2025/07/15

小町 剛廣さん
BNI 麒麟(東京中央東)
カテゴリー:写真家

 小町 剛廣さん(以下:小町さん)は、40年以上のキャリアを持つプロフェッショナルフォトグラファーだ。世界各国での人物撮影から、出版業界での活躍、そして現在は遺影撮影まで、幅広い分野で活動してきた。そんな小町さんが、還暦を迎えたタイミングで選んだ新たな挑戦の場が、BNIである。

 BNIでは積極的に新たなことに挑戦しており、その一つが「ビデオコンテスト2025」への応募だ(受賞動画はこちら)。今回は、人生の節目に環境を変える決断をした小町さんの「変化と挑戦」のストーリーを紐解いていきたい。

「らしさ」を残す。その人が輝く遺影。

 現在、小町さんが特に力を入れているのが、その人らしさを表現した遺影撮影だ。従来の堅い遺影写真ではなく、「グランドポートレート」という概念で、生きている今のかっこいい姿を残す提案をしている。

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文=名城政也

2025/07/08

奥村 郁子さん
BNI GT(奈良市京都南)
カテゴリー:日本茶販売

ある日、百貨店の催事場で、丁寧に日本茶を淹れる女性の姿が来場者の目を引いていた。隣には、新作の畳を並べる男性。二人は異なる業種ながら、同じ「日本の文化を伝える」という志を持つBNIの仲間だった。

『BNIジャパンビデオコンテスト2025』で3位を受賞した動画(受賞動画はこちら)には、その二人──奥村郁子さんと衣川裕一さん──が交わした、心と心を通わせたリファーラルの物語が描かれていた。この記事では、その舞台裏に迫る。

通販事業の社長に、ビジネス仲間ができた日

奥村さんは、京都で100年以上続く日本茶の会社を継ぐ4代目社長である。主に通信販売を中心に事業を展開しており、経営者として日々多忙を極めていたが、「同じ目線でビジネスの話ができる相手がいない」という悩みを抱えていた。

BNIへの加入を初めて意識したのは、2019年のこと。弁護士をしているご主人から、「経営者になるなら、BNIのような組織に入った方がいい」と勧められたことがきっかけだった。しかしそのときはご縁がまとまらず、加入は見送ることとなった。

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文=国場みの

2025/07/01

宮坂 拓海(みやさか たくみ)
BNI ETOILE(東京N.E.)
カテゴリー:動画マーケター

 宮坂拓海さんは、現在27歳の若手経営者だ。しかし、その経歴は決して平坦なものではなかった。高校1年で父親を亡くし、シングル家庭で育った経験から福祉の道を志し、介護士として働いた後、映像の力で福祉業界のネガティブなイメージを変えたいという想いから起業した。「人の想いと社会を繋ぐ架け橋になる」それが彼の理念だ。

 今回は、ビデオコンテスト2025で見事2位(受賞動画はこちら)に輝いた宮坂さんへ、仕事、BNI、人生の情熱について伺った。

想いがなければ、人には届かない。想いがあるからこそ、形にしようと動け出せる。

 宮坂さんの事業は、介護士としての現場経験から生まれた強い使命感に根ざしている。福祉学部で学んだ知識を実践に活かすため介護士として働く中で、業界全体の課題を痛感した。「介護業界のネガティブを変えたい」という想いが、映像制作への転換点となった。

 当初は先輩の映像会社に参加していたが、やがて福祉に特化した事業展開の可能性を見出した。「情報発信が行き届いていないマイノリティ業界を、世界とつなぐ」ことを目的に、現在の会社を設立。「人の想いと社会を繋ぐ架け橋になる」という経営理念を掲げている。

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文=名城政也