ギバーズゲインをビジネスに適用する

2021/06/22

Givers Gain®は、ビジネスによる売上拡大だけでなく、ビジネスのあり方を考えるための最良の方法です。だからこそBNIはこの言葉をコアバリューとしています。世界各国を見渡せば、文化の違いで“Give = 与えること”の捉え方は変わります。ある土地ではネガティブに捉えることもあります。しかしビジネスにおいては、場所も文化も関係なくポジティブな力となるのです。

人に与える行為で重要なのは、与える人のモチベーションにあります。それを維持するため、「なぜ与えるのか」という理由を列記します。

・私たちが与えるのは、相手だけではなく自分も利益を得ることを知っているからです。

・私たちが与えるのは、自分が同じ立場になったとき、相手も自分と同じようにしてくれるのを知っているからです。

・私たちが与えるのは、以前与えてくれた人に恩返しをしたいからです。

・私たちが与えるのは、一緒に仕事をすれば、自分だけでするよりもより大きなビジネスになるからです。

・私たちが与えるのは、その行為自体が楽しいからです。

正しい行いをしたいというモチベーションこそが、与える行為の核となります。一度だけなら誰でもできることですが、何度も行なうことは、自分も含め、周りの人にも「何故与えるのか」ということを理解してもらう必要があります。だからこそ、上記の5つを自分の中に持っていることが大事なのです。

与えることで人生を変えた例をいくつかご紹介します。

アレンさんは、米国カリフォルニア州オレンジ郡で商業不動産を扱う仕事をしています。2009年から2010年にかけて、彼は自分の人脈を駆使してできる限り多くのビジネスパーソンと会い、ミーティングのスケジュールを立てていました。出会った人たちは彼が所属する地元のBNIグループだけでなく、オレンジ郡全体のメンバーでした。会う人が増えれば増えるほど、彼は地元のビジネスコミュニティの“ゲートキーパー(困ったことがあるとよく相談をされる人)”になっていったのです。彼は人脈を作り、紹介という“贈り物”をすることで、地域経済に大量のビジネスを生み出していたのです。このような活動が、不動産業界にとって最悪の時期にあった彼のビジネスにどのような影響を与えたかを尋ねると、彼は次のように答えました。「私の26年間のビジネスキャリアの中で、素晴らしい、最高の1年でした」。

デイビッドは印刷会社を経営しています。彼は素晴らしいサービスと価値を提供し、注文通りに納品してくれます。彼の仕事場のすぐ近くには、地域最大のホテルがあり、彼もホテルから仕事の注文も受けていました。ホテルの支配人は納期の短かった仕事をしてくれたお礼にと、彼を食事に誘います。しかし彼はその申し出を丁重に断り、その代わりにある人の電話に出てほしいと頼みました。そのある人とは、デザイナー兼プロジェクトマネージャーのスザンヌです。彼女はデイビッドにビジネス上で助けてほしいと話していたのです。ですから彼は支配人を紹介しようと考えたのです。

結果、彼女は大きなプロジェクトを引き受けることとなり、デイビッドはそこでの印刷を担当することになりました。地元の業者もこのプロジェクトに多く関わることになり、その人たちはデイビッドに感謝し、デイビッドの仕事ぶりを周囲にすすんで伝えています。彼はGivers Gain®の理念に従って私欲なく謙虚に行動したことで、彼や彼の周りの人に利益をもたらし続けているのです。

与える行為は人生を変えてくれます。規模の大小関わらず、ビジネスにおいて威力を発揮します。ビジネスコミュニティにおいてインパクトの強い“与える行為”は以下の通りです。

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