佐用 雅央さん
BNI Liberta(東京MS)
カテゴリー:メタバースで教育環境構築
日立やアクセンチュアを卒業し、DX・人材育成を中心に事業を展開している。
特に今は、「すべての若手に新人育成を届ける」をテーマに、『日本1最低限な新人研修』というE-ラーニングシステムをメタバースで展開している。
コンタクトサークル※の極意、教えます
佐用雅央(さよう まさお)さんは、年中無休のプレイヤー社長向けに「働かないリーダー®️養成プロジェクト」という気になるネーミングのセミナーを提供し、脱プレイヤー社長になる方法を伝えている。
佐用さんは、BNI加入3か月で人材育成のコンタクトサークルをつくり、それから2年。サークルメンバー内では、業績アップに加え、新規ビジネスの創出、既存サービスのブラッシュアップ、など「売上とビジネスの成長」が活発に起きている。なおかつ、メンバー同士、強固なビジネスパートナーとして信頼関係を深め、チーム戦で市場開拓をしているのだ。
このように成果が上がるコンタクトサークルは、どのようにしてつくられていったのか、その極意を伺った。
※ コンタクトサークル:顧客を共有できる親和性のある業種の事業者でチームを作り、お互いに仕事を紹介しあい、ともにビジネスを成長させていくチームのこと。
コンタクトサークルの成長スピードも人材育成と同じ。焦りは禁物
そもそも佐用さんがBNIに加入したのは、「ここなら自分でチームを作ることができる」という可能性を感じたことが理由のひとつだった。自分の事業を成長・発展させるために、チームを作り、それを軸に事業展開していこうと考えていたのだ。だから、コンタクトサークルありき、の考え方ではなかった。
「自分の事業をこうしていきたい。その上で想いを共有できるチームを作って目標を達成していこう。チームメンバー全員が豊かになるためにも良好な関係を築いていこう。という考え方が大事だと思います。コンタクトサークルをどう使いこなそう、という考えが先だと、目的のない手段となってしまいます」と佐用さんは語る。
また、声をかける際は、活動趣旨や理念などをまとめた資料をもとに想いを伝えている。そのとき、「結果が出るには3年くらいはかかる」と伝えているが、3年には根拠がある。
「企業の人材育成、組織構築をお手伝いしていますが、組織が成長・成熟するには3年ほど時間を要するという肌感覚がありました。また、BNIのトレーニングで、成果を出すには2年くらいのスパンで考えた方が良いと知りましたし、焦ると大事なものを見失ってしまうとも思いました」
メンバーの商談にも同行し案件獲得。お互いが積極的に関わる
では、運営に関してどのようなことに留意しているのだろうか?
まずは、毎週の定例ミーティングについて伺った。
「アジェンダを大切にしています。毎回、決まったアジェンダがありますが、時間があるときは、BNIのトレーニングの内容をシェアしたり、全員で3C分析などの具体的な事業戦略のワークの実施やシェアなどをしたりもします。仲間の強みや市場分析を共有することは、紹介のしやすさにもつながります」
さらに月次で必ず、現在進行形の案件について、メンバー間で共有をしている。
「月の最終週は、それぞれの案件の進捗、各メンバーが実際に取り組んでいる仕事、コンタクトサークル内で生まれた仕事について、具体的にシェアします。概念的な話ではなく、具体的な現在の話を聞くことで、カテゴリー以外の業務内容や、今後、仲間が取り組みたい仕事がより理解できるので、お互い、仕事を出しやすくなります」
他には、なんとメンバーの商談に同行までするというのだ。
「商談に仲間が同行することで、お客様のお役に立てる幅がさらに広がります。ミーティングでは、『その内容だったら、誰々も同席するとさらに良い提案ができそうだね』みたいな話し合いをしています。実際に、総合的な解決策の提案ができ、同行したメンバーも受注したというケースがあります。私自身が携わらない案件でも、一緒に考えてアイデアを出しますし、実際に『その方針で提案してみよう』となれば、企画書や提案書作成のお手伝いをさせていただくこともあります」

成功の鍵は、価値観の共有と相手のために動くこと
最後に、コンタクトサークルを成功に導くための考え方について伺った。
「コンタクトサークルの中でビジネスが生まれることを一番に考えています。それが回り回って、自分のビジネスの成長につながると考えています。
自分の商談に仲間と一緒に行き、その結果、仲間が成約すると、自分が成約する以上に嬉しいんです。仲間に同席してもらうことで、商談の議論が活発化し、新しいアイデアが生まれれば、お客様にも喜んでいただけます。
これは戦略とかそういう話ではなく、仲間の仕事をつくるお手伝いがしたい、何か仲間と一緒に仕事をしたい、お客様により良い提案をしたい、という思いなんです」
「このように考えながらやってきた結果、『佐用が言っていることって、こういうことだよね』と、みんなが自然と理解してくれ、共通認識が生まれ、コンタクトサークルが軌道に乗ってきたのだと思います」
佐用さんたちのように、「コンタクトサークルのメンバーは自分の右腕」という感覚でお互い関わりあう、という共通認識が醸成されると、想像もつかない成果に結びつくのだろう。あなたがコンタクトサークルをつくるとき、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。
文=国場みの