早川 真さん
BNI アロバトロス
BNI 神戸東
カテゴリー:動画撮影・映像制作
テレビ番組・CM・映像制作38年。(有)ハイブリッド代表取締役。プロデューサー・作家。テレビ番組では、第47回ギャラクシー賞報道活動部門奨励賞受賞。一部上場企業のPR映像から中小企業のWEB動画まで、幅広いジャンルの映像制作を手掛ける。
2022年10月、BNIアルバトロスの第20期が始まった。この期はチャプター10周年を迎える節目でもある。第20期プレジデントの早川真さんは、メンバー全員が「BNIベーシックトレーニング」受講という【オールグラデュエイト達成】を掲げ、見事達成。そして、チャプター史上最高のサンキュー金額を達成した。この快挙の軌跡を伺った。
「人材教育=売上アップ」の原理をチャプター運営に導入
BNIは「生涯学習」を7つのコアバリューに入れているくらい、「学び」を尊ぶ文化があるが、「BNIベーシックトレーニング」までチャプターメンバー全員が受講することは大変珍しく、BNIアルバトロスは学びの意識が高いメンバーが揃っていると言える。早川さんはなぜ、この目標を立てたのか? 2つの理由があった。
「会社で例えますと、いわゆる教育をきちんと行うと、売上と粗利がアップすることが証明されています。これをBNIに置き換えますと、教育とはBNIのトレーニング受講となります。
なぜ、トレーニング受講がメンバーの売上アップにつながるかといえば、BNIの仕組みを正しく活用するやり方を学べるからです。
そして、10周年をお祝いするにあたり、BNIベーシックトレーニングのチャプターメンバー全員受講を達成して、それをモチベーションにしたかったというのがあります」
こう語る早川さんは、第19期、エデュケーションコーディネーターに任命されたことを機に、19期のリーダーシップチームと相談して、トレーニング受講が当たり前の文化を根付かせる計画を打ち立てたのだ。結果としては半年間で偉業を成し遂げた形だが、メンバーに対して意図と想いの共有、取り組みなどを含め19期、20期のリーダーシップチームとともに、1年間かけて文化を築いたといっても過言ではない。
「いいチャプター」から「強いチャプター」へ
個性豊かなメンバーが集うBNIアルバトロスでは、オープンな意見交換、お互いを尊重する文化が根付いている。アットホームで、メンバー同士が仲良く、チャプターを盛り上げていこうという文化も特長のようだ。加入する前から複数のメンバーと交流があった早川さんは、「時を重ねるごとに、いいチャプターに成長していくのを感じていました」と話す。
そして、2020年に加入、その2年後にプレジデントを拝命した際、「“いい”チャプターから“強い”チャプターにしよう」と決めたのだが、「強い」とは一体どのようなチャプターだろうか。
「会社で例えるなら、売上アップと離職率を下げることです。チャプターもビジネス集団ですから、会社に置き換えて考えるといいと思います」と話す早川さんは、今までの素晴らしい文化や絆を大切にしつつ、チャプター全体でステージアップに取り組んだのだ。
過去最高のサンキュー金額、更新率93%に
「BNIベーシックトレーニング」を受講するには、受講前に修了すべきトレーニングが5つある。一足飛びに受講できないのは、学習のステップを一段一段上がらなければ、トレーニング内容を受け取れないからだ。BNIのプログラムをフル活用してビジネスを成功に導くには必要なステップなのである。
第20期に「BNIベーシックトレーニング」を全員受講したBNIアルバトロスは、チャプター史上最高のサンキュー金額が生まれ、更新率がなんと93%という高い数値にもなった。早川さんに現在の想いと秘訣を尋ねた。
「今回、教育が売上アップにつながることが改めて証明されたと思います。こうした成果を出せたのも、プリコアメンバーをはじめ、メンバーが育んできたチャプター文化があればこそでした。そして、チャプターを支えてくださった丹羽ディレクターの尽力、第20期のバイスプレジデント、書記兼会計の叱咤激励のおかげです。丹羽さんやトレーニング担当、支えてくれた方々がいなければ達成できなかったのでは、とさえ思っています」
BNIで得た学びを事業に活かすチャプターに
2023年2月、無事10周年記念を終えたBNIアルバトロスの未来に何を想うのか、尋ねてみた。
「本当に嬉しいことに、新しく加入されたメンバーも素晴らしい方ばかりなので、この方々が次の10年を引っ張っていくと思います。この先、楽しみでしかないですね。実は私はチャプターで最年長でして、BNI以外でも次世代の育成に注力していることもあるので、そういう視点でチャプターを見るのですが…。
BNIの仕組みやトレーニングで得た学びには、会社の組織運営についてのヒントがたくさん隠れています。ですので、BNIのトレーニングを何度でも受講して、学びを実践しながら自社の組織作りをするといいと思っています。そういう共通認識が文化になるチャプターに成長するといいですね」
文=国場みの