2025/12/02

鈴木 明弥さん

BNIは、ただ人脈を広げるだけの場ではない。戦略的に活用すれば、国内外のビジネスを切り拓く強力なプラットフォームとなる。そのことを体現してきたのが、2019年に入会した鈴木明弥(すずき あや)さんである。

鈴木さんはBNIを「仕組みと情報のプラットフォーム」と定義し、グローバルネットワークを駆使して成果を上げてきた。さらに、日本人として初めて国際顧問理事会(IBOA)の一員に選出された実績も持つ。彼女の歩みは、BNIをどう活用すれば成果につながるのか、その具体的なヒントに満ちている。

チャプター選定とグローバルへの視座

入会当時、鈴木さんはイタリア留学支援や通訳・翻訳、企業の海外出張サポートを手がけていた。しかし事業の拡張に限界を感じ、新しい領域として、インバウンドや貿易を見据えていた。

チャプターを選ぶ際には、自由度が高く実際にビジネスが大きく動いている環境を求め、最終的にBNI SRを選択。ビジター参加時には高額リファーラルが成立する瞬間を目の当たりにし、さらにその場で、4ヶ月後のBNIグローバルコンベンション(ポーランド、ワルシャワ開催)への参加を誘われた。

「ビジターの段階で『一緒にワルシャワのグローバルコンベンションに行きませんか』と声をかけていただきました。ここならBNIをグローバルに活用できると直感しました」

その後、実際にBNIグローバルコンベンションに参加。また、海外BNIの状況を自分自身で体感するためにイタリアの複数チャプターを視察し、現地ディレクターとの関係を築くなど、世界規模でのネットワークを確立していった。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/11/18

砂田 全士さん
BNI Contribution(熊本シティ)
カテゴリー:売上6倍を実現するFantree®システム

紹介が紹介を呼ぶ「派生リファーラル」と、顧客の課題を解決する「パワーチーム」で、売上を6倍にした「顧客単価引上げ・リピーター獲得専門アドバイザー」の砂田全士(すなだ まさし)さん。

彼は、2013年にBNIと出会い加入し、3つのステップを経て売上が6倍に。その法則を誰でも実践できるように体系化し、多くの企業の売上向上に貢献している。BNIのリファーラルマーケティングを有効活用している砂田さんの事例を紹介したい。

借金1,000万円からの脱出

砂田さんは最初から順風満帆だったわけではない。

新卒でカード会社に勤務し、その後、フルコミッションの生命保険業界に飛び込んだ。しかし、すぐに見込客開拓に行き詰まってしまう。日本最大規模の総合保険代理店に移籍したものの業績は改善せず、1,000万円を超えるカードローンを抱えて自転車操業というどん底生活が長く続いた。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/11/04

【成果と助け合える文化を育む、自己増殖型の組織を目指して】

網谷 奈月エグゼクティブディレクター
BNI東京墨田

2025年8月1日、東京都墨田区に新たなリージョンが誕生しました。1年間のフランチャイズチャレンジを経てエグゼクティブディレクター(以下、ED)に就任したのは、網谷奈月さんです。

「おせっかいを仕事にする、その究極形がリージョン運営」という想いに至った網谷さんにお話を伺いました。

この度はおめでとうございます! 最初にBNIのフランチャイズに興味を持たれたきっかけを教えてください

ありがとうございます!

私は2020年にBNIに加入し、数か月後にはアンバサダー、翌年にはディレクターになりました。ディレクター活動をしているとき、「どうしてここまで人のために動けるんだろう?」と思うほど、おせっかい好きの仲間ばかりでした。

見返りを求めずに時間や力を提供し、メンバーのビジネスを伸ばしていく姿に大きな刺激を受けました。私自身も、BNIを紹介して「ありがとう」と言われたとき、誰かの人生の1ページに関われているんだと気づきました。

そうした経験を重ねるうちに、「これをもっと広げたい。フランチャイズに挑戦するのがその究極形なんだろうな」と考えるようになったんです。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/10/21

三橋 正隆(みつはし まさたか)
チャプター:BNI Rising-J(東京港中央)
カテゴリー:節電ガラスコーティング

 三橋 正隆さんは、コロナ禍で飲食店経営が危機に陥った際、新たに節電ガラスコーティング事業を立ち上げた経営者だ。BNIへの参加は軽い気持ちで引き受けたものだったが、身近な人の不幸を経験したことで、その向き合い方が大きく変わっていく。

 三橋さんの物語は、ビジネスの成功だけを追い求めるのではなく、BNIを通じて「人として何ができるか」を問い続けた軌跡とも言える。

ぜひ三橋さんのGiverの精神は、BNIメンバーはもちろん、多くの経営者に知ってほしい。

コロナによって売上が100分の1へ

 5000〜6000万円の売上が、わずか50〜60万円へ。コロナ禍が飲食業界を襲った時、三橋さんは想像を絶するスピードでキャッシュが溶けていく現実を目の当たりにした。

 三橋さんはこの危機を「偽物が退場させられた」時期と比喩する。飲食店という究極の投資型ビジネスの脆弱性が露呈した瞬間だと考えたからだ。店舗、人材、食材、すべてが投資先行型のビジネスモデルは、世の中が止まることなど誰も想定していなかった。しかし、実際には「お客様が飲みに行かない、物流も止まる」など、飲食ビジネスを丸ごと支えていた全てが停止した。それでも投資が先行しているため、雇い止めをしても先月の給料は払わなければならない、家賃も発生し続けてしまう。そんな中で、三橋さんは起死回生の一手を打った。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/10/08

浅井 和佳奈さん
BNI ホワイト(名古屋セントラル)
カテゴリー:ハンドモデル

2025年BNIナショナルカンファレンスにて開催された「シェアストーリー大会」。全国各エリアを勝ち抜いた代表10名のファイナリストのひとりとしてステージに立ち、浅井和佳奈さんは1分間スピーチを披露した。
そして最終的に4名のみが選ばれる、特別賞を受賞。

彼女が語ったのは、”大きな手”というコンプレックスを唯一無二の強みに変えてハンドモデルに挑み、BNIの仲間とともに叶えた3つの目標だった。
その率直な語り口に、多くの共感を集めた。コンプレックスを唯一無二の武器に

浅井さんは、かつて総合アパレルメーカーの百貨店販売員として活躍していた。
「お客様と接するのが大好きで、接客が天職だと思っていました」

その仕事ぶりが評価され、入社時に希望していた企画部門への異動を打診されたが──

「ありがたいお話でしたが、現場を離れることに違和感を覚えました。お客様と直接つながり、信頼関係を築くことにこそやりがいを感じていたからです」

そんなとき、ある友人からかけられた言葉が心に刺さった。
『お金をもらえなくてもやってみたいことって何?』

そう聞かれて、ハッとしたという。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/09/30

璃美 奈緒(りみ なお)
BNI Supreme(東京MS)
カテゴリー:夢を叶える海外進出サポーター

「時間がないからできない、お金がないからできない、英語力がないからできない…」璃美さんは、かつて「ないもの」ばかりを見つめて、無難な人生を送っていた。通訳の仕事ができるなんて思ってもいなかった彼女が、今では中小企業の海外進出を言語面でサポートし、日本と海外の企業をつなぐ架け橋として活躍している。

その転機となったのが、BNIとの出会いだ。友人からの誘いで参加したSupremeチャプターでの経験が、璃美さんの人生を大きく変えることになる。

英会話講師として活動していた当時、一人でできる仕事には限界を感じていた。そんな時、チャプターメンバーから「通訳に入ってくれないか?」と声をかけられ、新しい可能性が広がった。やがて自身のカテゴリーも“海外進出サポーター”へと変え、大きな案件に挑戦することになる。

BNIでの4年間で、売上は5倍に成長し、シェアストーリー全国大会での優勝、憧れていた海外出張の実現など、数々の夢を叶えてきた。

「大人になっても目標や夢を持って、そこに向かって生きていくっていいな」と実感した彼女は、今度は「誰かの背中を押すような人になりたい」と考えている。

「自他共に夢を叶えられる人でありたい」そんな想いを胸に、璃美さんは愛に溢れた人々に囲まれながら世界中を旅し、より多くの企業の海外進出をサポートしていくという新たな夢に向かって歩み続けている。

起業家として、経営者として、何がなんでもできるようにならなければならない。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/09/09

松井 祐太(まつい ゆうた)
BNI THREE(大阪シティセントラル)
カテゴリー:独自の価値を言語化する価値設計士

 松井 祐太さんは、企業の価値設計とコンセプトメイキングを専門とする「独自の価値を言語化する価値設計士」として、多くの企業の成長を支援している。

リクルート出身という経歴を持ち、一時期は自身の事業で売上1億円を達成するも、その後、コロナの影響で売上がゼロになるという劇的な浮き沈みを経験している。その危機を乗り越える過程で、BNIが大きな助けとなり、松井さん自身の成長にもつながった。

 松井さんの物語は、単なる成功談ではない。弱みを見せることができずにいた経営者が、挫折を通じて本当のリーダーシップとは何かを学んでいく成長の軌跡でもある。BNIのシェアストーリー全国大会での挑戦、プレジデント時代の組織運営、そして現在のグローバルチャプター構想まで、松井さんの歩みには多くの学びが詰まっている。

多くの企業がUSPの重要性を知っている。しかし、明確化の方法を知らない。

 松井さんの人生を知る上でも、現在のカテゴリー「独自の価値を言語化する価値設計士」についてお伝えしておきたい。松井さんは企業のUSP設計を専門としている。この専門性は、これまでのキャリアの積み重ねが自然に収束して形になったものだ。

 出発点となったのは、前職の分譲地企画営業の経験だ。不動産会社の物件を掲載する仕事を通じて、3C分析などの戦略的思考法を身につけた。「このエリアにどういう物件を、どんな戦略で売るのか」という視点が、この時期に養われたのだ。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/09/02

築地 隆佑さん
BNI Anchor(東京港中央)
カテゴリー:ライフストーリー作家®

「BNIは、ただ続けるだけでは成果に結びつかない。本気で向き合ったときに初めて、可能性が広がる」

そう語るのは、ライフストーリー作家®の築地隆佑(つきじ りゅうすけ)さんだ。かつてはBNIを何度も断っていた彼が、いまや各地のリージョンフォーラムに登壇し、グローバルコンベンションにも参加する存在となった。その裏には、“とりあえず続ける”からの脱却と、人生を懸けた実践があった。

最初はアンチ。「辞めよう」と悩んだ日々

築地さんは、独立前に異業種交流会の主催・運営に関わっていた関係で、BNIに対して強い先入観を持っていた。「自由に働くために独立したのに、なんでまた組織に縛られないといけないんだ」と、加入を何度も断ってきたという。

そんな彼が2018年4月に加入を決めたのは、ある紹介がきっかけだった。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/08/26

BNIジャパン最大の年次イベント「ナショナルカンファレンス2025」が、4月7日(月)・8日(火)の2日間、沖縄コンベンションセンターにて開催された。

今年のテーマは “Beyond(超える)”。国内外から1,800名以上のメンバーが集い、会場は熱気と出会いに包まれた。

台湾をはじめとするアジア各国からも多くの参加者が来場し、英語でのスピーチや同時通訳の仕組みが整えられるなど、国際色豊かな雰囲気に。語学に不安がある方も安心して参加できる環境が用意されていた。

開会直後には、来賓として一般社団法人倫理研究所 東京都倫理法人会 会長・山口哲史氏より挨拶があり、会場に華を添えた。

5つの柱で構成された、多彩なコンテンツ

今回のカンファレンスは、以下の5つの柱を軸に構成された。

  1. ビジネスとリーダーシップに関する講演・パネルディスカッション
  2. 人生を変えた体験を語る「シェアストーリー」
  3. 世界に誇る日本の伝統芸能パフォーマンス
  4. メンバーによるブース出展・協賛社PR
  5. 全国・世界とつながるネットワーキング

ビジネスの成長につながる学びはもちろんのこと、熱意をもって語られる実体験、心に響くパフォーマンス、そして思いがけない出会いまで。この場で得たつながりから、事業拡大や海外進出、新規プロジェクトの誕生に至った事例も数多くある。学びの場であり、挑戦の場であり、人と人が心でつながる実践の場──それがBNIナショナルカンファレンスの大きな特長だろう。

“Beyond”を体現する5名のゲストスピーカー

今年は5名の外部ゲストが登壇し、それぞれの視点から「Beyond」を語った。

・出前館 創業者 花密 幸伸 氏

花密氏は、「妄想力で時代を変革せよ!」をテーマに、出前館創業の裏話から、10億円の負債や破産、裁判を経て立ち上げた「ピース乾杯プロジェクト」まで、自らの挑戦と再起のストーリーを語った。

翌日には「売上を10倍にする経営戦略」と題したセッションに登壇。応援団長を務める「ペットの殺処分ゼロ」に取り組む団体の事例を通じて、夢を現実に変えるための2つの秘訣を紹介。

・『Pink Goldfish』著者 Stan Phelps 氏

Stan Phelps氏は「ピンク・ゴールドフィッシュに学ぶ差別化戦略」をテーマに講演。あえて“普通”から外れることで、期待を超える顧客体験と紹介(リファーラル)を生む戦略を、著書に基づいて実例豊かに語った。

・Christine Ho 氏(BNIベトナム ナショナルディレクター)&Grace Hakim 氏(BNIインドネシア ナショナルディレクター)

大野真徳ナショナルディレクターとともに「リーダーシップ」「多様性」「世代間の価値観」について語り合い、アジアのリアルな現場感を共有した。

・トラストコーチング代表/作家 馬場 啓介 氏

馬場啓介氏は、「世代間ギャップを埋めるコミュニケーション」をテーマにディレクター向けセッションに登壇。コミュニケーション能力の本質とは何かを、会場を巻き込みながら深く掘り下げた。

人生を変えるストーリーが、ここにある

1日目には「ビデオコンテスト2025」の表彰式が行われ、受賞者5名が登壇。

最優秀賞:大西 功貴さん[解体業/BNI Next Neo(大阪シティNorth)]

優秀賞:宮坂 拓海さん[動画マーケター/BNI ETOILE(東京N.E.)]

3位:奥村 郁子さん[日本茶販売/BNI GT(奈良市京都南)]

4位:小町 剛廣さん[写真業/BNI 麒麟(東京中央東)]

5位:村上 達哉さん[映像制作/BNI Bridge(大阪シティNorth)]

(受賞動画は BNIジャパン公式サイト にて公開中)

2日目は、「シェアストーリー全国大会2025」

選ばれた10名のメンバーが、それぞれ1分という短い時間で、自身の人生を変えた体験を語った。苦境に立たされた時期、BNIとの出会い、そしてそこからの逆転──どのストーリーにも、心を打つリアリティがあった。

語るメンバーも、聴くメンバーも、会場全体が一体となってエールを送り合う時間は、BNIならではの感動の瞬間だ。

世界を魅了した、空手と剣舞の競演

オープニングを飾ったのは、東京2020オリンピック「空手・形」で金メダルを獲得した喜友名 諒氏と、「団体・形」の上村 拓也氏、金城 新氏によるパフォーマンス。圧倒的な集中力と美しさを備えた空手の“形”は、武道の精神と技の極致を体感させてくれた。

空手は沖縄発祥の武道である。開催地に相応しいパフォーマンスだ。

2日目には、BNIメンバーでもある剣舞家・安藤 聖笙氏が登場。剣舞アート歴45年、日本一7度、海外公演多数という第一人者によるステージは、観る者すべてを魅了した。日本の伝統文化を担うトップレベルの才能が、BNIには在籍している。

そして、来年は東京へ

メンバー有志によるオリジナルソングコーラス、公開ポッドキャスト、BNIの本質を伝える講演など、ここには書ききれないほどの魅力が詰まっていた。

BNIジャパン ナショナルカンファレンスは、単なるイベントではない。

ビジネスを加速させるヒント、人とつながるための仕掛け、自分を変えるきっかけが、至るところに散りばめられた“体験の場”だ。

ぜひ、目的をもって足を運んでみてほしい。

その1歩が、想像を超える成果をもたらすかもしれない。

BNIナショナルカンファレンス2026 開催決定!

日付:2026年4月28日(火)・29日(水)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
HP:https://events.bninc.jp/event/2026/

次なる舞台は、日本の首都・東京。どんな出会いがあり、どんな未来が語られるのか──。今から楽しみだ。

文=国場みの

2025/07/29

村上 達哉さん
BNI Bridge(大阪シティNorth)
カテゴリー:映像制作

自宅の一室で始めたパーソナルトレーニングジムが、わずか1年で店舗を構え、2年目の終わりには3店舗目のオープンが決定した。

この急成長の立役者は、パーソナルトレーナーの小崎智輝さん。

その軌跡を記録し、『BNIジャパンビデオコンテスト2025』で5位を受賞したのが、映像クリエイターの村上達哉さんである(受賞動画はこちら)。

本記事では、小崎さんの成功の背景と映像制作の舞台裏、そしてBNIが果たした役割を紐解いていく。

パワープレートとの出会い、そして独立へ

小崎さんがパーソナルトレーナーとして独立したのは2023年。

それまでは体育大学の広報部門で、教授の論文発信などを担当していたが、そこで「パワープレート」というトレーニングマシンと出会った。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/07/15

小町 剛廣さん
BNI 麒麟(東京中央東)
カテゴリー:写真家

 小町 剛廣さん(以下:小町さん)は、40年以上のキャリアを持つプロフェッショナルフォトグラファーだ。世界各国での人物撮影から、出版業界での活躍、そして現在は遺影撮影まで、幅広い分野で活動してきた。そんな小町さんが、還暦を迎えたタイミングで選んだ新たな挑戦の場が、BNIである。

 BNIでは積極的に新たなことに挑戦しており、その一つが「ビデオコンテスト2025」への応募だ(受賞動画はこちら)。今回は、人生の節目に環境を変える決断をした小町さんの「変化と挑戦」のストーリーを紐解いていきたい。

「らしさ」を残す。その人が輝く遺影。

 現在、小町さんが特に力を入れているのが、その人らしさを表現した遺影撮影だ。従来の堅い遺影写真ではなく、「グランドポートレート」という概念で、生きている今のかっこいい姿を残す提案をしている。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/07/08

奥村 郁子さん
BNI GT(奈良市京都南)
カテゴリー:日本茶販売

ある日、百貨店の催事場で、丁寧に日本茶を淹れる女性の姿が来場者の目を引いていた。隣には、新作の畳を並べる男性。二人は異なる業種ながら、同じ「日本の文化を伝える」という志を持つBNIの仲間だった。

『BNIジャパンビデオコンテスト2025』で3位を受賞した動画(受賞動画はこちら)には、その二人──奥村郁子さんと衣川裕一さん──が交わした、心と心を通わせたリファーラルの物語が描かれていた。この記事では、その舞台裏に迫る。

通販事業の社長に、ビジネス仲間ができた日

奥村さんは、京都で100年以上続く日本茶の会社を継ぐ4代目社長である。主に通信販売を中心に事業を展開しており、経営者として日々多忙を極めていたが、「同じ目線でビジネスの話ができる相手がいない」という悩みを抱えていた。

BNIへの加入を初めて意識したのは、2019年のこと。弁護士をしているご主人から、「経営者になるなら、BNIのような組織に入った方がいい」と勧められたことがきっかけだった。しかしそのときはご縁がまとまらず、加入は見送ることとなった。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/07/01

宮坂 拓海(みやさか たくみ)
BNI ETOILE(東京N.E.)
カテゴリー:動画マーケター

 宮坂拓海さんは、現在27歳の若手経営者だ。しかし、その経歴は決して平坦なものではなかった。高校1年で父親を亡くし、シングル家庭で育った経験から福祉の道を志し、介護士として働いた後、映像の力で福祉業界のネガティブなイメージを変えたいという想いから起業した。「人の想いと社会を繋ぐ架け橋になる」それが彼の理念だ。

 今回は、ビデオコンテスト2025で見事2位(受賞動画はこちら)に輝いた宮坂さんへ、仕事、BNI、人生の情熱について伺った。

想いがなければ、人には届かない。想いがあるからこそ、形にしようと動け出せる。

 宮坂さんの事業は、介護士としての現場経験から生まれた強い使命感に根ざしている。福祉学部で学んだ知識を実践に活かすため介護士として働く中で、業界全体の課題を痛感した。「介護業界のネガティブを変えたい」という想いが、映像制作への転換点となった。

 当初は先輩の映像会社に参加していたが、やがて福祉に特化した事業展開の可能性を見出した。「情報発信が行き届いていないマイノリティ業界を、世界とつなぐ」ことを目的に、現在の会社を設立。「人の想いと社会を繋ぐ架け橋になる」という経営理念を掲げている。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/05/20

大西 功貴さん
BNI Next Neo(大阪シティNorth)
カテゴリー:解体業

『BNIジャパンビデオコンテスト2025』には、今年も全国のメンバーから多くの応募が寄せられた。その中で、見事1位に輝いたのは、大阪で解体業を営む大西功貴さんだ(受賞動画はこちら)。BNIに加入した初年度から、年商6000万円台から一気に1億円超えを達成。現在も事業は右肩上がりで成長を続けている。

「BNIは、自分たち次第で、いくらでも可能性を広げられる」と語る大西さんの軌跡を紹介しよう。

「社長になる」と決めた中学生が、20代で夢を現実に

中学生の頃から「建築関係で社長になる」と決めていた大西さん。給与が高く、資格取得の機会も多いという理由で、20歳で解体業界に飛び込んだ。業界についての知識はほとんどなかったが、「決めたからには必ずやる」と固い決意を持っていたという。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/04/22

中里 迅志さん
BNI TOP(BNI 沖縄)
カテゴリー:みんなに愛され143年、飲まれ続けられた泡盛蔵

中里 陽子さん
BNI SR(BNI 東京港中央)
カテゴリー:泡盛に関わる沖縄物産の販売 

泡盛の伝道師、BNIナショナルカンファレンスのブースに出展

BNIジャパン最大のイベント、「BNIジャパン ナショナルカンファレンス」。2024年は4月に幕張メッセで開催されました。このイベントは、国内外で活躍している方の貴重な講演や、ビジネスに役立つ講演とパネルディスカッション、音楽ステージなど、コンテンツが盛りだくさんの祭典です。

そして、もう一つの目玉はブース出展エリア。日本全国のメンバーは、事前申し込みをするとこのエリアで、自社の商品やサービスをPRすることができます。今回、ブース出展したメンバーに当日の様子や成果などついて伺いました。

お話を伺ったのは、沖縄在住のメンバー、中里迅志(なかざと はやし)さん・陽子さんご夫妻。迅志さんは、創業明治15年の泡盛メーカーである神村酒造の社長、陽子さんも同社で働いています。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの

2025/04/08

塚本 隼也(つかもと じゅんや)
BNI TRINITY(東京N.E.)
カテゴリー:和太鼓奏者

BNIに入会してわずか1年ながら、活躍の場を大きく広げた塚本 隼也さん。その象徴的な出来事が、2024年の「BNIグローバル・コンベンション」における演奏経験だ。

世界各国のメンバーが集うこのイベントで、日本代表として「ゴッドタレント」に選ばれ、国内外のメンバーとのつながりを深めたことでビジネスの幅も大きく広がった。

そこで今回は、塚本さんがどのようにしてBNIを通じて成長し、チャンスを掴んできたのか、その軌跡を伺った。

和文化を広げたい ― しかし、伝統芸能の壁は厚かった

塚本さんは、和太鼓演奏を通じて「明日から頑張ろう」という前向きな気持ちや活力を伝えることを使命としている。「一種のサービス業かもしれません」と語るように、観客との対話を大切にし、演奏の場を特別な時間にすることを意識している。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

 

文=名城政也

2025/04/01

山口 トオル(やまぐち とおる)
BNI ライトニング(名古屋SE)
カテゴリー:絵本で社会貢献するグラフィックデザイナー

山口トオルさん(以下、山口さん)は、2024年8月に開催された「BNIコネクトプロフィールコンテスト2024」で最優秀プロフィール賞に選ばれたメンバーである。プロフィールの内容が魅力的であることはもちろんだが、活動や人柄そのものに強い魅力を感じた。

今回は、山口さんのBNIとの向き合い方やビジネスへの想いを紹介する。彼のストーリーは、事業の価値を見直す機会にもなるだろう。

絵本を通じてヘアドネーションを広める

「絵本で社会貢献するグラフィックデザイナー」と聞いて、具体的な事業内容をすぐにイメージできる人は多くはないだろう。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/03/11

小田原 益広(おだわら ますひろ)
BNI ホワイト(名古屋セントラル)
カテゴリー:洋菓子の製造販売

 小田原 益広さん(以下:小田原さん)はBNI歴10年のベテランメンバーである。そんな小田原さんは、BNIコネクトプロフィールコンテストにて、クレディビリティ賞を受賞した。この賞は、BNIメンバーが自身のプロフィールページを通じて、信頼性や実績をどれだけ効果的に伝えられているかを評価するものである。

 お話を伺ってみると、小さい頃から台所に立つのが好きで、小学生2年生のときにはすでにケーキを作っていたのだそうだ。そんなケーキ作り一筋の小田原さんが、なぜBNIに入会し、さらにはプロフィールにもこだわったのか?小田原さんの核となる想いについて、伝えていく。

この人たちには敵わない。けど、自分も挑戦したい!

 小田原さんにとって、BNIとの出会いは新鮮な驚きの連続だった。知人の紹介でBNIへビジター参加した際、朝から積極的に活動するビジネスパーソンたちの姿に圧倒されたのだという。「こんなに朝早くから活発に動いている人たちには敵わない」と感じたが、それは「自分も挑戦しよう!」という前向きな気持ちへと変化していった。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/02/25

石野田 翔平(いしのだ しょうへい)
名古屋セントラル
ディレクターコンサルタント

石野田翔平(以下:石野田さん)は、チャプター立ち上げやディレクターとしての経験を持ち、ビジネスグロースドライブ・キャンペーンでも多くのスポンサーとなるなど、BNIへの貢献が絶えない。

しかしながら、入会当初は異業種交流会に対して懐疑的だったという。では、そんな石野田さんが、なぜここまでBNIに尽力し続けるのか。その背景にある想いを伺った。

リファーラルマーケティングの成功を知っていた

石野田さんは当初、異業種交流会に対して苦手意識を持っていた。そんな中、親友の誘いを受けてBNIにビジターとして参加。当時は「付き合いで顔を出してみよう」程度の気持ちだったという。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=名城政也

2025/02/11

虎岩 雅明エグゼクティブディレクター
BNI 東京BC

2024年12月、東京にまた新しいリージョンが誕生しました。「BNI東京BC」。1年間の立ち上げ期間を経て、このリージョンのオーナーとなり、エグゼクティブディレクター(以下、ED)に就任したのは虎岩雅明(とらいわ まさあき)さん。

虎岩さんは学生時代に起業し、複数の事業を展開するかたわら、各々の好きを事業にする「好業家®(すきぎょうか)」の育成に力を入れてきました。そして、「世の中に新しい価値を生み出す『好業家®』」を輩出する仕組みとしてBNIが最適だと確信し、自らリージョンを立ち上げました。

そんな、「虎さん」の愛称で親しまれる虎岩EDに、お話を伺いました。

BNIの仕組みを活用して「好業家®」を増やす

この度はおめでとうございます! まずはリージョン立ち上げの原点である「好業家®」について教えてください。

ありがとうございます!

「好業家®」とは、自分の好きを仕事にするだけではなく、事業にできる人という感覚が言葉になっています。「好きなことを事業にする」を突き詰めると、今までマーケットがなかったところにマーケットを創造している、ということなんですよね。

続きを読むにはログインしてください。

新規読者登録はこちら

文=国場みの