2024/06/25

船越 淳哉(ふなこし じゅんや)
BNI SHRINE(さいたま中央)
カテゴリー:生命保険(法人)

船越 淳哉さん(以下:船越さん)さんは、BNIで人生が変わった一人といえる。なぜなら、船越さんはBNIに入会して売上だけではない多くのものを得ているからだ。今では多くのビジターを招待し、2023年10月1日~2023年12月31日の期間には5名もの入会者を輩出した。今回は、そんな船越さんが感じているBNIの価値などについて話を伺った。

BNIの価値に気づくまで、相当な時間がかかった。

船越さんは、非常に稀な経歴を持つ人である。今の仕事に入る前まではまともに社会人としての経験を積んでこなかったという。その理由は、音楽活動をしていたからだ。高校卒業後にバンドの道を目指し、大学も中退。就職をせずにバンドに夢中になっていた。そのうちに現在の会社の代表取締役に出会い、代表がBNIに入会していたことで、船越さんもBNIに出会う。社会人経験のない船越さんにとって、最初の感想は「よくわからない」だった。

代表の後押しもありBNIに入会するも、当初SHRINEチャプターは立ち上げ期間。ビジター招待にも苦戦し、当時はかなり苦労したのだそうだ。さらに、最初のうちはリファーラルをもらうこともできなかったという。リファーラルをもらえたのは入会してから3年後だった。

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文=名城政也

2024/06/18

自分自身のスキルを高めたいのであれば、誰かに教えることだということはよく知られています。誰かを育て、新たな学びをサポートすることで、その人の人生を変える手伝いができるのです。さらに、それを行うことで自分自身のスキルも一緒に向上していることに気付くかもしれません!メンタリングは、成長と学びの相互的な旅であり、メンターとメンティー双方を豊かにする成長プロセスなのです。

メンタリングの本質は、ビジネスの世界において過去の自分の写し鏡かもしれない誰かを、後押しする機会であることを認識することにあります。メンターとしての役割を受け入れることは、知識や見識を無私無欲で共有し、一方でかつて自分が遭遇したような落とし穴を避けて通る手助けをしながら、相手を成功へと導くことを意味します。他の誰かに教えることは、あなたがこれまでに学んだことを思い返す役割も果たし、忘れてしまったかもしれない分野に再度目を向けることにもなります。

チェスクラブ

私の著書「The Networking Mentor」の中で、10歳の息子が所属するチェスクラブのコーチをする男性の話を紹介しています。実は、それは私の話なのです。私は、息子が通う小学校のチェスクラブのコーチになったのですが、「チェスは得意だし、簡単なことだろう」と思っていました。そして気付いたことが、私は、これまでチェスというゲームを学んだことはなく、高校の時に1冊の本を読んであとは全て独学でやってきたということでした。とはいえ、子どもたちにその方法では教えられません。チェスの手筋を知っていないといけないわけです。従って、子どもたちに指導するために私はフォーク、スキュア、ピン、ラダーといったチェス用語を学ぶ必要がありました。おかしなことに私はチェスの腕前はかなりのもので、友人と定期的に対戦していました。ある日彼から「おいおい、どうしたんだ?」と言われ、私は「何のことだ?」と聞いたところ、彼は「チェスの腕をあげたな」と言いました。私が「10歳の子どもたちに教えているんだよ」と言うと、彼は「いや、そうじゃなくて、本当に何をしてるの?」と聞かれたので、私は「冗談抜きで、10歳の子どもたちを教えているんだ」と答えました。

私がチェスクラブの手伝いを申し出たのは、息子や彼の友だちと一緒に時間を過ごせたらいいなと思ったからでした。子どもたちを教えることで、自分が上達することなんて思ってもいませんでした!小さなチェス愛好家たちを助けることで、自分の腕を磨く必要があり、これまで何年もの間、感覚的にやってきた手筋や戦略の名前を学ぶために宿題をする必要がありました。私は、小学生の子どもたちを教えることで自分の腕前が上がったことに驚きましたし、同じく友人も驚いていました。

時間への投資

「メンターをやるような時間がない」と言う人もいます。そのような人たちに対しては、「可能な限り、時間を作る方法を見つけるように」と言います。というのも、私が誰かのメンターになるたびに、それが自分の学びになってきたからです。私がメンタリングしていた人たちから相談ごとがあれば、常にその内容を調べ自分のファイルに目を通し、その問題を解決するために何か提供できることはないか考えていました。彼らを助けながら、私自身が向上していることに気付いていました。

人にメンタリングしている時間がないと言う人たちには、その考えを改めるよう促します。メンタリングは、単に時間を充てるということではありません。メンターとメンティー双方にとって公私に渡る成長への投資なのです。ネットワーキングをより良くするためのメンタリングも同じことが言えます。

ネットワーキングとメンタリング

優れたネットワーカーに育てるためにメンタリングするプロセスは、メンティーだけでなく、メンターにとっても有益なことです。私は、子どもたちにチェスの戦略を指導するだけで、自分の技量も磨かざるを得なくなったように、ネットワーキングのメンターとして、過去に学んだ原則を改めて再考することや、疎かにしていたことを再活性化させる役割があります。そして、人が成長したり、目標を達成し成功を収める姿を見ることは大きな満足につながります。

メンタリングの関係は、その関係性に継続的に価値を受けたり提供したりする限り機能します。私自身、個人的にメンティーとして始まったメンタリングの関係が、時間の経過とともに特定の問題について私がメンターになったということがありました。長い時間をかけ友情関係が形成されたときでした。理想的には、深く強いメンタリング関係は、持続的なつながりや友情に発展していきます。ビジネスネットワーキングの領域においては、メンタリングは、双方にとってのベネフィットを生み出します。

あなたは誰のストーリーに登場していますか?

私たち一人ひとりに、それぞれの人生に影響を与えた人がいます。私たちの物語の中には、自らが選んだ道に影響を与えたり、自分自身で道を切り開くために励ましてくれた人がいます。このような人たちは、私たちが現在に至るまでに出会ったメンターであり、メンターから受けた影響によって、人生が変わる可能性があります。メンタリング関係に時間を割き、注意を向けることで、単なる金銭的な利益を超える、深く強力で有意義な利益を双方が得ることになります。成熟し、より経験を積むにつれて、私たちはメンティーからメンターになる機会があります。

私たちは皆、自分のストーリーに登場する人がいます。人をメンタリングする時、本当に心に響くのは、あなたは誰のストーリーの中に存在していますか?誰の人生に影響を与えましたか?と聞いてみることだと信じています。それは、ギバーズゲイン®の考え方の一部でもあるのです。与えたものは戻ってくるという考え方です。誰かが私を助けてくれたのだから、今度は私がその人、または別の誰かの成功のために手を貸します。それは、他の誰かの人生をあなたが変えることであり、有意義な人生を生み出すことになるのです。

おそらく、あなたのことを既にメンターだと考えている人や、あるいはあなたがメンターになりたいと思う人(あなたが自分の仕事人生をスタートした時のことを思い出させるような人)がいるかもしれません。それとも、あなたのビジネスネットワーキンググループの新メンバーで誰かの指導や成功のための最善の方法が共有されることを必要としている人かもしれません。もしそうであれば、積極的なメンターになれる機会を逃さないようにしましょう。

彼らには、あなたの経験や助言、物事の考え方から得られるものがあります。あなたの励ましは、彼らの旅において彼らが自信を持って道を歩む手助けになります。あなた方は互いに、それぞれに有益で長続きするビジネス関係を構築しながら、スキルの向上を実感することができます。

無欲であなたの豊富な知識を共有し、人の成功を手伝い、あなたが過去にした同じ間違いをしないよう手助けすることで、彼らにとっても、そしてあなたにとっても非常に大きな利益を得ることができます。私は、メンターの力が人々のストーリーにポジティブな変化をもたらすと信じています。

あなたのメンターについてのストーリーはありますか?これまで誰かのメンターになったことはありますか?お話をぜひお聞かせください。

訳=川崎あゆみ

2024/06/11

風間 賢彦(かざま よしひこ)
BNI REGINA(東京N.E.)
カテゴリー:健康経営優良法人認定支援

風間 賢彦(以下:風間さん)さんは、「健康経営優良法人認定支援」というカテゴリでありながら、薬剤師やパーソナルトレーナーなど、健康に関わる多くの事業に携わっている。その裏には、風間さんが元々もつ「Giver」の精神がある。

この精神こそ、BNIで活躍する秘訣だ。今回は、そんな風間さんの人生やBNIでの活動のポイントについて伺った。

風間さんの事業は、薬剤師から始まった。ご家族が病気になりやすいことをきっかけに「身近な人を助けたい」と思い、専門の道へ進む。薬剤師を目指す中で出会ったのが、ボディビルである。ダイエット感覚で始めるも、徐々に「見た目が変わることで周りの評価が変わる」ことを実感する。その感動を伝えるべく、パーソナルトレーナーとしても動き始める。

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文=名城政也

2024/06/04

コ・クリエーション(共創)とは、複数の関係者が集まって、共通の目標達成のために商品や成果を生み出すプロセスです。新著「The 3rd Paradigm(第3のパラダイム):A Radical Shift to Greater Success」の中で、共著者のハイディ・スコット・ジュスト博士、ダワ・タルヒン・フィリップス氏と私は、事業を成功に導く共創の5つの型について概要を述べています。

外部の企業や個人との協働を始める前に、自社の運営についてしっかりと理解していることが極めて重要であることを強調しています。私たちが「The Four Knows(4つの理解)」と呼ぶ4つの要素がビジネスで成功を収めるために重要である理由を本の抜粋から説明します。

理解すべき4つのこと

あなたが共創の5つの型の何れを使うにしても、成功のために以下の4つのことを全て整える必要があります。

正しく焦点を合わせる

正しくプロセスを定める

正しくコミュニケーションを取る

正しく実行する

正しく焦点を合わせる:お互いに望む成果を定める

共創に関わる全ての人は、一体となって同じ方向にボートを漕ぐ必要があります。全ての人がお互いに望む成果に焦点を合わせる必要があることを意味します。みんなが一致して取り組まなければ、最悪な事態に陥ることになります。私たちは4,200名の事業家を対象に調査を行ったのですが、ある回答者が、チームワークが効果的に機能しなかったことでイベントマーケティングを行おうとしたリーダーの試みが妨げられてしまったという話をシェアしてくれました。「私たちは、なぜそれを行うのかについてコミュニケーションがうまく取れておらず、そのイベントをチーム全体の一部として位置付けるための意見を得ることができなかったのです」

お互いに望む成果に焦点を合わせるために、全チームメンバーが「なぜ」を共有していることが求められます。共創のリーダーは、多様なステークホルダーが集まっていたとしても、効率的かつ効果的、そして創造的に共に取り組むことができるよう、一連の質問を通してチームを導いていくことができるものです。

このプロセスによって、焦点を正確に合わせやすくなります。求める結果の定義は不明瞭なものではなく、明確であるべきです。明確であれば、共創におけるステークホルダーは必要とされる目的や意図を共有することができるでしょう。まずお互いに望む成果が定まれば、チームは思いも寄らぬことを成し遂げることができます。調査に回答した一人が次のような意見を述べていました。「適材者たちが同じ目標を掲げ、士気を高め合い、励ましあいながら共に達成するというコミットメントをもって取り組むことができれば、驚くようなことが起きるかもしれません」。

正しくプロセスを定める:フレームワークを活用する

共創のプロジェクトにおいて正しいプロセスを特定することで、ステークホルダーが確実に効率的で効果的な取り組みができるようになります。お互いに望む成果を目標にするチームを持つだけでは不十分です。行動指針を示すような根本的なプロセスがなければ、フラストレーションが蓄積し、そのプロジェクトは問題に陥ってしまいます。

フレームワークを選ぶプロセスは、以前に紹介した共創の5つの型(シンクタンク/ブレインストーム、クラウドソース、オープンソース、マス・カスタマイズ、ユーザー生成コンテンツ)を選択することから始まります。

共創のリーダーが最適な型を決定した後は、さらに実務的に考慮すべき点を踏まえて包括的なフレームワークとプロセスを示します。これには、チームメンバーの明確な役割と責任の決定、説明責任の仕組み、共創プロジェクトの状況や背景などを明確にし、さらに無意識の偏見を軽減することも含まれます。

調査回答者の中の数名は、正しいプロセスを経ることの重要性を証言する人もいました。「プロジェクトに関わる全員が、ある程度具体的な役割責任や結果責任を負うべきであり、全員が意見を求められるべきです」。他にも、「成長のためのしっかりとしたフレームワークが整えられていること」、そして「設定されたタスクや期限、フォローアップやプロセスの進捗に責任を持つ担当者を明確にすることが必要だ」とその重要性を述べた人もいました。

プロセスは、詳細なレベルで明確にされることが望まれます。例えば一人の回答者からは、「製品開発においては、レビュー会議を毎日行うことで、開発のプロセスを綿密に注視することに役立ちました」という返答がありました。別の回答者は、「各メンバーにプロセスの一部の責任を持たせて、その担当箇所を間違いなく次の段階に移せるようにします。後戻りすることのないようにすべきです」だと助言してくれました。

正しくコミュニケーションを取る:オープンコミュニケーションに努める

オープンなコミュニケーションは、共創を成功させるために極めて重要です。これは社員や顧客、取引先、会社に関わる他のすべてのステークホルダーにとっていえることです。明瞭なコミュニケーションがなければ、仮に誰もが熱意をもって全力でプロジェクトに取り組んだとしても共創は失敗します。調査回答者の多くが、正しいコミュニケーションの重要性を強調しています。「コミュニケーションが不可欠です」と。

「あなたが社員と良いコミュニケーションが図れば図れるほど、あなたの会社は成功する」と言っても過言ではないと私は思います」

「それぞれの考えが自由に言い合えるような会社であれば、計り知れないほどの成長が待ち受けています。私は、担当者が自分のアイデア以外の考えには、耳を貸そうとしないような会社にいましたが、そこには何の成長もありませんでした」

「(共創は)あらゆる段階においてアイデアを適切に発展させるためには、明確で十分なコミュニケーションが必要です」

「組織がより大きくなればそれだけ、戦略や目標についてのコミュニケーションが不足し、その結果、方向性を見失うことになります」

回答者の中でとても記憶に残ったのが、「みんなが同じ楽譜で歌うこと!」というもの。確かに、どれだけ全員が一生懸命に歌ったとしても、それぞれが別の歌を歌っていたのでは、悲惨なものになります。

正しく実行する:聡明なるリーダーシップを発揮する

例え、焦点を正しく合わせる、プロセスを正しく定める、コミュニケーションを正しく取るといったこと全てが整ったとしても、組織が正しくそれらを実行できなければすべて無意味です。共創のリーダーたちは、メンバーを信頼して任せ、実行させるための土台を築く必要があります。この最後の理解をもって、リーダーはステークホルダーに信頼して任せながら明確なプランを立てて、実行に移さなければなりません。

もし、共創イニシアティブの実行が不十分だった場合、プロセス全体が危機に陥ります。ある回答者は、「学生時代のちょっとした冗談なんですが、もし私が死んだら、グループプロジェクトを一緒に取り組んだ仲間たちに私を棺の中に移すのを手伝ってほしいと言っていました。そうすれば、最後にもう一度私をがっかりさせることができるよ」と皮肉っていました。正しく実行することで、ステークホルダーの士気は上がり、実行できなければ失望が大きくなります。

自分が所属する組織で共創を実践したいと思う人は、これら4つのことそれぞれについて理解し、それぞれの要素がお互いに深く関係しているということを知っておく必要があります。共創は、これら重要な4つの全てが整い、効果的に機能して初めて成功します。4つの要素を一度マスターしてしまえば、あなたの思い通りの共創へ向かって順調に進んでいくでしょう。

訳=川崎あゆみ