人生に変化と挑戦を。 その生き方は、人の価値観すら変えていく。

2025/07/15

小町 剛廣さん
BNI 麒麟(東京中央東)
カテゴリー:写真家

 小町 剛廣さん(以下:小町さん)は、40年以上のキャリアを持つプロフェッショナルフォトグラファーだ。世界各国での人物撮影から、出版業界での活躍、そして現在は遺影撮影まで、幅広い分野で活動してきた。そんな小町さんが、還暦を迎えたタイミングで選んだ新たな挑戦の場が、BNIである。

 BNIでは積極的に新たなことに挑戦しており、その一つが「ビデオコンテスト2025」への応募だ(受賞動画はこちら)。今回は、人生の節目に環境を変える決断をした小町さんの「変化と挑戦」のストーリーを紐解いていきたい。

「らしさ」を残す。その人が輝く遺影。

 現在、小町さんが特に力を入れているのが、その人らしさを表現した遺影撮影だ。従来の堅い遺影写真ではなく、「グランドポートレート」という概念で、生きている今のかっこいい姿を残す提案をしている。

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 撮影のテーマは三つ。好きなことをやっている自分、大切な人からもらった大切な物を写真に取り入れること、そしてその人らしさを表現すること。これらを基に「『生きているうちに会いたかった…』をゼロにするプロジェクト」というコンセプトの生前葬を行っている。

この遺影撮影の延長にあるのが、従来から考えられている生前葬ではなく、超ポジティブ・近未来型の新しい形『生前奏(せいぜんそう)』だ。これは、故人を偲ぶための場ではなく、「生きている今を祝う」前向きなセレモニーとして提案している。現在はこの価値観に共感したメンバーとともに、BNI内でもパワーチームを立ち上げている。

環境を変えなければならない。BNIが最適解だった。

 小町さんとBNIとの関係は、10年以上も前から始まっていた。当時、知人からBNIに誘われたとき、入会を断った理由は非常にシンプルだ。

「朝が早いのが苦手」

 それが率直な感想だ。興味はあったものの、朝が苦手な小町さんにとって朝の時間帯は一つのネックとなった。小町さんは「夜や夕方の時間帯だったら、すぐに入会していたかもしれない」と振り返る。それからBNIへ入会することはなく、10年ほどの時が過ぎていく。

 転機は、コロナ禍によるオンライン化と、還暦という人生の節目が重なったこと。

「あと10年ほどで仕事は終わり。このままではつまらない」という想いが芽生えたと言う。そんな環境を変える必要性を感じていた矢先に、BNIの誘いを受けた。そこで「環境を変えるなら今だ」と、入会の決断に至った。

忙しさこそ求めていた変化。新たな成長も手に入れた。

 入会後の感想は「すごく忙しい」と言う小町さん。しかし、この忙しさは決してネガティブなものではない。この“忙しさ”こそが、まさに求めていた環境の変化だった。 特に1to1での新しい出会いに魅力を感じていた小町さんは、他チャプターとの交流も積極的に行っている。

 売上面でも確実な成果を実感しており、「きちんとリファーラルマーケティングを学び、ビジネスを研究していけば売上は伸びる」という確信を得ている。

 また、ビジネスでの新たな視点も手に入れられた。様々な業種のメンバーと接することで、「自分の業界の常識が他の世界では非常識」という発見があったのだと言う。この気づきは、新しいコラボレーションや市場の創出につながっている。「今まで写真業界の狭い世界にいたが、広く見えるようになった」と小町さんは語った。

ビデオコンテストで全国区へ

 入会からわずか1か月後、小町さんは思い切った挑戦に踏み出した。BNIジャパンのビデオコンテストへの応募だ。「BNIを頑張ってやっていこうという“今の想い”を残しておきたかった」「麒麟チャプターを全国区にしたい」という二つの目的を掲げ、10月には応募を宣言する。

 映像制作にあたっては、前年度の大賞受賞者との1to1を実現。「ポイントはBNIについてどれだけ語れるかで、映像の美しさではない」というアドバイスを受けながらも、写真家としてのこだわりは捨てず、同チャプター小説家カテゴリの野間美智子さんに脚本指導をしてもらいながらイメージ通りの作品を完成させる。

 その結果、見事にビデオコンテスト2025で受賞を果たした。ビデオは多くのBNI関係者に届き、「小町さんのことを紹介したい」「ぜひチームで一緒に動いてほしい」など、新たなつながりが生まれている。

人生の節目をスタートに。そして、何を残していくのか。

 小町さんの挑戦は、還暦という人生の節目から始まった。「最初は1年でやめるつもりだった」と打ち明けるが、それはBNIという環境が自身に合うのか不安だったからだ。だが実際には、想像をはるかに超える成果と出会いが待っていた。

 「写真家としてあと10年」という時間を意識している小町さん。その期間に「写真や撮影を通じて、人々にワクワク、感動、喜びを今よりもどう届けられるか」を考えて活動を続けている。

 これからのBNIでの活動、写真家としての活動。いずれも、小町さんの人生の一部として、大きなものになっていくだろう。そんな小町さんの探求心は止まらない。

そして、小町さんはこう語る。

「まだまだ多くの人の意見を聞いて刺激を受けたい。超ポジティブ・近未来型 『生前奏』が気になった方、是非気軽に声をかけてください。」

文=名城政也