2021/11/25

BNIは沖縄には必要なマーケティングシステム

日本初とも言えるチャプターが9月9日、沖縄県に誕生した。発足時点でメンバー全員が女性というオンラインチャプター「BNI AMAMIKU(アマミク)」だ。(※男性も参加可能)
ディレクターの及川始乃(もとの)さんは、沖縄リージョンが立ち上がったときから関わり、現在も「BNI THANKS」に所属している。

 

税理士としてこれまで女性起業家の財務のサポートはしていたが、マーケティングや人脈構築まではサポートできていないことにもどかしさを感じていた。そのときエグゼクティブディレクターの座間味さんからBNIの立ち上げの話を聞いた。

「今活動していることを広く届けられる、何よりも同じ方向を向く仲間ができると感じました」。

 

沖縄と言えどやはり本州から見れば離島。県外とつながることはメリットも大きく、沖縄には間違いなくBNIは必要なシステムだと直感していた。座間味さんからは『あと1年後、信じてやり続けていたら100人の同じ志をもった仲間ができるよ』と言われたという。

「実際にその当時多くのメンバーが集うイベントで壇上に上がったとき、座間味さんの言葉が光景として広がっていたんです」。

 

沖縄の多くの女性経営者・起業家にBNIを活用してビジネスで豊かになってほしいとの思いで、新チャプター立ち上げのために動き始めた。だが、朝7時から9時という時間は女性にとって一番忙しい時間帯で、特に子育て中ならばさらに余裕もない。世のBNIが男性中心であるのはそこにも理由があるのかもしれない。

 

及川さんが目指したのは“女性が入りやすいチャプター”であるから、スタートが10時からになるのは必然だった。

「BNIのシステムがいいと思っている女性は多いと思います。そうした方々の窓口になりたいと考えました」。

普段から付き合いのある方、周りに人が集まる方などに声を掛け、スタートから4ヵ月で「BNI AMAMIKUオンライン(沖縄)」は立ち上がる。

 

何故立ち上げることができたのか

これまでも女性限定のチャプターを立ち上げる動きは数多くあった。しかし、なかなか立ち上がることはなかった。何故「BNI AMAMIKU」は立ち上げることができたのか。理由の一つに、県民性が挙げられるだろう。

 

沖縄県には“ゆいまーる”という精神がある。ゆい(結)まーる(順番)という意味だが、仲間に労働を無償で与えることで自分が労働を求めているときは無償で与えられるという助け合いの心を指しているのだ。つまり「Givers Gain®」が既に県民の素地としてあることが大きい。

 

「女性は常に何かをしてあげたいという思いがあります。だからチャプター運営も積極的に関わってくれる方が多いですね。自分を持て余す人がいないというか、役がなくても全員がバランスよく運営を手伝っています。それをビジネスに置き換えるとBNI活動になっている、という感じでしょうか」。

 

積極的に関わり合うから、言わなくても理解し合う。そうなるとビジネスの話も早くなる。さらに沖縄は女性の方が元気で、独立起業しやすい土壌があるという。

 

「ミーティングも議題をフォーカスして手短かに終わっています。あとはチャットでやり取りをしていますね。むしろチャットの方が活発ですよ。でも、フォーカスしているのに話がそれることもあります(笑)。あれもこれもと考えてしまうからでしょう。今は毎回軌道修正しなければいけない時期ですが、いつかは整理されていくと思います」。

 

女性だけということで、地域の経済団体やメディアからも注目を浴び、応援の声も多いそうだ。

「それが励みになってもっと頑張ろうと思わせてくれました。今後はBNIの人脈やトレーニングを通じてスキルを磨き、沖縄全体が豊かになっていけるような、沖縄に住んでいる人が知らない沖縄の“財産”を表面化できるようなチャプターにしていきたいと思います」。

2021/11/16

今回はラーニングエッジ株式会社代表取締役 清水康一朗氏をお迎えし、BNIジャパンの大野真徳ナショナルディレクターとオンライン対談を行いました。

 

大:今回は「フォロワーが少なくてもSNSで成功するやり方」ということですが、多くの方にとって興味深いテーマだと思います。まずはこのタイトルの説明をお願いします。

 

清:現代社会では、今までのようなマーケティングのやり方や営業活動では上手くいかないのを感じているのではないでしょうか。これからの時代、ソーシャルネットワークによるデータ通信、情報発信によってビジネスの価値が変わっていき、SNSなしでは語れなくなってきます。といっても、これまでSNSをやったことのない人や上手くいっていない人には生きづらい時代というか。仕組みを持てる人には活用できるけど、どこから手を付けていいかわからない話もあるでしょう。そのあたりのことをお話しできればと思っています。

 

大:SNSは色々ありますが、清水さんがご覧になってどのSNSがいいのでしょうか。

 

清:SNSはさまざまなプラットフォームがあります。Facebookはビジネスで使う方には第一でしょう。それにInstagramも伸びてきてFacebookとのシステム連携ができていて、ビジネスユースに使う人も増えています。また外せないのがTwitter、LINE、Clubhouse、YouTubeでしょうか。

 

 

大:フォロワーが少ない、または今から始めたいと思っている人もいますよね。

 

清:そもそもですが、マーケティングでは何をしなければいけないのか、SNSはどうやってできているのか。何のためにやっているのかが分かると、フォロワーがいなくても成功できないものではない、ということが分かっていただけると思います。

SNSとは本質的に広告です。業者の立場に立つと広告なので、SNS業者にとっては長い時間見てもらえる、多くの人に見てもらっている投稿者に対して価値を感じています。これまで制作会社が高いお金をかけて番組制作をしてたのが、今ではただでユーザーが人を集めてくれいているわけです。つまり皆さんがアップしているコンテンツが、テレビなどの番組コンテンツになっている、ということなのです。となれば、視聴者が多いコンテンツは広告効果が高いわけで、そういう人がSNS業者にとってはありがたいのです。

そこがわかると、

1)フォロワーよりもバズるコンテンツを持っている人と一緒にやれているか

が重要なことなんです。ですから、まず第一に、フォロワーを持っている人、バズるコンテンツを持っている人と一緒にいるということが大事なのです。内容よりも影響力のある人がタグ付けされていることで、その先にいる人に向けてつながる情報発信できるかを意識することが大事なのです。タグ付けされている人と一緒にいることで、

 

2)シェアしたくなる価値ある投稿ができているか

もポイントです。その際に発信したい情報を見たい人に届けられているかも考えると、

 

3)属性があっているかどうかも大事

です。もし合っていなかったら自分の方向性と違うところに向かってしまいます。私たちはちょうどメディアの転換点にいるのです。

 

大:つまり、コンテンツを持っていなくても属性の合っているフォロワーとタイアップすればいい、という理解でいいですか?

 

清:そうですね。自分が持っていなくても持っている人にくっついてしまえば成り立ちます。これはお金で解決する方法と、人間関係で解決できる方法がありますが、今は関係構築しやすい時代ですので、比較的難しくなくなっているかもしれませんね。

 

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2021/11/11

オンラインだから可能になった離島でのBNI活動

BNIではオンラインチャプターが次々に立ち上がっている。オンラインチャプターのメリットを挙げるなら、居住地域に関係なく集うことができるということ。2021年5月に立ち上がった「BNIトラベルオンライン(北九州東)」はまさにそれを体現しているといっても過言ではない。メンバーは離島に在住しながらBNI活動を行なっているのだ。

対馬在住が、築城(ついき)順一郎さん(ビジネスカテゴリー:日本一の対馬穴子)、中村公徳さん(ビジネスカテゴリー:対馬レンタカー)、中村和範さん(ビジネスカテゴリー:対馬で焼肉)。壱岐島在住が、住吉節子さん(ビジネスカテゴリー:国産バナナ栽培)。彼らをメンバーに誘い続けていたのは“離島への誘客が生きがい”と、30年以上離島観光を誘客してきた戸田慎一さん(ビジネスカテゴリー:集客アドバイザー)だ。

「彼らとお酒を酌み交わしていながら、ずっとBNIはビジネスチャンスだと思っていたんです。そのときにオンライン化になって築城さんから『やる』と言ってくれて」。

実は対馬は新型コロナ以前から深刻な問題を抱えていた。対馬の目と鼻の先は韓国。韓国からの観光客が毎年のように押し寄せていた。築城さんの店には開店前から50名が並び、中村和範さんの飲食店は365日営業で一日最大350食の昼食を提供していたほど。しかし、2019年の日韓関係悪化により、一気にゼロになってしまったのだ。そのとき日本人観光客を誘客してくれたのが戸田さんだった。そして昨年からの新型コロナとBNIオンライン化。チャプター名が「トラベルオンライン」と銘打つように、福岡を基点に離島観光も含めた“おもてなし”のできるチャプターであるならば、入会しない理由はなかった。

「戸田さんは通販会社も作ってくれて、大変なときに助けてくれたのがBNIでしたから(築城さん)」。

幼馴染ともいえる中村さん兄弟も入会し、離島観光の流れは生まれた。「メンバーにとって1to1が旅行のような感覚になっているんですよ(戸田さん)」。

住吉さんは華やかな世界に憧れ、田舎は嫌だと福岡に出ていった。しかし新聞販売店を営むご主人が「農業をやりたい」という声が上がったとき、一番に考えたのは壱岐島だったという。

「島に産業がないから就職先もない。だから島を離れていってしまうので、それを食い止めたいと、地域再生も含めてスタートしました。ゆくゆくはIターンで訪れる人たちを増やしていきたい思いもあります」。

皮ごと食べられる完全無農薬のバナナは1本1000円という超高級品。だからこそ都会で販売経路を作っていく上でBNI入会は理に適っていた。

あまりハードルと思わないリファーラル

メンバーになるにあたり、必ず躊躇するのが「リファーラルを出せるかどうか」。意外と4人ともその点に関してハードルを感じなかったという。福岡まで船や飛行機で30分~1時間の距離。心理的距離間は感じていない。

 

「例えば旅行会社を使って旅行してくれればリファーラルにもなります(築城さん)」

「対馬に関連する方が福岡に40万人いるとされていますし、そのネットワークを活用しています。でも紹介するにあたってまずは自分で体験することからとしています(中村公徳さん)」。

 

BNIは島外の信頼できる人たちとつながることができる。それが離島の人にとっての最大のベネフィット。

「島にいると経済は島の中だけで回ってしまいがちで、そうなると知識も入ってこないし、視野が狭くなるんです。BNIのシステムを理解していくと、ここは勉強の場であり、新しいことをしたくなる気持ちにさせてくれます(中村公徳さん)」

「Givers Gain®という言葉にはっとして、心惹かれたんです。相手を知ろうと思えば1to1でつながれますし、つながれば仕事が活性化しますし、どの団体よりも仕事に直結して楽しいと感じます(住吉さん)」。

 

海も空も食も素晴らしい壱岐と対馬。それが当たり前だと思っている島内の人にとって、メンバーのそれらを称賛する声はストレートに聞けて、旅行者の言葉より重みがある。

「今はファン作りの段階だと思っています。そうして島の人たちと出会い、その先に“会いに行く旅”になっていってほしいと思っています。離島の旅はストレスケアになりますから(戸田さん)」。

島を知ってもらう、人を知ってもらう、産業を知ってもらう。その先にあるのは、離島であってもビジネスは成長するという未来だ。

地域経済の時計を巻き戻せる仕組み

日本の人口は減少傾向にあり、一極集中と過疎の極端な地域格差も問題視されている。その世界を変えることができるのもBNIかもしれない。

「地域がまちおこしの事業を行なっても、そこには地域ならではの上下関係や人間関係の問題があって上手くいかない事例も多くあります。しかしそこにBNIの仕組みを導入して、世界共通のマーケティングの仕組みを実践すれば、経済は間違いなく回り、どの街でもビジネスが成り立ち、過疎化も無くなっていくのでは、と考えます。ある意味BNIは地域経済の時間を巻き戻せる唯一の仕組みなのではないでしょうか(BNI北九州東 エグゼクティブディレクター 狩野博司さん)」。