中小企業のためのテレビ活用法

2022/04/12

 

2022年3月17日「ビジネスブースタープログラム」において、千葉テレビ放送株式会社のプロデューサーである『大林健太郎」さんのテレビの活用法について語られた。大きなテーマは「テレビの活用法」についてではあるものの、考え方としては経営に重要な「ブランディング」や「マーケティング」だ。

ブランディングやマーケティングの観点から「取材される企業はどのような要素が必要なのか」を考え、自社の戦略に活かしてほしい。

 

【大林健太郎さんプロフィール】

26歳の頃に番組のAD・ディレクター経験がないにも関わらず『おしゃれ美容バラエティPOPn’TV』を立ち上げる。企業のニーズを直接番組に反映させる独自の番組モデルを構築し、28歳になる頃には、中小企業のみの新規扱い売上で1億円超えを達成。

その後、お笑い芸人ナイツ初の冠番組『ナイツのHIT商品会議室』や、サンドウィッチマン司会の『サンドウィッチマンTHEPRICESHOW』などをリリース。全国各地で毎年50本以上のマーケティング公園も実施している。

ブランディングの第一歩

大林健太郎さんは、ブランディングを「イメージを崩すこと」と語った。大林健太郎さん自身「自分はプロデューサーらしくないと思っている」と語り、よく「ピンクのマフラー巻いていませんね」や「ピンクのカーディガン巻いていない」と言う。そんなときに大林健太郎さんは「私はピンクのマフラーを巻いていないプロデューサーです」と自己紹介しているのだ。このように、固定観念を崩し、相手に印象を残すことが大事なのだ。これらはつまり「相手からどう見られているか」を話すことである。そして、大林健太郎さんはBNIのウィークリープレゼンでも、同様であり「自分のことばかり話してしまう人が多いが、相手に対してどう思われているか、どう見えたいかを逆算して話さなければいけない」それが、ブランディングの第一歩だと語った。

メディアに取り上げられる事例とBNI

大林健太郎さんは「どうすればメディアに取り上げられるか?」を軸に、BNIの活用方法を語ってくれた。千葉テレビでは、過去に木更津のバームクーヘンのお店を取材したことがある。そのバームクーヘン屋をどのように見つけたかというと、20代前半のADがGoogleで検索して調べたのだそうだ。さらに、昨今では、Googleではなく、TwitterやInstagramから取材先を見つけることも多い。なぜならば、第三者評価が大きいからである。インターネット上の情報に対して、信用性が薄れてきた昨今では、第三者評価は最も信用できる要素なのだ。

さらに、SNSは小さい魅力が価値になりやすいのも魅力であると語る。

たとえば「千葉に美味しいお店がありますよという紹介で、大手チェーンを紹介するわけにはいかない」「お洒落で美味しいお店で女子会をやりたいという人に、チェーンのカフェを紹介するわけにはいかない」

では、どういったお店が良いのか。

路地裏にあるお店の方が、価値があるように見えるのだ。SNSでは、こういった小さな魅力が大きな価値に繋がっていく。

「誰が何を見つける仕組み」はすべて同じ

先述した木更津のバームクーヘンのお店を見つけた話に戻すと、バームクーヘンのお店は、過去に取材されていた経験があった。この、過去に取材された経歴を、業界では「メディア履歴」と言う。この「メディア履歴」というのは、大手のテレビ局ではなく、WEB上の取材や地方のフリーぺーパーでも「履歴」として認識されるものだ。

このような情報から番組スタッフは「こんなに過去に取り上げられているなら、話題かもしれない」という心理が働くのである。つまり「お客様の声が良いから導入しよう」というような形と同じであり、これを「帰納法の説得」と言う。「これだけ取り上げられているなら話題であるだろう」という仮説のもとに、人は行動変容を決めている。

そして、ここで大事になるのがBNIでも言う「絞り込み」だ。「自分の会社と言えば何か?」を絞り込まなければ、メディアは自社を見つけてくれない。これは、メディアのくくりではなく「ターゲットに対して何を言うか」でもある。さらに、ターゲットというのは、BNIで言えばメンバーだ。大林健太郎さんとしては「テレビの取材を受けたいという企業はいくつもあるが、テレビの前に、BNIのメンバーに何を言うか決めているか?一つに絞り込まれているか?」が価値に繋がると語った。とにかく具体的に絞って一つ言う癖をつけないと、メディアも見つけられない、すなわちBNIのメンバーにも伝わらないのだ。

BNIに隕石を投げ込む

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