「子どもを救う」を企業の収益事業に。BNIでの着実な歩み。

2023/01/10

G さん 
BNIくらわんかっ!
(大阪北東)
カテゴリー:トナカイ 

赤い鼻のトナカイのような見た目の彼は、大阪北東のくらわんかっ!チャプターで「トナカイ」というカテゴリーで活動している「G」さんだ。カテゴリーと名前から不思議な印象に包まれているGさんだが、その活動内容は、とても愛情に溢れているものである。

そんなGさんは、「BNIコネクトプロフィールコンテスト2022」のなかで、魅力的なプロフィールである「ビジョン賞」に選ばれた。今回は、プロフィールだけでは伝わりきらない、Gさんの具体的な活動や、その想いについて紹介していこう。

私はサンタを届けるトナカイになる

Gさんの活動内容を大きくまとめるならば「子どもを助ける」である。これこそが、Gさんの活動内容だ。この仕事について、Gさんは「トナカイ」だと語った。

この「トナカイ」というカテゴリー名には、Gさんならではのこだわりがある。それは「困っている子どものところに大人を連れていく」という役目だ。「子どもに夢を届けるのがサンタ(大人)であるなら、私は届ける人になるから、トナカイ」と、カテゴリー付けをしたのだ。

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BNIでは、一時「カテゴリー名で仕事内容が伝わらない」とされた時期もあったが、それでも自身の活動、トナカイであることへの想いが伝わり、現在は「トナカイ」として正式なカテゴリーで活動している。

きっかけは子どもへの感謝と恩

Gさんが、なぜ今の活動に行きついたのかを伺った。

きっかけは、18歳の頃にやっていた学童の先生だった。若さからなのか、子どもが自然と集まってくる様子に「子どもに必要とされている」と感じたのだそうだ。そこから、Gさんの子どもとの触れ合いはさらに深まっていく。

しかし、仲良くなると同時に見えてきたのは、子どもが抱える背景や課題だった。ある日、小学生の女の子に呼び出され、大きな悩みを打ち明けられたとき、Gさんは次のように思ったのだそうだ。

「何でこんな大きな悩みを先生達はケアしていないのか、そして僕はなんで一人で勝手に充実や幸せを感じてしまっていたんだろう」と。

このきっかけがあり、将来は子どもに恩返しできる仕事をしようと決めたのだという。

しかし「子どもの恩返しできる仕事」を見つけるのは、そう簡単ではない。ボランティアをやったりNPOの活動を見たりするものの、それではマネタイズができないのだ。そこでたどり着いたのが、「社会事業」である。

「貧困で苦しんでいる人をどう助けるか、自殺したい子どもにどう前を向いてもらうか」この根本の子どもを救いたい気持ちが、Gさんの活動の軸なのだ。

社会事業とBNIの活動

ビジネスのイメージとして、社会事業とBNIの活動は離れているように見える。しかし、Gさんは、Gさんならではの方法でBNIを活用し、メリットを感じている。

一つは、大人が子どもを気に掛ける世界にするために、BNIという組織が達成しやすいという点だ。Gさんの掲げるミッションに「大人が子どもを支える社会を当たり前にしたい」といった内容がある。また、BNIというコミュニティ、ネットワークがあることで、自殺したい子どもが近くにいたときに、とにかく自分の前に一度でも連れてきてもらえるチャンスがあるのだと語った。

また、子どもが「こういう仕事を経験したい」「こういう風になりたい」と言った際に、BNIのネットワークがあれば「その職業のなりかたを教えてくれる人がいるよ」と子どもに教えられ、職業体験さえもさせてあげることができる。これもまた、BNIならではのメリットである。

そんなGさんの今後の目標は、BNIのメンバーに社会事業を1社ひとつ取り組むようになり、子ども達を守っていける事業を全国に増やすことだ。

さらに、社会事業をリージョンの通常のワークショップに導入したいとも語った。

Givers Gain®を理念としているBNIメンバーに、この想いに共感しない人がいるだろうか。ぜひ、Gさんの子どもへの想いを多くの人に知ってもらい、「ビジネスの拡大」ではなく「社会を救う企業の拡大」に繋げていってほしい。

文=名城政也