2025/09/16

浅井 和佳奈さん
BNI ホワイト(名古屋セントラル)
カテゴリー:ハンドモデル

2025年BNIナショナルカンファレンスにて開催された「シェアストーリー大会」。全国各エリアを勝ち抜いた代表10名のファイナリストのひとりとしてステージに立ち、浅井和佳奈さんは1分間スピーチを披露した。
そして最終的に4名のみが選ばれる、特別賞を受賞。

彼女が語ったのは、”大きな手”というコンプレックスを唯一無二の強みに変えてハンドモデルに挑み、BNIの仲間とともに叶えた3つの目標だった。
その率直な語り口に、多くの共感を集めた。コンプレックスを唯一無二の武器に

浅井さんは、かつて総合アパレルメーカーの百貨店販売員として活躍していた。
「お客様と接するのが大好きで、接客が天職だと思っていました」

その仕事ぶりが評価され、入社時に希望していた企画部門への異動を打診されたが──

「ありがたいお話でしたが、現場を離れることに違和感を覚えました。お客様と直接つながり、信頼関係を築くことにこそやりがいを感じていたからです」

そんなとき、ある友人からかけられた言葉が心に刺さった。
『お金をもらえなくてもやってみたいことって何?』

そう聞かれて、ハッとしたという。

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文=国場みの

2025/09/09

松井 祐太(まつい ゆうた)
BNI THREE(大阪シティセントラル)
カテゴリー:独自の価値を言語化する価値設計士

 松井 祐太さんは、企業の価値設計とコンセプトメイキングを専門とする「独自の価値を言語化する価値設計士」として、多くの企業の成長を支援している。

リクルート出身という経歴を持ち、一時期は自身の事業で売上1億円を達成するも、その後、コロナの影響で売上がゼロになるという劇的な浮き沈みを経験している。その危機を乗り越える過程で、BNIが大きな助けとなり、松井さん自身の成長にもつながった。

 松井さんの物語は、単なる成功談ではない。弱みを見せることができずにいた経営者が、挫折を通じて本当のリーダーシップとは何かを学んでいく成長の軌跡でもある。BNIのシェアストーリー全国大会での挑戦、プレジデント時代の組織運営、そして現在のグローバルチャプター構想まで、松井さんの歩みには多くの学びが詰まっている。

多くの企業がUSPの重要性を知っている。しかし、明確化の方法を知らない。

 松井さんの人生を知る上でも、現在のカテゴリー「独自の価値を言語化する価値設計士」についてお伝えしておきたい。松井さんは企業のUSP設計を専門としている。この専門性は、これまでのキャリアの積み重ねが自然に収束して形になったものだ。

 出発点となったのは、前職の分譲地企画営業の経験だ。不動産会社の物件を掲載する仕事を通じて、3C分析などの戦略的思考法を身につけた。「このエリアにどういう物件を、どんな戦略で売るのか」という視点が、この時期に養われたのだ。

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文=名城政也

2025/09/02

築地 隆佑さん
BNI Anchor(東京港中央)
カテゴリー:ライフストーリー作家®

「BNIは、ただ続けるだけでは成果に結びつかない。本気で向き合ったときに初めて、可能性が広がる」

そう語るのは、ライフストーリー作家®の築地隆佑(つきじ りゅうすけ)さんだ。かつてはBNIを何度も断っていた彼が、いまや各地のリージョンフォーラムに登壇し、グローバルコンベンションにも参加する存在となった。その裏には、“とりあえず続ける”からの脱却と、人生を懸けた実践があった。

最初はアンチ。「辞めよう」と悩んだ日々

築地さんは、独立前に異業種交流会の主催・運営に関わっていた関係で、BNIに対して強い先入観を持っていた。「自由に働くために独立したのに、なんでまた組織に縛られないといけないんだ」と、加入を何度も断ってきたという。

そんな彼が2018年4月に加入を決めたのは、ある紹介がきっかけだった。

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文=国場みの