【地域から感謝される組織を後世に残せるという魅力】
坪井達也さん
エグゼクティブディレクター
BNI三重
BNI三重のエグゼクティブディレクター(以下、ED)坪井達也さんは、現役メンバー* 兼 EDという全国でもあまり例のないスタイルで活動している。
2009年3月、現在もチャプターメンバーである「金シャチBNI」を名古屋で立ち上げ、同年9月にディレクターに就任。2010年、BNI名古屋のエリアディレクターに就任し、翌2011年には三重県でフランチャイズをスタート。BNIと出会って15年目*の坪井さんにいろいろなお話を伺った。
(* 2022年5月現在)
フランチャイズを始めた動機
2009年に金シャチを立ち上げたとき、まだフランチャイズ制度が始まっていなかったと思います。2010年にフランチャイズ制度を知り、私は三重県津市に住んでいまして、三重県にBNIがあったほうが事業者は助かると思ったのと、新たな自分のビジネスにもできるかなと思ったのでスタートしました。
EDになっても、メンバー活動を続ける理由
自分が立ち上げたチャプターなので愛情もありますし、他チャプターの良い見本となりたいという思いがあります。現在、メンバー数が70名超なので100名が常に安定して在籍している状態にしたいと思っています。あとは、辞める理由がないので続けています。
メンバー兼EDのメリットとしては、実際にメンバーとして実践してみた生の経験値が積めるところですね。メンバーの活動がよくわかるので、サポートはしやすいと思います。
BNI三重の今後の目標
今年、2022年は年末でメンバー数400名、2025年で700名を目標としていますので、毎年100名、3チャプターくらいを増やしていくことを目指しています。
リージョンにチャプターがたくさんあることはメンバーメリットの一つだと思いますし、そのためには地域の事業者にBNIの提案を継続的にしていかないといけないと思います。
BNI三重の取り組み
チャプターを越えてメンバーがつながってビジネスが発展するためにも、横のつながりを広げる仕掛けをしていこうと考えています。
BNI三重は対面で行うイベントが多いリージョンだと思います。ゴルフコンペ、ソフトボール大会など、リージョン主催もあれば、チャプター主催にリージョンが合流することもあります。
最近、多くの方々に参加していただけるのが、オンラインのEXPOです。直近で開催したオンラインEXPOは出店がBNIメンバー20社でしたが、来場いただいた方は三重県内外のBNIメンバーやメンバーからの紹介の方など、300名くらいでした。
対面のトレーニングやワークショップは、適切な時期を見計らって再開する予定です。オンラインの交流もいいのですが、直接会って、名刺交換して、ちょっとした雑談をして、というのもやはりいいと思いますので、適宜、そういう機会を提供していきたいですね。
これからFCを始める方、FCを検討されている方へ
フランチャイズ、つまりEDの意義はたくさんあると思います。
地域に新しいビジネス集団を作り、事業者の集客・マーケティングに貢献できる意義深い仕事です。最初は自分一人で立ち上げますが、非常に多くの人の協力を得ながら事業を行うという奥深さもあります。
また、EDを務めることで直接知り合える人、メンバー経由で知り合える人など地域でむちゃくちゃ知り合いが多くなるので、結果的に今まで続けてきた他の事業にも役立ちます。
長い目で見ると、自分が立ち上げたチャプターは自分が死んでも残ります。「虎は死んで皮を残し」ますけど「ディレクターは死んでチャプターを残す」じゃないですが(笑)、地域に感謝される組織を後世に残すことができます。
それに、とにかく喜ばれます。「チャプターがあってよかった!」と言われることが多いです。「あってよかった」と思われる組織を地域に作れるので、ぜひ、チャレンジしていただきたいです。
最後に、坪井さんにとってBNIとは?
人生の一部ですかね。
仕事と思ってやってないし、ボランティアでもないし、BNIに割く時間が多いし、自分の人生の一部ですかね。息を吸って吐いてBNI、みたいな。なかったらどうなんでしょうね、イメージつかないです。自分の家族について「いなくなったらどうしよう」なんて普段考えないですよね。それと同じでしょうか。