作品と生き方でポジティブなエネルギーを届け続ける筆人

2024/03/05

小川 光喜さん
BNI MAX(名古屋北)
カテゴリー:筆人(書道家)

筆と墨と感性とご縁で生きる書道家、筆人(ふでんちゅ)。作品と生き方でポジティブなエネルギーを届け続けるという理念のもと、笑顔や喜びを広げる作品制作、活動を全国のみならず海外でも展開。 光山水という新しい書の表現を考案。今日もどこかで上機嫌に活動している。

生き様も伝わるコネクトプロフィール

「マイBNIストーリー」のインタビューでzoomに現れた男性は、インパクト大の長い顎髭でとても個性的。

しかし、瞳の奥は楽しげで、やんちゃな小学生の男の子みたいな印象だ。

これが筆人(ふでんちゅ)、小川光喜さんの第一印象だった。

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小川さんは、2023年に開催された「BNIコネクトプロフィールコンテスト2023」において、優秀プロフィール賞およびクレディビリティ賞を受賞した。

小川さんのBNIコネクトプロフィールには、書でしたためた活動理念、作品事例、プロモーション動画、NHKでオンエアされた動画などが掲載されている。

「小川光喜」という人物が浮き彫りになり、ページ全体がひとつの作品のように感じられるから面白い。

今回は、清水寺や日光東照宮、ユニクロなど様々な団体とコラボしている小川光喜さんをご紹介する。

デビューからいきなり長蛇の列

小川さんは2007年8月末に会社を辞め、翌月の9月から筆人として本格的に活動を始めているが、書との出会いは前職の居酒屋店長時代。

店長には新規のお客様に筆ペンでお礼状を書いて送るという業務があった。

素直な気持ちで“ありがとう”のメッセージを書いて送ると、たくさんの人から「元気が出た」「デスクに飾っている」などの声をいただき、お店のリピーターがどんどん増えていった。

自分の「書」で相手が元気になり、笑顔になることに喜びを感じてはいたものの、当時は筆一本で生きていくとは「ゼロ中のゼロ」ときっぱり言うくらい想定外だった。

転機となったのは、2007年9月に参加した岐阜県のとあるショッピングモールのイベントだ。

シルバーウィークの3連休中にショッピングモールに訪れた人を対象に、その場で書を書くというイベントを行い、開店から閉店まで小川さんの前に長蛇の列ができ、3日間で合計511名が殺到した。

書を手にした人たちは嬉しそうな表情を浮かべ、目の前で涙を流す人もいたという。

俺は仕事を授かったのではないか?

イベントを終えた帰り道、音楽も鳴らさない無音の車中で、

「絶対に調子に乗るな」

と念仏のように唱え続けた。

デビューした途端、この人気である。

かつ、三日間の収入は会社員時代の一月分の給与を遥かに上回ってもいる。

天狗になってはいけないと骨の髄まで刻み込みたかったのだ。

そして帰宅後、三日間を振り返った。

「なぜ、こんなに来てくれたんだろう? なんでみんな喜んで帰ってくれるんだろう? 振り返ると『これをやれ!』と言われている感じになってきたんです。また、僕の名前は『光喜』で本名ですが、これは『光喜』という人間がやっていそうな活動だなと思ったんです」

この先、ずっと続けるかはまだわからない。

しかし、周囲に求めていただけるのならやっていこう、と決めた。

それが、「あれよあれよと言う間に17年目(2023年12月取材当時)」となり、小川さん曰く「ラッキーが重なり」活動の幅が広がっていった。

筆人になって節目の年にBNIと出会う

2020年の夏、筆人として活動を始めて13年が過ぎた時にBNIが伝わった。

最初は加入する気がなかったものの、何かを始めるタイミングかもと思ったそうだ。

「中学生になった時くらいって、体も心も大きく変化するじゃないですか? もしかしたら【今までで1番自分が変化した時期】と言えるくらいに。だとすると、何かを始めて12、3年経つと大きく変化する時期が来るんじゃないでしょうか?」

また、小川さんの4つある座右の銘のうち、エジソンの言葉を小川さん流に超訳した「自分のできることをマジで全部やったら、自分自身がめちゃめちゃビックリする結果が出る」というものがある。

小川さんは無類の読書家で、多くの書物から感銘を受けた知識を自分の人生に取り入れ、独自の小川哲学を形成している。

こうした小川哲学のもと、「中学生が部活動に入部するような感覚で」BNI MAXにジョインし、4年目に突入した。

伝統に革新を掛け合わせるのが小川流

小川さんの目標はいろいろあるが、その一つが大河ドラマの題字だという。

「書を仕事にしている子どもの親にとって、大河ドラマの題字を我が子が書いたというのは、最高の親孝行になるだろうし、安心してくれるんじゃないかと思うんですね」

BNIでもやりたいことがあるそうだ。

「日本ですから、BNIジャパンのロゴは『書』で、僕でいいんじゃないですかね(笑)? 字を書けば書くほど『言霊』は本当にあると実感しています。冗談抜きで、BNIが一丁目一番地に掲げている『Givers Gain®︎』という理念を、伝統的な『書』と僕の革新性を掛け合わせて発信できたらと思っています。それと、ポッドキャストにもレギュラー出演したいです(笑)」

さて、少年のような大人、小川さんの今後の活動はどう広がるのだろうか。実に楽しみである。

文=国場みの