堀 博貴さん
BNI LAPIS(東京N.E.)
カテゴリー:ミュージックコーディネーター
エンターテイメント、ミュージシャン、音楽家。音楽の持つ力を信じ、クライアントとともに感動と幸福を世界中に広げる未来を創り出す。音楽制作を通じて、社会に価値ある貢献を果たすことを目指している。
音楽を通した社会貢献を高らかに宣言し、ビジョン賞を受賞
2024年の「BNIコネクトプロフィールコンテスト」でビジョン賞を受賞したのは、愛知県在住の堀博貴(ほり ひろき)さんだ(堀博貴さんのプロフィールページはこちら)。堀さんのBNIコネクトプロフィールには、堀さんが音楽を世の中に提供する目的が真っ先に書かれている。
子どもの頃から音楽が好きで、どんな時でも音楽はそばに在った。心の底から愛している音楽。その音楽を「なぜ自分はするのか?」「なんのためにするのか?」。
息を吸うように音楽を奏で、創ってきた堀さんが、BNIとBNIの仲間と出会い、改めて自らに問い、見つけた答えが彼のビジョンである。そこにはどのような物語があるのか、紹介したい。
ドラムにのめり込んだ青年期
堀さんは中学3年生でエレキギターを始め、高校生でドラムに転向。理由は、バンドを組む際にドラムをする人がいなかったから。しかし、すぐにドラムの魅力に気づき、のめり込む。
当時から、プロミュージシャンになると決めていたのは、「音楽が大好き」が大前提だが、幼少期から集団行動に苦手意識を持ち、会社勤めは難しいと自己分析していたのも理由だった。
卒業後、東京の音楽学校に入学。同時に音楽事務所に所属。すぐに頭角を現しプロデビューを果たし、24歳までプロとして活動を続けた。しかし、周囲が繰り広げる数々のトラブルを目の当たりにして、心身ともに疲れきってしまい、郷里の愛知に戻ることに。「音楽は趣味でいい」、そう決めて別の仕事に就いた。

周囲に請われて音楽の世界に戻る
しかし運命は面白い。第一線から退いたとはいえ、実力のある堀さんの元に、依頼が途切れずに舞い込んでくるのだ。「ドラムでいい人が見つからない」「この収録に参加してほしい」「このイベントで演奏してほしい」……。
「自分がやりたい」よりも、「相手の役に立つなら」というスタンスで引き受けていくうちに、気がついたら本業が音楽になり、相手に貢献するというスタンスは堀さんのスタンダードになっていった。
月日は経ち、堀さんはアーティストに立体的で臨場感あふれる音場(ドルビーアトモス)を提供したいと考え、新サービスを立ち上げることを決意。地元の経営相談会に足を運び、中小企業診断士に相談をすると、アニメ『鬼滅の刃』挿入歌「竈門炭治郎のうた」の歌手・中川奈美さんを紹介してくれたのだ。そして、中川さんと、音楽や仕事に対する考え方など、意気投合。早速、ドルビーアトモスで楽曲をリリースする運びとなった。
以来、中川さんとは志や価値観を共有できるビジネスパートナーとして、多くの作品を世に出している。

「Givers Gain®」に共感、「楽しそう」でBNIへ
ある時、中川さんからBNIに声をかけられ、彼女が参加している会ならばと、ビジター参加をしてみた。すると、ワクワクする楽しい雰囲気が伝わってくる。そして、BNIのGivers Gain®にも共鳴共感する。また嬉しいことに、中川さんとの縁を紡いでくれた中小企業診断士の原田俊明さんもメンバーなのだ。
人生で集団行動は避けてきたが、ここなら飛び込んでみたいと思い、すぐに加入。堀さんの人生の中に、音楽業界以外の新しい世界が広がっていった。
BNIと出会い、社会に貢献する生き方にシフト
チャプターメンバーや、他のBNIメンバーと交流するうちに、堀さんの心に、ある想いが沸々と湧き上がってきた。
「自分もメンバーのように、事業を通じて社会貢献するビジョンを持ちたい。音楽の力で社会課題を解決する仕事がしたい。社会貢献する生き方をしたい」
今まで二十数年、音楽で人々に感動を届けてきた。「自分が演奏したい」から「相手に貢献する」に自然に変わり、その結果、仕事も軌道に乗っている。しかし、音楽を届けた「その先の世界」をどう創造するか、は描いていなかったかもしれない。そう思ったのだ。
この想いを中川さんや原田さん、ほかのメンバーに相談し、この想いに共感してくれたBNIを通じて出会った音楽系のメンバーとともに、中小企業に向けた新しいサービスを構築。いまや、社歌や企業PRの映像制作などをワンストップで受注し、魅力発信が苦手だったり、採用に苦労している企業の課題解決に力を注いでいる。
-300x298.png)
「みんなで良くしよう」という人たちとチームで未来を創る
最後に今後、目指す世界について伺った。
「私のビジョンで掲げていることですね! 世の中のため、社会の課題を音楽やエンタメの力で解決したいので、中期的には地域創生に関わるエンタメ事業に携わりたいです。短期目標では、社歌を使ったブランディングサービスを普及して、採用にお困りの企業の課題解決をしたいですね」
目標に向けて、集団行動が苦手な堀さんがチームを組んでいる。心境の変化は如何に?
「BNIをやっていて良かったなと思うのは、チームに対する考え方が変わったことです。BNIと出会って、『みんなで良くしていこう』と思っている人たちが周りにたくさん現れるようになってきました。それが心地良いなって思います。だから安心してチームを組めますし、一緒に何かを成し遂げていこうと思えるようになりました」
堀さんの新たな取り組みは始まったばかり。これからも、日本各地に心に響く音楽を届け、より良い社会を築く一翼を担っていくのだろう。

文=国場みの