2026年4月28日、29日の2日間、東京ビッグサイトで「BNIジャパン ナショナルカンファレンス2026」が開催されました。

BNIジャパンにとって、日本上陸20周年という節目の年。会場には全国から経営者・事業者が集まり、参加者は過去最大となる2,680名。台湾、香港、韓国をはじめ、アジア、欧米など海外14カ国からも258名が参加しました。

BNIは現在、世界70以上の国と地域で展開する世界最大級のビジネス・リファーラル組織です。日本でも12,000名を超えるメンバーが活動しています。
20周年のナショナルカンファレンスには、株式会社オンデーズ取締役会長の田中修治氏、作家の本田健氏、株式会社ハイパフォーマンス代表取締役の名郷根修氏らが登壇。

BNI Globalからのメッセージや国内外のメンバーとの交流、全国の実践事例、承認・表彰など、多彩なプログラムが2日間にわたり展開されました。
学び、出会い、承認、そして次の挑戦へ。
2026年のグローバルテーマ「Accelerate」のもと、ビジネスや人とのつながりをさらに加速させる2日間が始まりました。

「20周年」と「感謝」を描いた、華やかな幕開け
Day1の幕開けを飾ったのは、BNI PASSIONE所属・安井ちあきさんによる書道パフォーマンス。

華やかな和装姿で舞台に立ち、大きなキャンバスに力強く筆を走らせると、「BNI JAPAN」「Givers Gain®」「20周年」「感謝」の文字が次々と描き出されていきました。
作品が完成すると、会場からは大きな拍手が送られました。

続いて、BNI Global CEOのメアリー・ケネディ・トンプソン氏から、20周年を迎えたBNIジャパンへビデオメッセージが届けられました。

世界へ広がるBNIのネットワークの中で、日本が20年という節目を迎えたことを実感する幕開けとなりました。
人とのつながりが、未来を変える
BNIジャパン ナショナルディレクターの大野真徳は、BNIを日本へ紹介するまでの歩みを振り返りました。
その道のりは、決して最初から約束されていたものではありませんでした。
一度はBNIを日本へ展開する話そのものがなくなりかけた中で、大野を支えた一人が、イギリスで大野がBNIに参加した際、新しいチャプターの立ち上げを担当していたディレクター、ローレンスさんです。
日本展開の話が途絶えたことを知ったローレンスさんは、「何とかしよう」と周囲へ働きかけました。そこからエリアディレクター、当時のBNI UK & Irelandのナショナルディレクター夫妻へと人のつながりが広がり、再びBNI創立者アイヴァン・マイズナー博士へと話がつながったことで、日本でのBNI展開が実現しました。

20周年を迎えた今回、ローレンスさんもイギリスから来日。
大野は会場に向けて、「皆さんにとってのローレンスさんは誰ですか」と問いかけました。
自分一人ではたどり着けなかった場所へ、誰かとの出会いが連れていってくれることがある。
BNIジャパンの20年そのものが、人とのつながりが生み出す可能性を象徴するストーリーでもあります。
経営の常識を問い直す──田中修治氏
Day1のゲストスピーカーとして登壇したのは、株式会社オンデーズ取締役会長の田中修治氏。

29歳で多額の負債を抱えていたOWNDAYSを買収し、その再建と成長を率いてきた田中氏が、会場に集まった経営者・起業家に向けて語ったのは、経営における挑戦と成長についてでした。
自身の経営経験をもとに、データから事業の現状を捉えること、大きな目標を設定すること、そして経営者として意思決定を重ねていくことの重要性を紹介。
単なる成功談ではなく、実際の経営の現場で何を見て、どのように判断してきたのか。
事業のさらなる成長を目指す経営者にとって、自社の経営を別の視点から見つめ直す時間となりました。
全国のリーダーから学ぶ、ビジネスと成長
ナショナルカンファレンスでは、ゲストスピーカーだけでなく、全国でBNIを率いるリーダーやメンバーも登壇します。
Day1の「エデュケーションモーメント」では、木下馨エグゼクティブディレクター(以下、ED)、大竹通孝ED、吉田まり子EDが、自身の経験をもとに「継続」「人との関係性」「あり方」といったテーマから、ビジネスと自身の成長について語りました。

木下EDからは、近道や特別な方法に頼るのではなく、当たり前のことを積み重ね、継続すること。人との関係を育み、信頼をつないでいくこと。そして、自らがどのような視点で行動するか。
大竹EDからは、「今の私はこれまで出会ったすべて。そして未来の私はこれから出会うすべて」というメッセージも届けられました。

吉田EDは、「成功するメンバーの方程式」として、やり方だけではなく自らの「あり方」、人との関係性、そして継続することの大切さを伝えました。

経営、リーダーシップ、人間関係、自己成長。
ナショナルカンファレンスでは、さまざまな角度から、経営者やビジネスパーソンが自分自身と事業の未来を考える機会が提供されています。
全国のリアルな実践を共有
「チャプターベストプラクティスシェア」では、BNI 宗麟、BNI おもいやり、BNI VOYAGEが登壇。それぞれのチャプターが成長の過程で大切にしてきた考え方や実践を共有しました。
高い目標を掲げること。
信頼関係を意図的に育てていくこと。
学びや挑戦を、一部の人だけではなくチーム全体の文化にすること。
地域も規模も歴史も異なるからこそ、そのアプローチはさまざまです。
全国各地で実際に成果を生み出している経営者たちの経験から、「自分たちならどうするか」を考えられるのも、ナショナルカンファレンスならではの学びです。

仲間の成果を称え、「次は自分たちも」と思える場所
会場では、2025年度に新たに発足したチャプターや、継続的な成長を遂げたチャプターへの承認も行われました。
大勢のリーダーやメンバーがステージに並び、その成果を全国の仲間が大きな拍手で称えます。

誰かの成功を称えるだけではありません。
「あのステージに、次は自分たちも立ちたい」
目の前で仲間の成果を見ることが、次の目標へとつながっていきます。

また、長年BNIで活動を続けてきたメンバーへの永年表彰も行われました。
10年、15年という節目を迎えたメンバーに加え、BNIジャパンの歩みとともに19年、20年目を迎えたメンバーもステージへ。長年にわたり活動を続けてきたその歩みに、会場から大きな拍手が送られました。
20周年という節目に、BNIジャパンの歴史を支えてきたメンバーへの感謝をあらためて伝える時間となりました。

1to1、ビジター招待、リファーラルなど、日々の活動を通じて大きな成果を上げたメンバーへの個人表彰も行われました。
さまざまな形の行動や成果がステージ上で紹介され、会場全体でその功績を称えました。

ビジネスの力を、社会と次世代へ
BNI財団ジャパンからは、助成金やキャリア教育、Future Leaders Programなど、子どもたちの未来を支える活動が紹介されました。

設立から10年間で51件、13,221,057円の助成を実施しています。
メンバーがビジネスを通じて培ってきた知識、経験、人とのつながりを、次の世代や社会へ還元する。
ビジネスコミュニティとしての活動が社会へ広がっていることを感じる時間となりました。

セッションの外にも、新たなビジネスの可能性が
会場には80社以上の企業・団体が出展。ブースエリアやランチタイムなどでは、参加者同士の活発な交流が行われました。

さらに、カンファレンス前夜には海外参加者を迎える「International Welcome Evening」、Day1終了後には「Networking Reception」も開催。ステージ上の学びだけではなく、さまざまな場面で新しい出会いが生まれます。
全国、そして世界から集まった経営者や事業者が、立場や地域を越えて直接言葉を交わす。
そこで始まった会話が、新しいビジネスや協業につながっていくかもしれません。

20周年の歩みを振り返りながら、新たな学びと出会いが次々に生まれたDay1。
Day2では、さらに「人生」「未来」「10倍の成長」へと視点を広げるセッションが展開されました。
【後編へ続く】
文・編集:BNIジャパン