会いは事業と組織を新たな段階へと進める大きな転機となった。

専業主婦から始まった挑戦

加藤さんが行動を起こすきっかけは、母親の早すぎる死だった。

「このまま家族のためだけに生きて、一生を終えてしまうのか……」

その思いから、専業主婦だった彼女は子ども服づくりを始める。オークション出品から始まった小さな一歩は、ブランド立ち上げ、百貨店とのタイアップへと広がっていった。

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文=国場みの

2025/12/02

鈴木 明弥さん

BNIは、ただ人脈を広げるだけの場ではない。戦略的に活用すれば、国内外のビジネスを切り拓く強力なプラットフォームとなる。そのことを体現してきたのが、2019年に入会した鈴木明弥(すずき あや)さんである。

鈴木さんはBNIを「仕組みと情報のプラットフォーム」と定義し、グローバルネットワークを駆使して成果を上げてきた。さらに、日本人として初めて国際顧問理事会(IBOA)の一員に選出された実績も持つ。彼女の歩みは、BNIをどう活用すれば成果につながるのか、その具体的なヒントに満ちている。

チャプター選定とグローバルへの視座

入会当時、鈴木さんはイタリア留学支援や通訳・翻訳、企業の海外出張サポートを手がけていた。しかし事業の拡張に限界を感じ、新しい領域として、インバウンドや貿易を見据えていた。

チャプターを選ぶ際には、自由度が高く実際にビジネスが大きく動いている環境を求め、最終的にBNI SRを選択。ビジター参加時には高額リファーラルが成立する瞬間を目の当たりにし、さらにその場で、4ヶ月後のBNIグローバルコンベンション(ポーランド、ワルシャワ開催)への参加を誘われた。

「ビジターの段階で『一緒にワルシャワのグローバルコンベンションに行きませんか』と声をかけていただきました。ここならBNIをグローバルに活用できると直感しました」

その後、実際にBNIグローバルコンベンションに参加。また、海外BNIの状況を自分自身で体感するためにイタリアの複数チャプターを視察し、現地ディレクターとの関係を築くなど、世界規模でのネットワークを確立していった。

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文=国場みの